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綿雪さんの読書ノート

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 1

いぶき亭 四季の食卓 大臣のこだわり手料理

著者 : 伊吹 文明

出版社:講談社

発売日:2008-01-22

評価 :

完了日 : 2008年07月23日

 装丁がすてきです。春夏秋冬がインデックスがわりに各ページに薄く筆字で入っているのが気に入りました。イラスト(市川興一)も味わい深いです。
 内容がまたびっくり。簡単で、まねてみたいおいしそうな料理ばかり。へたな料理本より、お値打ちありかも。
 政治家としての伊吹さんはどうだか知りませんが、この本のなかの伊吹さんは素晴らしいです。ほんとにおいしいもの(しかも安く)を作り楽しみ、幸せを感じさせてくれます。


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 4

はじめての文学宮部みゆき

著者 : 宮部 みゆき

出版社:文藝春秋

発売日:2007-03

評価 :

完了日 : 2008年07月11日

 このシリーズ初めて手に取りました。ヤングアダルトにまず読ませたいと思う作品を作者が選んでいるわけですから、はずれはないはずです。
 宮部作品の中でもいい感じのが選ばれている。もっと読みたくなる。上出来です。


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 64

ミーナの行進

著者 : 小川 洋子

出版社:中央公論新社

発売日:2006-04-22

評価 :

完了日 : 2008年07月11日

 もしかして、小川洋子さんの小説は初めてかしら?なんだ(私の好きでない)お金持ちの話か…と思いながら読んでいくうちに朋子の語る世界にすっかりひたっていた。なんだかとても懐かしい感じのするお話。まるで絵本みたいに、(あるいは新聞連載時(を知らないが)の挿絵をそのまま使ったのか…いつも新聞連載小説の挿絵がそのまま単行本に載ればいいのにと思うことが多い。最近思ったのは朝日夕刊に連載の『悪人』の挿絵(束芋))素敵な挿絵(寺田順三)がまた、この本をいとおしいと思えるものにしている。
 マッチ箱のお話は、よくできていて(ちょっとこわい)、それこそ絵本にしたい。
 お猿のサブロウの話は、『塩狩峠』?
 それから、米田さんが気になった。米田さんのようなひとが、家族というか家庭を守ることをしてるのだよねえと。煙草とお酒と誤植探しの伯母さんになるのはたやすいが、米田さんにはなかなかなれない。
 ごく普通の長さで重さもないのに、この本の中にはものすごくたくさんのエピソードがぎっしりつまっている。そのどれもが、省きたくない省くことはできないものたちなのだ。
 わりと気に入りました。他のも読んで見ます。


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 28

悶絶スパイラル

著者 : 三浦 しをん

出版社:太田出版

発売日:2007-12

評価 :

完了日 : 2008年07月09日

 大好きです。しをんちゃん(ちゃん、なんてごめんなさい。でも家では、そう呼んでます)はエッセイがぜったいおもしろい。
 いいな~、こんな暮らししたいよ~~と思いながら読みました。
 スピッ○の歌詞について私と全く同じ感じを持っているのを知って(というか、言葉にしてもらって。これぞ作家の仕事!)感激しました。


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1.かじくみぽん (2008/07/11)
本当三浦しをんさんのエッセイは面白いですね。私は、三浦さんの友人関係の中では、『ジャイ子』がすきなんです。そんなあだ名なのに、美しくて、でも変な女性、ジャイ子!
会ってみたいです…
2.綿雪 (2008/07/24)
しをんちゃん(ちゃん、なんてごめ…以下略)はおともだちも面白い。というか、表現がおもしろいということですよね。わたしも『ジャイ子』好きです!かじくみぽんさんの“そんなあだ名なのに、美しくて、でも変な女性、ジャイ子!”という表現好きです!
 

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 20

東京島

著者 : 桐野 夏生

出版社:新潮社

発売日:2008-05

評価 :

完了日 : 2008年07月09日

 どういうところに辿り着くのか知りたくて一気に読んでしまった。う~ん…あまりすっきりしない終わり方。
 最後まで、私の中で、ワタナベの人物像がどうもうまく結べず消化不良感。
 清子の言葉遣いがすごくいやで、辛かった。リアルといえばリアルだけれど。


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1.よむぞう (2008/07/09)
こんにちは^^ よむぞうといいます。
う~ん☆二つですか。私も読もうと思って、手元にあるのですが・・・
2.綿雪 (2008/07/10)
 こんにちは^^  
☆のつけ方は難しいです。一気に読んでしまったということはおもしろかった、とも言えますね。“好み”点が低かったの…かな。
 

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 11

わたくし率イン歯ー、または世界

著者 : 川上 未映子

出版社:講談社

発売日:2007-07

評価 :

