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大森望さんの読書ノート

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 3

日本沈没 第二部

著者 : 小松 左京,谷 甲州

出版社:小学館

発売日:2006-07-07

評価 :

完了日 :

谷甲州の剛腕をもってしても小説にまとめきれなかったというか、33年の歳月を埋めることができなかった印象。

1980年ぐらいに日本が沈没して、それから25年後のパラレルワールドの話なので、一種の歴史シミュレーション小説の側面もあるんだけど、その方向での検討があまり徹底されていない。

33年前ならこれでも問題なかったわけですが、第二部はいまの情報小説のスタイルを採用しているので、リアリティ不足がかえって気になる。

もっとも、後半に入って、首相と外相が日本の未来をめぐって対立し、議論するあたりには、往年の小松左京節の片鱗が窺える。バランスからいうと、前半がちょっと長すぎたのでは。


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 1

メモリー 下 (創元SF文庫)

著者 : ロイス・マクマスター・ビジョルド

出版社:東京創元社

発売日:2006-07-27

評価 :

完了日 :

上巻の最後のほうからぐんぐん面白くなり、下巻は一気。探偵マイルズくん大活躍編。


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 3

カズムシティ (ハヤカワ文庫SF)

著者 : アレステア レナルズ

出版社:早川書房

発売日:2006-07

評価 :

完了日 :

800頁ぐらい削るとかなり面白いSFになったのに。
スカイ・オスマンの話はなかなかダークでいい感じですが、中盤があまりにも退屈。


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 8

イリアム (海外SFノヴェルズ)

著者 : ダン シモンズ

出版社:早川書房

発売日:2006-07

評価 :

完了日 :

たいへん楽しくあっという間に読了。C3POとR2D2というかトルルとクラパウチュスというか、凸凹ロボット珍道中パートが最高です。シェイクスピアおたくvsプルーストおたくのコンビ。

20世紀アメリカ人が現場から実況する「てなもんやイーリアス物語」篇もどんどんすごいことに。佐藤哲也『熱帯』の逆パターンですね。

SFネタは抑え気味で、四部作に比べるとずいぶんノリが軽い(『エンディミオン』相当)。 やってることは変わってないじゃんとも言えるが、まあ、これだけ面白けりゃ変わってなくてもいいじゃん。

問題は第二部の最後までいってもちゃんと終わりそうにはないことだが(出だしはすごい面白そう)まあそれもべつに気にはならない。

ところで、訳者あとがきでは相当に気を遣って伏せていることが、帯とカバー袖では激しくネタバレしてるんですが……。というか、袖の記述はかなり微妙。 ウソじゃないけどな。


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