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トニーさんの読書ノート

2008年に読んだ本
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 3

小林賢太郎戯曲集―home FLAT news (幻冬舎文庫)

著者 : 小林 賢太郎

出版社:幻冬舎

発売日:2007-04

評価 :

完了日 : 2008年04月05日

まだ未見のコントばかりだもんでもったいなくて読んでないもの方が多い。
読みたいけど読みたくない、そんな風に手にとってはパラパラめくって本棚に戻すの繰り返し。
まったくキリがない。

仕方がないので、楽しみはとっておく派という言い訳を用意してる


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 66

映画篇

著者 : 金城 一紀

出版社:集英社

発売日:2007-07

評価 :

完了日 : 2008年03月14日

「ドラゴン怒りの鉄拳」が一番好きだ。

映画の話ではなくて、これは映画篇の話。

>レンタルビデオ店長の一番好きな映画は「がんばれ!ベアーズ」
このシーンで涙が出てきた自分はアホなんじゃないかと思う。・・・映画題名だけで泣けるってなんなんだよなあ。ポイントズレとるわ(笑)

出てくる映画は見たり見ていなかったり。
「太陽がいっぱい」は見てた。いやー、あのラストはあのラストだからいいんだよー。と意見。
ついでにわたしの一番好きな映画は「バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ」なんだよね、と「僕」たちに囁きもした。

っと、映画熱も熱くなるが、ここで話を戻して。

金城作品で久しぶりに思い出に残るストーリーであったと思う。今までは途中でしらけてしまうような展開ばかりで正直飽く部分も。それでも読み続けてきたのはきっと「何かを感じ取った」から。まあ「勘」なんだよね、つまりはさ(苦笑)

「ローマの休日」をみた人々のようにスクリーンに向かって一緒に拍手したい。一緒に笑いたい。

DVDじゃない映画を見に行こうっと。

ちなみに3,5点をつけたいところを四捨五入してみました。


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 28

対話篇

著者 : 金城 一紀

出版社:講談社

発売日:2003-02

評価 :

完了日 : 2008年03月12日

読んでいる間のコンディションが悪かったせい(花粉症)もあると思う。いまいちノリ切れずに終わった。

どうも「他人の思い出」を聞かされているようで愛想笑いぐらいしかできない、しかもかなり美化された思い出話だ(と感じた)からなおさらだ。
「彼女のためなら死ねる」と堂々言える主人公のひとりよがり気持ち悪さにも萎える。
嘘いってんじゃねーぞ、と心の中で毒づいてしまった。まったくひねくれた性格だと思うが。

例外として「花」の花言葉にはベタにぐっときた。

それでも、同じネタを使いまわしているのに気づかないフリするのはそろそろ限界。


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 12

犬はどこだ (創元推理文庫)

著者 : 米澤 穂信

出版社:東京創元社

発売日:2008-02

評価 :

完了日 : 2008年03月11日

紺野は犬探し専門の調査会社を開くが、開業早々舞い込んできた依頼は、想定外の、失踪人の捜索と古文書の解読だった。 押しかけ助手の半田と共に事件を追う。

これはおもしろかった!
初めて米澤作品を素直に面白いといえるかもしれない。
今までも「日常ミステリ」に惹かれて「古典部シリーズ」うんぬん読んできたのだけどしっくりきたことがなかった。うーん、ラノベ風なのが合わなかったのかも。

二人がそれぞれ抱える事件が関係しあっているのに、それに気づかない様子にやきもきしてしまったなあ。
探偵に憧れる様子は随処に見られるが、真実に思いにふける紺野の様子は紛れもなく「探偵」であったと思う。
くーハードボイルド!

「S&Rシリーズ」として続編も決まったようで嬉しい。シリーズ化となれば2人のかけ合いも注目、「そっちかよ」とツッコむ紺野がまたいい。

彼らに「犬探し」の仕事はできるのだろうか今一番に楽しみなシリーズ本!


