たなぞう

WEB本の雑誌

シスターさん > 読書ノート

シスターさんの読書ノート

2007年おすすめの本
-
<前のページ 1  次のページ>

 

みんなの感想を読む
 5

言い寄る

著者 : 田辺 聖子

出版社:講談社

発売日:2007-06-16

評価 :

完了日 : 2007年12月17日

唯一心から愛している男には、言い寄ることができない。
逆に、あまり愛していないけど気が合う男とは自然と「仲良し」。
その上、心の隙間に入り込んできた大人の男にも千々に乱され。

ハイミスの主人公の心境に、思い当たるフシがちらほら。
新しい男と「仲良し」になる時の昂揚、正直でものがなしい肉体への欲情、浮気相手の奥さんが感じが良くてほっとする、とか。的確すぎていたたまれないっす。
本当に好きな男を無邪気な計算高い女にかっさわれる空しさ、経験ないけどわかる!

30年前の作品なのに、色褪せた感じがしないのにも驚きました。
あまり風俗も描かれていないせいもあるし、何より、今も昔も恋心や駆け引きは変わらないのね。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 37

玻璃の天

著者 : 北村 薫

出版社:文藝春秋

発売日:2007-04

評価 :

完了日 : 2007年11月25日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 101

チーム・バチスタの栄光

著者 : 海堂 尊

出版社:宝島社

発売日:2006-01

評価 :

完了日 : 2007年11月08日

医療ミステリは初めて読んだのですが、おもしろかった!

こなれた文章と高いリーダビリティで、すごく読みやすかったです。

熾烈な医局内の駆け引き、機能しないリスクマネジメント委員会など、リアリティがあって読み応えがあった。

医療用語満載で謎解きは良く解らなかったけど、これからもトリックスターである白鳥の活躍が楽しみです。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 1

オウエンのために祈りを〈下〉 (新潮文庫)

著者 : ジョン アーヴィング

出版社:新潮社

発売日:2006-09

評価 :

完了日 : 2007年11月07日

中盤は単調に感じてしまったが、それは全て結末に至るまでの布石にすぎなかったのだと震えた。

寓話めいた雰囲気の中、飲んだくれで無茶な性格のへスターが異彩を放っていて、好き。
その後の彼女の気持ちを思うと、胸がはりさけそうだよ。

祈ることの意味を考えさせられる、貴重な小説。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 16

秘密の花園 (新潮文庫)

著者 : 三浦 しをん

出版社:新潮社

発売日:2007-02

評価 :

完了日 : 2007年11月05日

感想は登録されていません。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 92

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

著者 : 梨木 香歩

出版社:新潮社

発売日:2001-07

評価 :

完了日 : 2007年10月28日

おばあちゃんのもとで魔女の手ほどきを受ける中学生のまい。
ここでいう魔法とは、人生を十分に生きるための姿勢やコツのようなもの。
十分に死ぬためには十分に生きなければならない、というおばあちゃんの言葉は深く自分に刺さる。

あるがままを受け入れてくれるおばあちゃんと暮らすうちに、まいは多くのことを感じ取り、救われていく。
ラストを読んだ瞬間、目から洪水が溢れだした。
ひどく大切な、温かいものを手渡されたような気持ちになる。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 5

春になったら莓を摘みに

著者 : 梨木 香歩

出版社:新潮社

発売日:2002-02-25

評価 :

完了日 : 2007年09月21日

「理解はできないが受け容れる。そういうことを観念上のものだけにしない。」、がモットーのウエスト夫人に師事し、ともに生活した英国での日々が綴られたエッセイ。

「日常を深く生き抜く、ということはそもそもどこまで可能なのか」
「相反するベクトルを、互いの力を損なわないような形で一人の人間の中に内在させることは可能なのだろうか」

自分の中でモヤモヤしていたものをはっきりと言語化して提示してくれたようで気持ちよかった。

梨木さんの物語の背景にはこんな思索が積み重ねられていたのかと、小説よりも直裁的に語られている分、わかりやすかった。

英国や日本での様々な人との出会いと別れ。
機知に富み一筋縄ではいかないエピソードを読んでいると、梨木さんもまた、出会った人々のあるがままを受け容れていると感じられた。


この感想へのコメント


みんなの感想を読む
 1

オウエンのために祈りを〈上〉 (新潮文庫)

著者 : ジョン アーヴィング

出版社:新潮社

発売日:2006-09

評価 :

完了日 : 2007年07月30日

成長しない肉体と奇妙な声の持ち主・オウエン。
自らを神の道具と見なすオウエンについて、彼の親友である主人公が回想を交えて編んでいく物語。

キリスト教やヴェトナム戦争、政治への言及がふんだんに散りばめられており、正直上巻は少し読みにくかった。

「ブリキの太鼓」を連想させるオウエンのキャラがとにかく強烈。


この感想へのコメント

<前のページ 1  次のページ>

Copyright c 2006 WEB本の雑誌 All rights reserved.