完了日 : 2008年05月19日

 これは、なんていうの、文体、というか、文体。ひとの気持ちをなんやかたちにとじ込めたまま、わたし、わたしは、こうですとかいうておしつけて、あれ、まるで町田康を読んだ時みたいなまた、すごく胸がくるしくてくるしくてもう。
まっすぐでろんとした舌の上に落ちてしまってわたしはここのところこういう言葉でしゃべってしまいます。なんやしらんけど『乳と卵』を読まないけないでしょうなんやしらんけど、ていうか読みます。


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 22

犬身

著者 : 松浦 理英子

出版社:朝日新聞社

発売日:2007-10-05

評価 :

完了日 : 2008年04月28日

 「種同一性障害」の感覚はわかるなあ。でも他になりたい種があるわけじゃないから、私はただの「人間社会になじめない人」。
 だけど、これを読んで、まー私は人間としてやって行くしかないかなーと思った。
 犬になってもいろいろ辛いことがあるのは同じだからね。
 犬が好きな人には、犬づくしの前半はおすすめ。後半は、フサの愛らしさ以外は辛いだけかも。
 


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 3

キュア cure

著者 : 田口ランディ

出版社:朝日新聞社

発売日:2008-01-11

評価 :

完了日 : 2008年04月28日

 おもしろかった。
 現代医療に対する鋭い指摘があり、うすうす感じていたけれど、言葉に出来なかったことを言葉にしてくれた。まさに小説家の仕事です。
 スピリチュアルなことはどうも謎だけれど、興味は持ってきた。このところ遠ざかって、脳に関する本ばかり読んでいたけれど、この本に刺激受けて、またそっち方面の本読みたくなった。実は、境界はあまりないと思いますけどね。


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 100

ゴールデンスランバー

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:新潮社

発売日:2007-11-29

評価 :

完了日 : 2008年04月28日

 伊坂ワールドに引き込まれて、読後何日間か出てこれなかった。泣かされもした。傾向としては、『ラッシュライフ』っぽいかな。
 今までもマスコミってかなり信用できないと思っていたけれど、小説とはいえ、この世は何を信じていいのやらわからないというのを益々確信させられた。ここでは信じられるもの(人)があってよかったけど。
 全体に伏線というか仕掛けというかいっぱいで、まさしくエンタテイメント!
 後、何故かな、マンガの『20世紀少年』が頭に浮かんできた。
 印象に残った言葉。
 森田森吾の言葉「人間の最大の武器」は「習慣と信頼」。
 ストーリーと関係ないけど、「店員がお年寄りなのは悪くないけど、客の顔見ようともしないし・・・」と言って「この店はあまり良くない」と判断するところ。
 自分もカウンターに立つことがあり、感じよくやってるつもりが、〝顔を見る〟ということをしていなかった、と気づいて、私って感じ悪かったのかな?と反省させられた。今度から、お客様の顔を見るよう努力しよう。
 あと、第三部の〝一介のノンフィクションライター〟は誰だと思います?


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 7

米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F) (集英社新書 406F)

著者 : 米原 万里

出版社:集英社

発売日:2007-08-17

評価 :

完了日 : 2008年04月14日

 著者の晩年のころの4つの講演が載っている。
すごく内容が濃い。
 単行本にすればよかったのに。ちょっと手触りの良い美しい本に。
でも、新書で、いっぱいの人に読んで貰う方がいいのかな・・・とも。
 いちいち感心するこの人の知性。
 ほんとうに早く逝きすぎた。悲しい。


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 4

蝶のゆくえ

著者 : 橋本 治

出版社:集英社

発売日:2004-11

評価 :

完了日 : 2008年04月14日

 暗くつらいテーマが多く、読み始めたことを後悔した。が、後悔しながらやっぱり読んでしまった。
 何か救いがあるのではないかと思いながら。
 人は社会の中で、ある文化の中で、誰かと関係しながら生きていかなければならない。
 どう生きたら楽か、という本がたくさん出ている。
 でもいっこうに楽にはならないし、社会や文化から逃れることは難しい。
 坂口安吾『堕落論』(角川文庫)の解説で磯田光一氏が安吾の「文学のふるさと」から引いている文章に出会った。
  ーそれならば、生存の孤独とか、我々のふるさとというものは、このようにむごたらしく、救いのないものでありましょうか。私は、いかにも、そのように、むごたらしく、救いのないものだと思います。この暗黒の孤独は、どうしても救いがない。(中略)そうして、最後に、むごたらしいこと、救いがないということ、それだけが、唯一の救いなのであります。-
 詭弁のように思える。
 私は迷うばかり。


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 4

王様は裸だと言った子供はその後どうなったか (集英社新書 405B) (集英社新書 405B)

著者 : 森 達也

出版社:集英社

発売日:2007-08-17

評価 :

