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小梅さんの読書ノート

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 3

IT〈上〉

著者 : スティーヴン・キング,Stephen King,小尾 芙佐

出版社:文藝春秋

発売日:1991-11

評価 :

完了日 : 2007年10月30日

スティーヴン・キングの小説の面白さの秘密はなんでしょう?彼はいわゆるモダン・ホラーの小説群の中ではちょっと異質な空間に位置している気がします。

いわゆるスプラッター系とは少し違う、そんなものは出てこないけれど、もっと普通の日常の中でじわじわと恐怖感を募らせていくのが巧い、とも言われています。

ある雨の日、道路の排水溝の水は溢れそうになっていた。たまたまそこで遊んでいた少年は、排水溝の奥から「IT(それ)」が覗いているような気がして・・・。

少年が行方不明となってから20数年後、あのときの「IT」はなんだったのか?大人になった「弱虫クラブ」の仲間が再び戻ってきます。なんか『スタンド・バイ・ミー』の魅力にも通ずるものがあるような気もします。

ルース・レンデルの作品でも知られる小尾芙佐の翻訳が秀逸。現在は文春文庫で全4巻で出ているようです。


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 2

IT〈下〉

著者 : スティーヴン・キング,Stephen King,小尾 芙佐

出版社:文藝春秋

発売日:1991-11

評価 :

完了日 : 2007年10月30日

感想は上巻をご覧ください。


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 2

焚火の終わり〈下〉 (集英社文庫)

著者 : 宮本 輝

出版社:集英社

発売日:2000-11

評価 :

完了日 : 2007年10月30日

感想は上巻をご覧ください。


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 2

焚火の終わり〈上〉 (集英社文庫)

著者 : 宮本 輝

出版社:集英社

発売日:2000-11

評価 :

完了日 : 2007年10月30日

町田茂樹と須川美花は7つ違いの異母兄妹です。初めて逢ったのは茂樹が10歳、美花が3歳の頃の島根県の海沿いの、絶えず風の鳴る岬の近くの家。

茂樹は15歳のとき、父から美花が茂樹の妹であることを聞かされますが、茂樹の母が亡くなるまでは、そのことを口外してはならぬとも告げられます。

それまで、父と二人で訪ねていた美花の家を初めて一人で訪ねた茂樹に、美花の母親も二人が兄妹であることを告げます。その夜、15歳の茂樹と8歳の美花は焚火をして遊びます。

歳月が流れ、その間に美花の母、茂樹の父、母が亡くなり、32歳の茂樹と25歳の美花は異母兄妹であることを隠す必要がなくなります。ところが、その後、発見された茂樹の母のノート、美花の家に残された一枚の異様な写真・・・。兄妹は出生の秘密を探って行くうちに・・・。

焚火をするのが好きだった兄と妹。『焚火の終わり』というタイトルはいったい何を意味するのか?ラストシーンの手紙の内容もまた謎として残るのですが、宮本輝は本当に巧い作家だと思います。


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2.小梅 (2007/11/03)
今日、親戚の初七日で実家に帰ったとき、第一書庫で『青が散る』を見つけました。結局、宮本輝の本で単行本で持っているのはそれだけで、あとは文庫本。

『青が散る』には独身時代のエピソードがあるので、そのうちレビューしましょう。『流転の海』をはじめ、もっともっと読みたいのですが、なにかお薦めがあれば教えてください。
3.ラッキーママ (2007/11/04)
コメントありがとうございました。彼の作品に夢中になったのは若かりし頃で(笑)、そうですね・・・やはり「錦繍」でしょうか?薄い本なのですぐ読めると思います。これから私もまた読み始めたいと思いますので、こちらこそいろいろ教えてくださいね。

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 15

恋愛中毒 (角川文庫)

著者 : 山本 文緒

出版社:角川書店

発売日:2002-06

評価 :

完了日 : 2007年10月30日

この本、凄いよ。

山本文緒という作家のことを最初に教えてくれた女性は、まず『群青の夜の羽毛布』を私に貸してくれました。その本で私は一気にこの作家にのめり込んでしまい、自分で買ったのが本書です。

イントロダクションは若い男の一人称で語られはじめます。なぜこの「男」がこの物語を語るのだろう?と思いながら読み進めていくと、やがてこの男の関心が同じ会社にパートの事務員として働く水無月という中年女性に向けられていきます。ふたりが漸く普通の会話をしだしたと思った頃、彼女=水無月の長い長い独白が突如として始まります。

