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shippopoさんの読書ノート

2008年に読んだ本
4月17日、『本屋大賞 2008』で目標の200冊の半分を達成しました☆まだまだ読みたい本が部屋のあちこちに散らばっています(笑)
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 23

別冊図書館戦争 2 (2)

著者 : 有川 浩

出版社:アスキー・メディアワークス

発売日:2008-08

評価 :

完了日 : 2008年10月04日

最近疲れ気味で読書もなかなか捗らずゆっくりゆっくり読んでいましたが、今朝4時に目が覚め読み出したら有川ワールドにすっかりやられて?しまい(笑)、6時過ぎに完読。続けて『ラブコメ今昔』にまで手を出してしまいました。
やっぱり大好きです、このシリーズ。本と図書館を愛する人には思わず胸が熱くなる要素満載です。今回もいろいろキツイ思いしながら図書館の本を守ろうとする柴崎の姿に涙がこぼれました。それを優しく見守る周りの愛情と友情にも、ベタベタとわかっていても胸がギュっとなる感じです。
あとがきにもありましたが、郁と堂上と違って、きっちり形になって終わっているところもよかったです。(ネタバレになるので、あえてぼかします(^^ゞ)いつかシリーズ全巻買いそろえようかな♪


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1.はまゆう (2008/10/05)
別冊になってから読んでないんですよ。郁と堂上もいいけど
他のキャラクターもいいですよね。柴崎に涙?読まなくちゃ。まず1からだね。
2.shippopo (2008/10/06)
そうですね。ぜひ読んでみてください。本編とはまた違った、サイドストーリーならではのな楽しさがありますよ。
 

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 1

愛してるよカズ―小児ガンと闘った母親と息子の愛の記録

著者 : 光武 綾

出版社:長崎文献社

発売日:2008-05

評価 :

完了日 : 2008年09月21日

小児ガンで7歳で亡くなった息子・上総くんとの日々を綴ったお母さんの手記です。
ドキュメンタリーで放送された時も涙が止まりませんでしたが、この手記にもお母さんの愛情があふれていて、読んでいてとても切なかったです。自分も辛いはずなのに、涙をこらえ、上総君を笑顔にすることばかりを考えているお母さんの姿に、自分自身の育児を反省しました。娘がそこにいることが当たり前で、ついつい自分のことを優先してしまったり、忙しい日々に愛情を言葉で伝えることを忘れがちなので。。。
それから、「お兄ちゃんが病気だから、自分は我慢するから少しだけ自分のほうを見て欲しい」と言った5歳の妹の言葉にも涙がこぼれました。小さいながらもきっとお兄ちゃんのことが大好きで、だからこそ我慢をしていたのだと思います。
お父さんのあとがきに出版の理由を、「身近に重い病気の子がいた時に少しでも理解してもらえるように、命を守るためだけにこれほど努力を要する子どもがいるという事実を知ってもらえるように」とありました。命の尊さ、家族の絆を改めて教えてくれる1冊です。一緒にDVDもついているので、一人でも多くの方が手にしてくれることを祈ります。


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 3

エンブリオ

著者 : 帚木 蓬生

出版社:集英社

発売日:2002-07

評価 :

完了日 : 2008年09月21日

他の方の感想を読んで興味を持ち借りてきました。生殖医療を取り扱った作品で、舞台となる病院では院長の岸川がエンブリオを用いた様々な手術を行っています。「エンブリオ」とは母胎内の胎児だそうです。

かなりの長編ですが、元々医療現場を取り扱った作品に興味があり、はまって読むことができました。とても細かい描写や説明にどんどんはまり込み、どこまでが現実なのかと思うとだんだん怖くなりました。岸川が行っている医療の内容だけでも引き込まれますが、この後何が起こるのかとどきどきさせるものが作品の終盤まで続き、飽きることなく読了できました。
命の誕生について、いろいろと考えさせられた作品でした。新刊の『インターセックス』も予約中ですが、この人のほかの作品も読んでみたいと思います。


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 8

波打ち際の蛍

著者 : 島本 理生

出版社:角川グループパブリッシング

発売日:2008-07-31

評価 :