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 83

新釈 走れメロス 他四篇

著者 : 森見 登美彦

出版社:祥伝社

発売日:2007-03-13

評価 :

完了日 : 2008年03月10日

まさか彼に笑わされる日が来るとは!
それは「走れメロス」の章だった。まったくひねりが効いていて面白い。ちなみに他作品とのリンクも見物。

人に森見氏を薦めるならこの本からがいいかも。

『山月記』『桜の森の満開の下』『走れメロス』は読了済み、『百物語』『藪の中』は未読のまま読んだがやっぱり原作を読んでいた方がより楽しめた。
文体なりストーリーなりアレンジの仕方が上手い。こうきたか、と意表をつかれる。

彼の書く「阿呆」はだれもかれもいいやつで嫌いになれない。そこが彼の魅力でもあるんだろうなあ。

それにしても奥付についているイラストは誰が考えたんだか気になる。
気を抜いたところを狙われたわたしは吹いた。


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 11

青空の卵 (CRIME CLUB)

著者 : 坂木 司

出版社:東京創元社

発売日:2002-05

評価 :

完了日 : 2008年03月09日

坂木という著者と同名の主人公が登場し、鳥井というひきこもり探偵が日常に起こるミステリを解決していく。
全作読むつもりで気合を入れつつ読んだ。ちょっと拍子抜け。

「ミステリ」よりも「日常」重視である。
2人の成長ストーリー、ということで読み応えはあるかもしれない。

わたしは坂木の「想像してみよう」という独白部分になるとスローペースになるようだった。坂木はその人の立場になって考えてみようというのだ。
その姿勢には感動した。
が、それからがどうも置いていかれてしまう。共感できないばかりか、意見を押し付けられたような気持ちになってしまうのだ。

さらに2人の関係(周辺の人も)がボーイズラブにしか思えない。友情ではなく依存で結ばれている関係性。
悪くはないし、むしろそれを目当てで読んでもいいのだけど、何度も一緒に泣かれると読んでるこっちが疲れてきてしまった。

3部作だというから機会があればすぐにでも読めるだろう、次はもう少し肩の力を抜いて読みたい。


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 24

推理小説 (河出文庫)

著者 : 秦 建日子

出版社:河出書房新社

発売日:2005-12-21

評価 :

完了日 : 2008年03月09日

ドラマがきっかけで読んだものだからキャラクターのイメージも台詞もオチさえも影響されっぱなしでどうも「ドラマのおまけ」として読んでしまった感。
それでも設定や展開は十分楽しめたと思う。
「アンフェアなのは誰か」この言い回しは特に印象深い。
ついつい読み進めてしまい気づいたらラストまでまっしぐらであった。


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 10

乙女なげやり

著者 : 三浦 しをん

出版社:太田出版

発売日:2004-06

評価 :

完了日 : 2008年03月08日

毎度のことながらなんとも面白い。さららとテンポよく進む文体。気づいたらハマっている。
『人生なげやり相談室』というコーナーが付いていた。朝、起きれない、わたしの悩みも即解決だ。
わたしはしをんさんのアドバイス通り「イケメンに起こしてもらう妄想」にトライ。
・・・・うへへ。朝っぱらから布団の中でニヤニヤしてしまうのが欠点だが、目覚めの良い朝であったような気がする。
ついでしをんさんのエッセイがきっかけか、ふとしたことで「むむ、このふたりの関係は・・・」などど妙な勘繰りをしてしまう。
うーんここまで生活に影響が出てくるとは恐るべし。(笑)


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 163

夜は短し歩けよ乙女

著者 : 森見 登美彦

出版社:角川書店

発売日:2006-11-29

評価 :

完了日 : 2008年03月06日

「面白いー面白いー」とうめきながら読んでいました。わたしの好きな「青春+SF」を突っ切ってくれて、あわやラストで涙目。
実は一度挫折した身。「くどい!!」と。ただ、「太陽の塔」から挑戦しなおし、今じゃすっかりモリミーファンに。
今回で3冊目でしたが一番好きだ。
ちなみに彼の本を読んだ後ついつい会話が「くどく」なるのはわたしだけ?(笑)


