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purinさんの読書ノート

最近の。ミステリ(外国・古典)
どのあたりまでが「古典」かな?
とりあえず、黄金時代と言われているヴァン・ダイン、クリスティ、カーあたりくらいまで、と大雑把に考えてください。
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 4

七人のおば (創元推理文庫)

著者 : 大村 美根子,パット・マガー

出版社:東京創元社

発売日:1986-08

評価 :

完了日 : 2008年03月22日

これはいい!
すべての登場人物が魅力的に描かれていて、ある程度昔の小説だとはとても思えない。斬新な技巧で知られる作者であるが、わたしの感じた斬新さは登場人物たちの会話である。
初出1947年というのを聞いて本当に驚く筆致。
まるで『フレンズ』の登場人物の会話を聞いているよう。
でも、やっぱパット・マガーは古典に入るんだろうなぁ・・・
とてもそういう読後感ではないけれど。
途中から私の頭の中では、サリーとピーターの会話はロスとレイチェルの声になったし、すべての妹たちを独りよがりな善人ぶりで地獄につき落とす長姉クララは、モニカのお母さんの声にしか思えなくなってきてしまった。
登場人物はいろんな意味でみんな常に必死なんだけれど、そのセリフが本当に早口でまくし立てられるように頭に叩き込まれてくる。
ラストもあっと驚く感じで、ミステリとしてもいいのだが、本当にこの会話、引き込まれ感は秀逸。
次に有名なのだと、『被害者を捜せ!』かなー?


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 2

怪盗紳士リュパン (創元推理文庫 107-1 アルセーヌ・リュパン・シリーズ)

著者 : モーリス・ルブラン

出版社:東京創元社

発売日:2000

評価 :

完了日 : 2008年02月20日

小さい頃、図書室にあったリュパンシリーズの版は、挿絵が怖かったので読まなかった。なので、よく考えてみたらリュパン初体験。リュパンって・・・ ルパンじゃないのね、フランス人なのね。
そしてリュパンには仲間がいたんだなぁ。脱獄助けてくれたりとか。完璧な単独犯だと思い込んでた。などなど、初めて読んでみたらへぇ~と思うことが多かった。
短編なので正直物足りないのと、一人称がルパンだったり、捕まえる側だったり、話によっていろいろだったので、ちょっと入り込みづらかった。
次は長編を読んでみて面白かったら、全集を読んでいこうかと思ってます。


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1.Tetchy (2008/02/20)
私も大人になって呼んだんですが、結構、訳も古くて読みにくいですよね。
今ハヤカワミステリ文庫で新訳で刊行されてますのでそちらに期待してます。
リュパンはルパンでいいと思いますよ。単なる訳者のこだわりでしょう。
2.purin (2008/02/21)
Tetchyさん、こんばんは☆
「今更なミステリを読む」というテーマで、有名どころを少しずつ齧って、気に入ったら全集を読む、という感じでお勉強中です。
創元好きなので、ルパンシリーズも迷わず創元で入っていきましたが、確かに翻訳嫌いの人を増やしていた古き良き時代の訳ですね、これは。
次作はハヤカワの方で試してみることにします!情報ありがとうございます♪
 

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 1

カナリヤ殺人事件 (創元推理文庫 103-2)

著者 : ヴァン・ダイン

出版社:東京創元社

発売日:1959-05

評価 :

完了日 : 2008年02月12日

元ブロードウェイのスター マーガレット・オデール、通称カナリヤの絞殺事件を解明するファイロ・ヴァンスシリーズ2作目。
一作目に引き続き、連続殺人事件ではなくカナリヤ絞殺だけを巡る物語になっており、やっぱりわたしにはこのタイプの方がおもしろい。
謎ときにはポーカーゲームが使われますが、このポーカーによる心的推理は有名なんだそうだ。
わたしにはもちろんあんまり意味がわからない。
まあ、犯人がばくち打ちタイプなので、絞られた容疑者のうち、誰が一番のばくち打ちかを確かめるために使われた小芝居というところでしょうか。
「物的証拠と心的証拠が矛盾するとき、間違っているのは物的証拠のほうだ。」
その後のヴァンス手法が確立された一冊とも言えます。
現代人にはなかなか受け入れがたい手法のような気はしますが、、、、
それに何より、手で絞殺されてるんだから、ポーカーやってる暇に、手形とれば?
などという実際的意見は、小粋なヴァンス探偵には「ツッ、ツッ」と舌打ちで片付けられてしまうのです。これもすべてヴァンスのスノッブの成せる技なのです。