弁当屋のバイトをしていた彼女の前にふらりと現れた小説家の創路は、いわゆる「ブス」の部類になると描写される彼女に関心を抱き、やがて関係を持ちます。そんな風に始まった独白=物語は、やがて彼女の持つ恐るべき気質を徐々に浮かび上がらせていきます。

そして訪れる唐突なエンディング。『恋愛中毒』というタイトルは実に秀逸であると同時に、ある種の恐怖心を煽り立ててやまないものがあります。


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1.ふゆみ (2008/01/08)
私も5~6年前のお正月休みに読んだことがあります。読み進めるうちにどんどん引き込まれて行って、読後、軽い衝撃を受けたことを覚えています。さて、トピックの方を気にして下さり、ありがとうございます。私も思い立って立てたものの、その後の展開まで予想してなかったもので、現在、中途半端な状態になっていますね(苦笑)。トホホ。
2.小梅 (2008/01/08)
ふゆみさん、コメありがとうございます。
確かにこの小説、ぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまいましたね。でも水無月さんって私のイメージではけっこう魅力的な女性のような気がしますけどね。
トピックのほうは、なんて続ければいいのか難しいですね。かといってあれを無視して、強引に話を変えるのもなんだかなあ~とゆう感じでしょうか?
 

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 2

家族の名誉―サニー・ランドル・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者 : ロバート・B. パーカー

出版社:早川書房

発売日:2000-09

評価 :

完了日 : 2007年10月28日

ロバート・B.パーカーと言えば、とにもかくにもスペンサー・シリーズを最初に挙げるべきなのでしょうが、何しろ実家の第1書庫に置いてあっておいそれとは撮りに行けないので、このサニー・ランドル・シリーズから。

女性の私立探偵小説をR.B.パーカーが書くことについて、多くのスペンサー・ファンはかなり当惑したのではないかと思います。

しかし、このサニー・ランドルという女性は探偵としても優秀ですが、女性としても実に魅力的です。

9年の結婚生活の末に離婚した夫のことは今でも愛しています。それでも離婚せざるを得なかったのは、夫の一族がギャングスターで、彼自身は犯罪に手を染めてはいないというものの、家族との縁を切れなかったからです。

サニーは、タフで有能な女性ではありますが、女を捨てている訳ではないし、必要な場合には元夫の力を借りることもあります。いい意味でも悪い意味でも「現実的な」女性だと思います。

ちなみにタイトルの『家族の名誉』は、依頼人の家族であるだけでなく、元警官の父を中心とするサニーの家族、ギャングスターの元夫の家族をも指しているのは言うまでもありません。


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 2

束縛―サニー・ランドル・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者 : ロバート・B. パーカー

出版社:早川書房

発売日:2003-04

評価 :

完了日 : 2007年10月28日

女性私立探偵サニー・ランドル・シリーズの第3弾。

サニーの今度の仕事は売れっ子女性ロマンス作家の護衛ですが、その相手となあるのは、なんと作家の元夫である精神科医です。サニーはその精神科医がどういう人物かを探ろうとして、自ら囮に・・・。

タイトルの『束縛』は、依頼人である売れっ子女性作家がストーカー行為を受けている元夫の精神科医にいまだ精神的な束縛を受けていることだけではなく、サニー自身が窮地に陥れば、いまだに元夫のギャングスターらの助けを借りざるを得ないという葛藤をも示しているように思われます。


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 1

影武者徳川家康〈上巻〉

著者 : 隆 慶一郎

出版社:新潮社

発売日:1989-06

評価 :

完了日 : 2007年10月28日

関ヶ原の合戦の際に、徳川家康は既に暗殺されていた・・・。

徳川幕府の開府に当たっての最大の謎が、初代家康と二代秀忠の関係である。秀忠はその父である偉大なる神君家康公の陰にあって、常に「暗愚」であるとか「凡夫」であるとかのネガティヴな評価しかなされていない。もちろん秀忠はけして暗愚でもなければ凡夫でもなかった筈である。ではなぜ、この親子はかくも対比されて語られるのか?