完了日 : 2008年09月15日

過去の恋愛でうけた傷から仕事を失い、カウンセリングを受けている主人公・麻由が、そこで知り合った蛍に少しずつ心を動かされ始める様子が描かれています。

麻由が心を開こうとするたびに襲い掛かる過去の記憶。その様子を目にして少しずつ臆病になる蛍。その様子は読んでいるこちらも痛みを感じてしまうほどで、さすが島本さんだなぁと思いました。
久々読む島本さんの作品でしたが、これは今まで読んだ中では『ナラタージュ』に近いものを感じました。でもやはり『ナラタージュ』ほどの痛みを感じる作品にはなかなか出会えないですね。私の中の恋愛本ランキング1位は島本さんの『ナラタージュ』です。


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 3

氷の華 (幻冬舎文庫 あ 31-1)

著者 : 天野 節子

出版社:幻冬舎

発売日:2008-06

評価 :

完了日 : 2008年09月15日

誰もが羨む美貌と財力を持ち、優雅な結婚生活を送っていた恭子の元に、夫の不倫相手から「妊娠5ヶ月である」との電話が。不妊症に悩む恭子は相手を毒殺してしまうが、被害者が妊娠していた事実が報道されないため、不安になる恭子。殺したのは本当に夫の愛人だったのか。。。

ドラマのCMをチラッと見て予約したのですが、とても面白い作品で、ドラマを見逃したことが悔やまれました。先が気になり常に本を持ち歩いている状態でしたが、疲れ気味でなかなか進まず、誘惑に負け、読み終わる前にドラマのHPを見てしまいました。。。HPを見ると完全に自分がミスリードされていることがわかって、そこを意識しながら読むと確かに伏線らしきものが。東野圭吾さんの作品の面白さに近いものを感じました。
あとがきにもあった「美しい悪女」と「執念の刑事」の構図、これは東野圭吾さんの『白夜行』を思わせました。この恭子もなかなかの悪女です。一読の価値ありですね。


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 1

めぐろのさんま (落語絵本)

著者 : 川端 誠

出版社:クレヨンハウス

発売日:2001-12

評価 :

完了日 : 2008年09月10日

落語のおはなしを探している時に見つけて、今親子ではまってます。娘(6歳)はおそらくこのオチの意味は分かってないと思われますが(笑)、「さんまはな、目黒にかぎる」というセリフが好きなようです。
これをよみきかせした翌朝、寝ぼけていたのか娘が「まぐろはな・・・」と言ったのがウケました(>_<)


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 31

東京島

著者 : 桐野 夏生

出版社:新潮社

発売日:2008-05

評価 :

完了日 : 2008年09月07日

「王様のブランチ」で紹介されていて予約、2ヶ月近く待ちました。無人島に流れ着いた数十人の男の中に40を超えた女が一人という設定で物語が始まります。

楽しみにしていた作品なんですが、正直期待はずれでした。。。変な話だったなぁというのが読了後の感想です。ただ島の日本人とホンコンの違いがそれぞれの国民性を表しているようなところは面白く読めました。


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1.kss_1618 (2008/09/30)
最後の方は斜め読みでしたが,まあ読もうという気にはなる本でした。この作者の本ってみんなこんな感じですか??
2.shippopo (2008/10/04)
前に読んだ『魂萌え!』は全然違っておもしろかったです。これは何だかつかれました。。。
 

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 3

証し (幻冬舎文庫 や 10-2)

著者 : 矢口 敦子

出版社:幻冬舎

発売日:2008-04

評価 :

完了日 : 2008年09月01日

殺人事件を起こし自殺したとされる息子。無実を証明しようとする遺伝子上の母と、事実を受け止めようとする産み育てた母。事件の真相とそれぞれの母の思いが描かれています。

うーん。。。同じ女性として遺伝子上の母木綿子の行動に違和感を感じました。あまりにも自分勝手すぎるのではないかと・・・法律的なことはよく分かりませんが、この場合恵哉を自分の息子と称するのはあんまりなんじゃないかと思うのは私だけでしょうか?
ミステリーとしては事件の背景にあるものが気になって読むペースも速かったのですが、この木綿子のキャラクターに振り回され、疲れた感じです。予約してからずいぶん待った分期待していたので、何だかよく分からないまま終わってしまって残念です。。。