一点だけ、もう言ってしまっておいてなんなんですが、「ポーカーを使ってなぞ解きをするので有名な小説」という、前情報があったら、犯人は出てきたとたんに察しがついてしまいます。。。
ほんといまさらなんですけど。


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 1

ベンスン殺人事件 (創元推理文庫 103-1)

著者 : ヴァン・ダイン

出版社:東京創元社

発売日:1959-05

評価 :

完了日 : 2008年01月14日

ヴァンス登場の第一作目。ここから『カナリヤ殺人事件』『グリーン家殺人事件』『僧正殺人事件』と大ヒットシリーズへと続いていきます。
『グリーン家~』『僧正~』のように次から次へとばたばた人が死んだりしません。株仲買人のベンスンが銃殺された事件のみをじっくりと掘り下げていくのですが、わたしはこの方が面白く感じました。
皆殺し状態になると、どうしたって犯人は絞られてくる、というのもあるし、動機が茫洋としたものかこじつけくさくなるし。トリック好きならいいかもしれませんが、わたしは読み物としてしか楽しめないタイプなので(手品の種明かしとか、パズルの答えとかがどうでもいいタイプ。。。)、こういう方がずっと好きです。しっくりきました。
とはいえ、ヴァンスは最初っからめちゃめちゃ嫌なやつですね~ 探偵ものというのは、主人公探偵の魅力でシリーズをひっぱっていく部分が大きいと思うのですが、とんでもない。
スノッブで、差別主義で、性格悪くてものすご嫌なやつです。ほんといやな奴だな~としみじみ噛みしめながら読んでいく、という不思議なシリーズです。


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僧正殺人事件 (創元推理文庫)

著者 : ヴァン・ダイン,井上 勇

出版社:東京創元社

発売日:2000

評価 :

完了日 : 2007年01月17日

思い出せた!
ポプラ社文庫では『殺人は歌ではじまる』って題だったからわからなかったんだ~ 確か表紙は鳥の絵だったような。。。
確かにこどもに「僧正」って言ったって何のことかわからないよね。って今でもピンとこないけど。
そして読んですごく怖かったことを思い出した。。。
この意味のない殺人っぷり。この被害者ほど立場のない被害者はそうそういない、不条理な感じにぞっとしたんだと思う。感受性の強い子供だったんだなぁ^^
今読んだら、おやじギャグの進化版?と思ってしまわないこともない。究極のダジャレ?
前回のグリーン家も、犯罪気質の遺伝、というとんでもない飛び道具が出てきたけど、今回も、数学者は難しいこと考えすぎてついでに頭もおかしくなった、というすごい論法が出てくる。
こういう部分をびっくりしつつも楽しむのが古典ミステリというものなのかも。


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グリーン家殺人事件 (創元推理文庫 103-3)

著者 : ヴァン・ダイン

出版社:東京創元社

発売日:1959-06

評価 :

完了日 : 2007年01月11日

古典。小さい頃に読んだことがあるはずなのに全く思い出せなかった・・・
犯罪骨相学とか、現代なら、言っていいのかこんなこと・・・思うようなことはたくさん出てきたけど、いろんなミステリの根幹となっている作品として押さえておくべき?
ひとまずヴァン・ダイン全集読破目指します。

ある書評で「初心者向き。誰でも犯人が分かる。」と書いてあったので、どきどきしながら読みました。『人魚とビスケット』の結末がいまだにわからないわたしなので。でもわたしでも最初の4分の1くらいでわかりました!
ミステリ初心者さんはレッツ・チャレンジ。

次は、同じくまったく思い出せない『僧正殺人事件』に突入します。。。


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