その謎にかくも大胆な仮説を「伝奇小説」という形で世に問うたのが故・隆慶一郎の傑作である本書である。

暗殺された家康の影武者として、初代将軍となった世良田次郎三郎と秀忠の暗闘。史実をここまで読み抜き、素晴らしい想像力で構築された物語をぜひ堪能していただきたい。

なお、現在は新潮文庫より全3巻にて入手可能です。


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1.船橋胡同 (2007/11/01)
コメント書くのが遅れましたが、この作品はすばらしい。
隆慶一郎氏はパーと世に出てアーという間に亡くなった。
私は、氏の作品は当時全部買って読んだ。何度かの転勤で
今は無い。ここで、懐かしんでます。
 

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 1

影武者徳川家康〈下巻〉

著者 : 隆 慶一郎

出版社:新潮社

発売日:1989-06

評価 :

完了日 : 2007年10月28日

感想は上巻をご覧ください。


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1.madi (2007/10/29)
おっ、なつかしい。少年ジャンプでマンガ化もされていました。1989年「本の雑誌」一位ですね。
2.小梅 (2007/10/30)
『一夢庵風流記』が漫画化(『花の慶次』?)されていたのは知っていましたが、これもでしたか。
マンガは青年誌しか読まないので、気づかなかったですね。
 

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 2

鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫 NV 263)

著者 : ジャック・ヒギンズ

出版社:早川書房

発売日:1981-10

評価 :

完了日 : 2007年10月27日

言うまでもなく、ジャック・ヒギンズの出世作となった戦争冒険小説の大傑作。

冒頭のヒギンズ自身が登場するシークエンスのために、読む者をして、どこまでが史実でどこまでがフィクションなのかが判然としなくなってしまう構成の妙。

第二次大戦末期、敗色濃いドイツによって企てられるチャーチル誘拐(暗殺)計画。この無謀な作戦に起用されたのはナチス嫌いのドイツ空軍中佐、クルト・シュタイナ率いる降下部隊。そして現地でこれを助けるIRAのテロリスト、リーアム・デブリン。この二人の男を中心とした巧みな人物造型とストーリィ・テリングの巧みさが、読む者をしてグイグイと物語の中へ引き込んで行く・・・。

なお、91年に『鷲は飛び立った』という続編(?)が発表されているが、書かれない方がこの作品の価値を貶めなかったかもしれない。


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1.madi (2007/11/01)
いろいろなひとがいろいろな影響をうけてますね。
戦場カメラマンの不肖・宮嶋のこのタイトルをもじった作品もありますね。
土屋賢二先生もエッセイでふれられていたことがある傑作です。
2.小梅 (2007/11/02)
ヒギンズは最初期が勢いがありました。ハリー・パターソン名義、ジェイムズ・グレアム名義、ジャック・ウィンチェスター名義・・・。いろんな名義で書いていますが、それらの作品もそれぞれに読ませます。
 

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 1

カナリアが囁く街―警察庁が震撼した7日間

著者 : 大石 英司

出版社:講談社

発売日:1987-08

評価 :

完了日 : 2007年10月25日

大石英司といえば、数多くの新書判ノベルスとして刊行されたハイテク軍事スリラーや、最近ではドラマ化(!)までされた『神はサイコロを振らない』とかで有名だと思いますが、意外に知られていないのが最初期のこの作品(デビュー第2作?)。

ここでいう「カナリア」はもちろん「炭鉱のカナリア」という意味で、「社会に警鐘を鳴らす者」となるのでしょうが、ある国家を揺るがす機密をめぐって警察庁と大蔵省(当時)、そして外務省だったかな?3人の若い官僚(まだ20代か)たち、まだ流されていない、まだ汚れていない、青臭いまでの正義感を備えている若いエリートたちが必死に、あるいは職を賭してまで巨悪と闘おうとする姿に、青春の煌きを感じました。

大石英司はどの凡百の作品よりも、ただこの一冊を残したことのみによって評価されるべきであると考えています。


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 1

暗殺者 (下) (新潮文庫)

著者 : ロバート・ラドラム,山本 光伸

出版社:新潮社

発売日:1983-01

評価 :

完了日 : 2007年10月24日

感想は上巻をご覧ください。


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 1

夢は荒れ地を

著者 : 船戸 与一

出版社:文藝春秋

発売日:2003-06-15

評価 :

完了日 : 2007年10月24日

この物語の舞台は、2001年。クメール・ルージュ(ポル・ポト派)やベトナムの後押しを受けたヘン・サムリン政権によって蹂躙され、国連暫定統治機構の支配下にあるカンボジアの大地。