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 3

きのう、火星に行った。 (講談社文庫)

著者 : 笹生 陽子

出版社:講談社

発売日:2005-03-16

評価 :

完了日 : 2008年03月04日

いいな、これ。
思わずつぶやいた。図書館で借りた本だが、改めて読みたくなっている。児童書も侮れない。

わたしはなにかに「熱く」なるのって避けてる。ひねくれてる。
うーん、結構「山口拓馬」とカブってる。

けれども、くすぶる彼は弟やら友達やらを通してベタだけど変わっていった。「熱く」なる。それがいい。
友達の「でくちゃん」がゴールの後に叫んだ時は、その声が直接聞こえてきそうでドキドキしたし。くー、かっくいー。

しかもわたしは「宇宙」だったり「火星」だなんて単語を見ただけでワクワクしてしまうタチだったりする。

ドキドキワクワクした、小学生ぶりに使う言葉かもしれない(笑)

これから笹生さんの作品は他にも読んでみようっと。


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 14

つめたいよるに (新潮文庫)

著者 : 江國 香織

出版社:新潮社

発売日:1996-05

評価 :

完了日 : 2008年03月03日

「デューク」をきっかけに手に取った。
この文庫はきっと何べんも読んでしまうだろう。ふわふわと進んでいく文章に思わず引き込まれている。とても気持ちがいい。

つぶやきたくなるような一行も多かった。

わたしにとって江國さんの初作品は「神様のボート」。「合わないなあ」と第一印象は最悪で、それからは敬遠しっぱなし。それもようやく変わった。・・・まだ、苦手ではあるけど(笑)

「デューク」は素晴らしいが他のもいい、「草之丞の話」「いつか、ずっと昔」「スイート・ラバーズ」「夏の少し前」...
どうもわたしは愛あふれる夫婦に弱いみたい。

大切な人に読んでもらいたいと思ってしまった。
友達の誕生日にでもプレゼントしてみようか。


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 59

仏果を得ず

著者 : 三浦 しをん

出版社:双葉社

発売日:2007-11

評価 :

完了日 : 2008年03月03日

文楽って奥が深いのう。まずはテレビで放映されないものか・・ただいま興味津々の世界。

読書中には「しゃべれどもしゃべれども」を思い出した。落語と同じく「芸の道」には底辺に通じるものがあるのだと気づかされる。

ともあれ、三浦さんのことを思うと、ニヒルで陰のある兎一郎と熱血な健の間柄が気になる。
三味線と太夫はある意味夫婦のようなものって、ははー参った参った。

個性的で人間臭いキャラクターとぐいっと引き込んでくれる文章が良い。

>「仏果」とは、仏教用語で、修業を積むことによって得られる悟りのことを意味する

きっと彼らは人生をかけて「仏果」を得ようとするのだろう。


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 15

禁断のパンダ

著者 : 拓未 司

出版社:宝島社

発売日:2008-01-11

評価 :

完了日 : 2008年03月02日

ラストの文章には衝撃!正直ぞっとした。

美食とゲテモノは紙一重か。
普通に見えるようでも一線はいつでも超えられるということなのか。

量より質にこだわるわたしはフランス料理なんてもってのほかなのだけど、料理の描写に一口ぐらいつまんでみたくなるほどだった。

ただし、「ミステリ」というジャンルかはなのかどうか・・・「このミス」でこの本を選んだため物足りなさ過ぎる。


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 6

転々 (新潮文庫)

著者 : 藤田 宜永

出版社:新潮社

発売日:2005-08

評価 :

完了日 : 2008年01月18日

映画の原作ということで手にとった。
道中さまざまな人々が二人と歩みをそろえてく、それがおもしろくて本を読むのがやめらない。
ただ「すこし苦いコーヒー」を飲んだみたいだ。あまりにも主人公と一緒にいた感覚があったので、最後にふっと突き放されたみたいで哀しかった。
それでもけど映画ではさらに違う展開が用意されてるんだろう、それも含めて楽しませてもらったと思う。


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