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1.はまゆう (2008/09/03)
「償い」もいまひとつでした。
shippopoさんの感想読んだらこの本もパスでよさそうですね。
2.shippopo (2008/09/03)
はまゆうさん、お久しぶりです。
私も『償い』もいまいちだったのですが、こちらもパスしてもいいかも。。。女性にはちょっと不快感を与えてしまう作品泣きがしました。
 

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 45

食堂かたつむり

著者 : 小川 糸

出版社:ポプラ社

発売日:2008-01

評価 :

完了日 : 2008年08月27日

中学卒業後田舎を捨て東京に出た主人公が、失恋を機に帰郷、そこで「食堂かたつむり」を開きます。

最近重たい本ばかり読んでいたので久々に本を読んで癒されました。お料理の描写が細かくそれが目に浮かぶようで、匂いが漂うようで、ちょうどお腹がすいていたので、ヨダレがでそうでした(笑) 料理をする時の心構え、「イライラしたり悲しい気持ちで作ったりしたお料理は、必ず味や盛り付けに現れますからね。」このおばあちゃんの言葉、納得です。確かに気持ちが落ち着いてないと、料理が雑になりますもんね。。。
うまく行き過ぎの感もありますが、自信を失っていた主人公が、いろんな人に支えられ自分を見つけていく様子は、最近疲れ気味のこちらの気持ちまで再生していくようでした。
それから、ふくろうのところの手紙、号泣でした。。。自分自身親として全く自信ないし、感情で怒ってしまうことも間々あるので、娘にとって私はどういう風に移っているのか不安になることもあります。だからこそあの手紙が心にしみました。
たまたま時間があったこともあって、半日で読んでしまいました。この作家さんの作品は始めて読みましたが、その作風は瀬尾まいこさんや西加奈子さんに通じる部分があると思います。オススメの作家さんになりそうです。


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 4

散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道

著者 : 梯 久美子

出版社:新潮社

発売日:2005-07-28

評価 :

完了日 : 2008年08月27日

毎年8月には戦争に関する本を読むことを自分の課題にしています。きっかけは、結婚して長崎に移り住んで知った長崎の平和教育の影響です。今年この本を選んだのは文庫化されたものがランキングの上位に入っていたからですが、この栗林指揮官は映画化された『硫黄島からの手紙』の主人公だったようです。(読み終わってから知りました。映画も観てみたいです。)

昭和19年6月、妻と3人の子どもを残して硫黄島に向かった栗林中将。指揮官として赴いた硫黄島で、本土を守るため、本土への上陸を遅らせ家族を守るという目的のために、最後の最後まで戦った指揮官と兵士たちの日々と、その間に家族に送った手紙が綴られています。
現実にはここで綴られている以上の悲惨な壮絶な日々だったと思います。でも家族に送られた手紙にはそれを感じさせない、気持ちがホッとするような愛情に満ちた文章が綴られていて、その思いの深さが伝わってきました。
戦後40年、硫黄島で行われた記念式典でかつての日米両方の兵士たちが握手を交わし、冗談を言い合った記述のところでは思わず涙がこぼれました。
戦後63年、あの戦争のことを語れる方は年々少なくなっていると聞きますが、忘れられてはいけない事実です。これからも自分なりの方法であの戦争のことを知っていきたいと思います。


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 1

タイミング―ヒラ社員・井畑!誇りを胸に

著者 : 井畑 いずみ

出版社:文芸社

発売日:2008-07

評価 :

完了日 : 2008年08月27日

地元出身の方のようで、たまたま近所の図書館においてあったので借りてきました。職場での出会いや経験を通して成長を実感した著者のこれまでが綴ってあります。
地元の方なので、登場するお店がもしかしてここかなぁ?と想像できました。職場ってたしかにいい人、嫌なヤツ(笑)、本当にいろんな人がいますが、どんな人からでも学ぶことはあるなぁと思いました。この著者の仕事に対する前向きな姿勢、見習いたいです。