完了日 : 2008年04月14日

 著者は「タブーに対して鈍感なだけ」と謙遜する、「タブーに挑戦する男」である。
 もっともっと読まれて欲しい。
 「ねこのすず」のようにならないために。(最近ではドキュメンタリー映画の上映中止の件など、この話は決して大袈裟ではないと思った)
 「美女と野獣」は面白かった。
 ヒロインはあくまで、野獣を愛したわけだから、王子様に変身したひとを同じように愛せるかって問題はあるなあ。実際ありそう、と思った。
 そして、各話の扉にしかないけれど、宇野亜喜良氏のイラストが、すごくすごくすてきです。
 


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 3

短歌の友人

著者 : 穂村 弘

出版社:河出書房新社

発売日:2007-12

評価 :

完了日 : 2008年03月28日

 実におもしろかった。
 まず、今の短歌の、それも面白いものがたくさん味わえてしあわせ。同じものが何回も出てくるけど。
 それから、「歌というのは基本的にひとつのものがかたちを変えているだけ」とスッキリと説明。
 短歌っていうのは思いが「圧縮」されたもので、それを味わうには「解凍」作業が必要という。
 私もスピッツの草野マサムネさんの詞を味わう時、ちょっと似た作業をしてるなァと感じて、短歌ががぜん面白くなった。
 だけど、短歌に限らず、絵でも音楽でも言葉でも、受け手は必ず「解凍」作業をしているはずよね。ただ、ムズカシイ作業は万人にはできないってわけね。
 「はだかの〈私〉」で、石田比呂志の論文を読んだ時のショックの中に「恐怖や怒りや悲しみや混乱と共に」、「殆ど喜びに近いもの」を感じたというのが、つつしみ深く書いてあるけど、作品に対してここまで言わせるなんて、本当にすごいです、穂村さん!
 あと、気になったのは、漫画を読むとき、字が先か絵が先かって質問のところで、(ここで、そばにあった『よつばと!』を読んでみた)実際どっちでもないというか、わからないな。不思議。
 いつもの穂村さんのエッセイのつもりで、“笑いたいな”と思って読んだんですけど、笑うところはあまりなかった。でもなぜか、楽しい穂村さんの文章は! 


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 1

デュアル・ライフ (新潮文庫)

著者 : 夏樹 静子

出版社:新潮社

発売日:1998-02

評価 :

完了日 : 2008年03月08日

 見城徹氏が文庫の解説を書いているのが『編集者という病い』に載っていて、読んでみたいと思った(さすが編集者、宣伝上手)。
 おもしろかった。著者は女性なのに、まるで女心をわからない主人公を上手く書いている。
 それにしても、時津を許さないと思いつつ、付き合ってしまう史の気持ちが・・・わからない、と書いたが、私にも史みたいなところがあるな・・と思う。(ここにも“惚れた弱み”が出てきたなあ)
 人はやはりたったひとつの人生しか生きられないものなのだ。デュアルライフなどありえない。それだからこそ、人は、物語の世界を求めるのだとは、見城氏も言っている。
 印象に残ったせりふは、「たった一度の人生を生きているのはあなた一人じゃないのよ」という万智子の言葉。
 “誰とも替えられないたった一度きりの人生”ということを再認識させてくれた。


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 11

さぶ (新潮文庫)

著者 : 山本 周五郎

出版社:新潮社

発売日:1965-12

評価 :

完了日 : 2008年02月22日

 いつかは、と思いつつ手つかずにいた、初めての山本周五郎。
 出だしから引き込まれ、もう涙がにじんでしまう。文章がうまい。一気に読んだ。
 しかし、しかし、結末に納得がいかない。
【ミステリーじゃないけど、“犯人”を知りたくない人はこの先読まないでください】


 私は、さぶちゃんを疑っていた。そして、栄二のようにはおすえを決して許すことができない。
 栄二の気持ちが理解できず、『さぶ』を読んでいる男性にきいてみたら、「栄二にはおすえに惚れた弱みというものもあるのでは?」ということだった。
 そうかー。そうなのかー。まだ納得いかない。人間ができないと分からないのか。
 自分が、自分で思っているような「いい人」ではない(さぶちゃんを疑ったり、、)ことを思い出さされてしまい、また、こんなに強く高潔な人間には、とうてい到達できないという思いで、辛くなってしまった。
 この後「おもかげ」という短編を読んだ。
 7歳で母を亡くした主人公をりっぱな武士に育てあげる若い(そのとき18歳)叔母の話。
 これも感動したが、『さぶ』同様の読後感で、私には山本周五郎はまだ早いのではないかと思った。
 それにしても。
 『さぶ』の中では、おのぶちゃんが、すごくすてき。好き。でも、栄二は、あくまでおすえちゃんが好みなのよね・・・。
 恋っていうのは、ほんとにどうしようもなく、不思議なものだなあ。
 


