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 2

木を植えた人

著者 : ジャン ジオノ,ジャン・ジオノ

出版社:こぐま社

発売日:1989-10

評価 :

完了日 : 2008年08月12日

2年前にアニメで観た作品です。本を開くと、懐かしい人に再会したような、幸せな気持ちになりました。

「木を植える」という言葉の、牧歌的なイメージとはかけ離れた、暗い現実が描かれます。厳しい生活環境の中で心まで荒れ果てた人々、戦争、何も分かっていない役人…そんな中で、エルゼアール・ブフィエという男は黙々と木を植え続けます。己の信念に忠実に、まったくゆらぐことなく。そして彼の仕事は、やがて大勢の人たちの希望へとつながっていきます。

何度でも読み返したくなる本です。


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 6

ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) 新潮文庫

著者 : 塩野 七生

出版社:新潮社

発売日:2002-05

評価 :

完了日 :

この巻のテーマの一つが貴族と平民の対立。領民から搾取して贅沢三昧の貴族と貧しい平民の抗争…ではなくて、ローマの貴族は(少なくともこの頃は)立派な人たちが多かったみたいです。リキニウス法の制定によって、官職は平民にも開放されますが、かといって貴族の力が弱まってしまうわけではありません。その経緯はこの巻に丁寧に書かれています。なるほどなぁと歴史の奥深さを感じました。

国内がまとまったローマは、周辺部族との戦争に次ぐ戦争の時期を経て、ルビコン川以南のイタリア半島全土を手にします。「侵略するつもりはなかったが、揉め事を武力で解決した結果、土地を手に入れていた」ような事が書かれています。被征服者にも寛容なローマの覇権に入ることは幸せなこととの考えもあるでしょうが、相手から見たらやっぱり侵略されたわけで…


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 6

ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) 新潮文庫

著者 : 塩野 七生

出版社:新潮社

発売日:2002-06

評価 :

完了日 :

シチリア島を巡って、ローマと大国カルタゴが激突! 後の大帝国が、初めて海上で戦った記念すべき第1次ポエニ戦役です。ローマが強かったというより、カルタゴがまとまっていなかったことが、ローマの勝利につながったような気がしてなりません。

カルタゴに勝利した後、アドリア海対岸のイリリア地方や、ルビコン川以北の地、サルディーニャとコルシカを手に入れ、ローマはますます領土を広げていきます。けれど、その調子良さも、ハンニバル登場前のひと時のお祭りのように感じてしまいますね~


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 4

ローマ人の物語 (4) ― ハンニバル戦記(中) 新潮文庫

著者 : 塩野 七生

出版社:新潮社

発売日:2002-06

評価 :

完了日 :

古代ローマ最大の敵にして、今なお天才戦略家として名高いハンニバルの登場です。

中学の世界史の授業で「第2次ポエニ戦争―ハンニバルのアルプス越え」と、たった一行黒板に書かれただけで終わってしまったことを思い出しました。ハンニバルがなぜアルプスを越えたのか? そもそもなぜそこまでしてローマ進攻を始めたのか? もちろんそんなことまでは学校では教えてくれませんでした。そこには親子2代にわたるローマへの恨みつらみがあるわけです。僕だったらスペインを手に入れた時点で、ローマへの復讐なんか忘れてカルタヘナで楽しく人生を過ごすだろうなぁ…。

目次は第二次ポエニ戦争前期・中期・後期の3部に分かれています。ハンニバルにこてんぱんにやられまくる前期。頑張って何とかいい勝負をするようになる中期。スキピオ・アフリカヌスの登場でローマが反撃に転ずる後期。スキピオの大活躍は読んでいてわくわくさせられますが、ローマの人たちが地味に頑張っている中期が一番好きです。


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 14

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) 新潮文庫

著者 : 塩野 七生

出版社:新潮社

発売日:2002-05

評価 :

完了日 :

古代ローマと言われても、知っていたのはカエサルの名前とコロッセオくらい。もっと深く知りたくて、この本を手にしました。
とにかく読みやすくて面白い!「神の視点」から眺める歴史書と違い、その時代を生きた人間を主人公にした物語だから楽しむことができました。

第1巻は7人の王、共和政初期の執政官ブルータスとプブリコラのお話。彼らはどんな人物で、何をしたかが書かれています。著者の塩野さんは為政者たちの業績を結果だけで評価しません。その時代に為すべき事だったか? やむを得ない判断だったか? 民衆のためだったか? 私益のためだったか?
そして塩野さんは、現代の常識で当時の物事を判定してしまうという、我々が犯しがちな過ちをたびたび警告してくれます。なるほどローマを知るには本書のタイトルと並んで有名な諺どおり「ローマではローマ人のように」考えなくてはならないのでしょう。


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