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 8

決壊 下巻

著者 : 平野 啓一郎

出版社:新潮社

発売日:2008-06-26

評価 :

完了日 : 2008年08月26日

自称「悪魔」による連続殺人を描いた長編小説の下巻です。犯人が全く見えないまま、「悪魔」の気味悪さ、それに反応して同じような事件を起こしてしまうという「離脱者」たちの心の闇を感じながら読みました。

↓ここからはネタバレになるので、今から読む予定の方はスルーして下さい。

上巻では完全にミスリードされましたが、下巻に入ってすぐ別に犯人がいるような感じを受け、取調べの場面では現実にこんなことが行われているのではないか?と思わされるほどの現実感があって、取り調べというものに対して不信感を抱くほどでした。誤認であることが分かった後の警察(特に須田)の崇に対する対応の部分が気になりました。
後半「悪魔」が正体を現すまでは、現実に起きてもおかしくないようなリアルさで、真相も気になって一気に読んだのですが、真犯人が出てきた後はあり得ないというか、あまりに突発的な展開でうーん・・・という感じでした。ラストの駅でのシーンが何だかよく分からなくて、崇という人間についても結局分からないままで、スッキリしない読了でした。
ただ、犯罪被害者の家族が置かれている現実、加害者のみが法によって守られていること、被害者感情やプライバシーはマスコミによってさらけ出され踏みにじられていること、被害者を非難中傷するような到底理解しがたい行為を犯す人間がいることには、小説の世界とはいえ深い憤りを感じました。
現実に起こりそうな、そのきっかけは本当に紙一重のような危うさがよく描かれているなぁと思います。それがこの作家さんの持ち味なのかもしれませんね。


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 9

決壊 上巻

著者 : 平野 啓一郎

出版社:新潮社

発売日:2008-06-26

評価 :

完了日 : 2008年08月24日

全国で犯行声明つきのバラバラ遺体が発見されるという事件を追った上下巻の長編作、発売以来気になっていた作品です。

上巻では後に被害者となる人物とその家族、生活が前半に描かれていて、上巻の後半で事件が起こります。その間に、被害者、加害者とどんな関係を持つのか?と思わせる人物も出てきて、ミスリードされないようにと意識しながら上巻読み終えました。
途中出てくる被害者の兄の語りの部分が、ああいう精神論のようなものが苦手なので読み飛ばしましたが、もしかしたらそれが後で重要になってくるのかもしれませんね。。。この兄、とにかく怖いです。裏があるのかないのか、いや恐らくあるのでしょうが、それが何なのか見えないのに他人に不安感を抱かせてしまう人物です。
後半の展開が気になります。続きの感想は後半読了後に。


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1.kss_1618 (2008/08/25)
長編ですか?以前彼の作品『葬送』を読もうとして挫折したのでどうかな。普通に読めるようなミステリですか?
2.shippopo (2008/08/26)
ミステリーとしても楽しめますが、心の内側を描いた部分が強く、精神論とかも多く出てきたから、好き嫌いが分かれる作品だなぁと思います。
上下巻なので、時間があるときに読んでみてはいかかでしょう?
 

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 25

荒野

著者 : 桜庭 一樹

出版社:文藝春秋

発売日:2008-05-28

評価 :

完了日 : 2008年08月19日

桜庭作品4作目です。『赤朽葉家』とちょっと似た感じでしたが、『私の男』よりはこちらの方が好きです。

小説家の娘・荒野の12歳から16歳までの成長と恋、その間に父のもとへ出入りする幾人かの女性を追ってあります。
どの女性も身近にいそうな、一見しては分からないけど内面に女性特有の不安定さを抱えているところがあって、それに惹かれるように読み進めました。設定的に、それはないでしょと思う部分があったので入り込むことはありませんでしたが、読みやすい文章だったのですぐに読んでしまいました。大学生、そして社会に出た2人と友達2人、それからあの家で大きくなった鐘ちゃんのその後が気になります。