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 6

編集者という病い

著者 : 見城 徹

出版社:太田出版

発売日:2007-02

評価 :

完了日 : 2008年02月22日

 同じ内容を何度もくり返す編集方法が面白い。彼の“業績”をすっかり覚えさせられた。
 自慢話にも聴こえるがイヤミはない。
 深沢七郎を読んだ時よりも救われた感があったかも。「私を助けてくれた本」の中に入ると思う。(そういえば、そういう読書ノートを作るのもいいな。)
 見城氏が容姿にコンプレックスを感じているところには共感した。
 自分が自分を嫌いでも大丈夫ということにも。(最近、自分を好きになれ、ばかり。)また、小さなことにくよくよするのには、いい面もあるという考え方。
 それと、「寂しい」も。でも、これは、私のとは違うみたい。(長沢節は、寂しいことは、生きていくうえで必須と言っていたな)
 男と女ってちがうなーと思うと共に同じだーとも思う。
 それから、肉体を作ることについて、肉体は、やればやるだけの結果が出るとかいうような話に、全く同じことを(表現も同じようだったと思う)いつか女優さんが話していたことがあり、見城氏と何か関係が?なんて思った。
 もうひとつ。書けないけど、その発想を知ったおかげで私、心を決められたって事がありました。(見城氏に感謝。)  

















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 2

冷蔵庫で食品を腐らす日本人 [朝日新書059] (朝日新書 59)

著者 : 魚柄 仁之助

出版社:朝日新聞社

発売日:2007-08-10

評価 :

完了日 : 2008年01月12日

 まさにこのお正月、冷蔵庫で食品を腐らせながらこの本を読んだ。
 『うおつか流台所リストラ術』以来、この方の本はずいぶん読んでいると思う。
 そのなかで、私の日常になっているのが、干物用の三段ネット(二代目)。料理(になるのか)では、「ボイルドレバー」「梅干(一発漬with清水ちなみ)」です。
 ここに、「打ち豆」も入りそうなのが、収穫です。
 年末年始、インフルエンザ(?)で何も食べられず3㎏やせた。冷蔵庫には食品がいっぱい。
 元気になったら、まず、冷蔵庫の大掃除をしようとかたく決心したのでした。


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 17

1950年のバックトス

著者 : 北村 薫

出版社:新潮社

発売日:2007-08

評価 :

完了日 : 2008年01月12日

 日常の中のささやかな謎。
 それを説明されるのは、悪くない。思わずにやりとしたりする。逆に、なぜか腹立たしくも感じたり。私だけが知っている“感じ”を、まだ謎解き中だったのに、先に説明されてしまった、というようなことなのだろうか?
 今回心に残ったのは、「ほたてステーキと鰻」(『ひとがた流し』の外伝?)の中の、駱駝と藁の話。
 ちょうど、『落語DE枝雀』(筑摩文庫)で「宿替え」を読んだところだったし、駱駝の話をずっと以前にしてくれた友人のことを思っていたところだった。それが一緒に来たから。
 


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 34

タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)

著者 : 近藤 史恵

出版社:東京創元社

発売日:2007-10

評価 :

完了日 : 2008年01月12日

 装丁がすてき。目次がフレンチのメニュー(と言わないかも)になっている。
 殺人事件の起こらない本格ミステリー。北村薫的世界が私は好きです。
 少ーしリアリティに欠ける気がするのは、私の無知のせいかな。おいしいものは好きだけど、この、“むしろビストロ”な“庶民的”な本格フレンチに、ついて行けない私。共感よりも見学の感じ。
 カスレの話では、・・・そのことが、恋人と別れる決心というか、引き金になるのかなー?少なくとも私はないなーと思ったのでした。
 文章は読み易かった。


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 21

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)

著者 : 福岡 伸一

出版社:講談社

発売日:2007-05-18

評価 :

完了日 : 2007年12月18日

 話がどんどん変わっていくのだけれど、それがおもしろくもあり。
 ウイルスというものの存在が知られていなかった時代の野口英世の研究から、見えないものを見ようとする生物学者の苦労を語り、DNA構造の発見者とされるのはワトソン・クリック+ウィルキンズだが、もうひとり、ロザリンド・フランクリンの研究がその発見に決定的な役目をしたと、熱く語る。そして、論文審査の方法や、一位争いの凄まじさの話。
 本題?(ここまでで半分きてる)の生き物とは何かという話。
 原子のふるまい。砂上の楼閣の話。“秩序は守られるためには絶え間なく壊さなければならない”
 それから、ジグゾーパズルのひとつのピースを決める方法の話。
 著者たちの研究、ノックアウトマウスの正常な細胞の話。
 生命と機械の違い・・・
 これが、何か、前野隆司さんの脳の話と、リンクすると、私の“生命観”が少ーしまとまるような気がするのだけれど・・・。


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