このカンボジアという荒れ地に消息を絶った友人を探しにきた日本の現役自衛隊員。元クメール・ルージュのゲリラでいまはカンボジア王国陸軍大尉。カンボジアの子供たちを相手に学校を運営する脱キリスト者。そしてPKO活動でカンボジアに入り、そのまま消息を絶ったあと、地雷撤去や村落づくりの活動を続けている謎の日本人・・・。

誰もがこのカンボジアの荒れ地で儚い夢をみる。そして繰り広げられる暴力と狂熱の宴。綿密な現地取材と参考文献の読み込みによって描破する、ジャーナリズムが伝えないカンボジアの現実。


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 1

透光の樹 (文春文庫)

著者 : 高樹 のぶ子

出版社:文藝春秋

発売日:2002-05

評価 :

完了日 : 2007年10月23日

この本を読んだのは数年前。実は高樹のぶ子ってあまり好きじゃなかったんです。芥川賞を受賞した最初期の『光抱く友よ』を、単行本ですぐ読んだんですが、正直、面白いとは思えなかった。それからもう20年くらい?いや~高樹のぶ子ってこんな巧い作家だったんですね。

「恋愛」ってどのくらいの時間、続くのか考えたことありますか?短くて数時間?長くて数年くらい?高樹のぶ子の描くヒロインたちの恋愛の時間って四半世紀ですよ!それだけの時間にわたってヒトは恋愛感情を持続できるものなのか?

そんなの小説の中だけさ、と思ったヒトが大半だろうな。高樹のぶ子の小説の愛読者だってそう思ってるかもしれない。でもこうゆうことって現実にあるんです!かくいう私自身が高校~大学時代の恋人と20数年の時を経て結ばれたのだから。

大人の恋をしたい方、お薦めです。


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 1

暗殺者 (上) (新潮文庫)

著者 : ロバート・ラドラム,山本 光伸

出版社:新潮社

発売日:1983-01

評価 :

完了日 : 2007年10月20日

この本を読んだのも20数年前だな。ラドラム自体を初めて読んだのもこの本でした。
記憶喪失の男が徐々に自分が何者かを知っていくさまを、アクション、サスペンス、ラヴロマンスとあらゆるエピソードを詰め込みながら展開するストーリィ。とにかく傑作です。
マット・デイモンが主演した映画『ボーン・アイデンティティー』の原作でもありますが、映画も面白いけど原作はもっと面白いよ。


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1.船橋胡同 (2007/10/21)
初めまして。プロフィールに感じるところがあり、訪問。
この本もタイトルが気になりました。警察・刑事・探偵
などの、作者が続けて書ける側に立っの作品が多いが、
暗殺する側?のイメージを自分は忘れていました。
今後も小梅氏のノートに期待します。
 

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 1

マイク・ハマーへの伝言―長編小説 (1978年)

著者 : 矢作 俊彦

出版社:光文社

発売日:1978-01

評価 :

完了日 : 1987年01月23日

青春小説の傑作は何か?と問われたら、初めて読んだ20年前(1987年1月)からずっと変わることなく、この本を推し続けています。神奈川県警の改造パトカーに追跡された挙句の仲間の死。主人公の若者たちはその弔い合戦を誓い、その改造パトカーをおびき出して・・・。

ラストシーンの壮絶な美しさは、何ものにも例えようのないものですが、強いて言うなら。ジャン=リュック・ゴダールの映画かな。『勝手にしやがれ』や『気狂いピエロ』という傑作の数々に見られる独特の映像美(色彩感と言い換えてもいい)に通ずるものがあります。

なお正確なタイトルは『マイク・ハマーへ伝言』です。現在は角川文庫で入手できるようです。


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 1

百舌の叫ぶ夜

著者 : 逢坂 剛

出版社:集英社

発売日:1986-02

評価 :

完了日 : 1986年03月02日

1986年3月2日の読書ノートに、たった一言だけ添え書きがあります。「最高!」だって。

爆弾事件によって妻を殺された公安警察の刑事。記憶を失ってしまった殺し屋の「百舌」。そして絵に描いたような刑事警察の刑事・・・。

登場人物の造型力と精緻なストーリィの構築力。逢坂剛は、この作品で一気に売れっ子作家となりました。しかし、残念ながら本作品の続編である『幻の翼』以降のシリーズ作品は評価には値しないと考えています。

それだけこの作品は完成度が高い傑作なのです。
現在は集英社文庫で入手可能です。


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