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 12

虚夢

著者 : 薬丸 岳

出版社:講談社

発売日:2008-05-23

評価 :

完了日 : 2008年08月15日

デビュー作の『天使のナイフ』以来気になっている作家さんです。犯罪被害者の立場から事件が遺したものを書かれます。前2作は少年犯罪、性犯罪に、今回の作品は精神鑑定に焦点を当ててあります。

9人が殺傷されるという無差別殺人事件により娘を失った主人公。事件により離婚した前妻から犯人を見たと連絡があり、犯人を追うことに。ラストには想像もしなかった事実が待ち受けています。
精神鑑定による責任能力の判断。人が人を診て行うその曖昧さ、それにより取り残されてしまった被害者の感情。今回もたくさんのことを考えさせられました。
犯罪が被害者から奪うものには、目には見えないけど、被害者やその周りの人たちの未来や生きていくための希望も一緒に奪い取っていくのだと思います。こうした思いをする人が一人でも少なくなることを願います。


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3.kss_1618 (2008/10/04)
ラストは確かに面白かった。いろいろな工夫が見られる作品だったと思いました。
4.shippopo (2008/10/04)
>kss_1618さん
そう、このラストは想定外でした。テーマは違えど、ミステリーとしては東野さんに近いものを感じますね。

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 18

切羽へ

著者 : 井上 荒野

出版社:新潮社

発売日:2008-05

評価 :

完了日 : 2008年08月15日

直木賞受賞作ということで近くの図書館に予約していたのですが、意外にもお盆に帰省した実家の図書館にフツーに置いてありましたf^_^;

とある島で夫と二人で暮らす主人公が、東京からやってきた同僚の存在によって心を揺さ振られるというお話です。その揺れる心が直接的ではなく、それを思わせるような婉曲的な文章で表現されていました。こういう淡い感じの表現は、先が見えにくくてちょっと苦手です…
この作品は内容よりも使われている方言が九州のもので、どこを舞台としてるのかに目がいってしまいました。「空港で大村鮨を買った」という文章があったから、長崎の離島かな?と勝手に推測してますが、いかがでしょう?
表題の「切羽」の意味、初めて知りました。主人公のお母さんの言葉が印象的でした。


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 23

ラン

著者 : 森 絵都

出版社:理論社

発売日:2008-06-19

評価 :

完了日 : 2008年08月14日

大好きな作家さんだし、あちこちで前評判を聞いていたから楽しみにしていた一冊です。
今までの森さんにない分厚い本だったから時間かかるだろうなぁと思っていましたが、森さんらしい軽快な文章で一日で読み終わることができました。

家族をすべて亡くした主人公は、ふとしたきっかけで「レーン越え」を体験し、家族と再会。自分の足でレーンを越えるため、マラソンに挑戦することにした主人公の、出会いと再生の物語です。
いろいろ辛い場面もあったけど、全体にハートウォーミングな雰囲気が流れていて、サラリと読むことができました。しかし、終盤からは主人公の気持ちがこちらに流れ込んで来るようで、涙ぽろぽろでした。
ラストの先に明るい光が見える終わり方は、森さんらしいラストで、久々に気持ちの明るくなった作品ですp(^^)q


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 1

30歳からハッピーに生きるコツ

著者 : 横森 理香

出版社:ベストセラーズ

発売日:2006-12-13

評価 :

完了日 : 2008年08月12日

町の図書館にあった、県立図書館からの団体貸出の中にあって目に付いたので借りてきました。
お金や仕事、結婚や出産、美容に人間関係と、30代女性なら誰もが悩んだことがあるようなことに、40代になった著者の視点からアドバイスがされていました。
納得のいくものやアドバイスとして活かそうと思うものもあったし、よく分からないものもありましたが、そういう考え方もあるんだなということに気づいただけで十分読む価値があったのだと思います。
しかし、この本の中では40代になると体力など、30代とは比べ物にならないくらい落ちるということが繰り返し書いてあり、ちょっとこわくなりました。。。まぁなってしまえばそうでもないじゃん!と思えるのかもしれませんが(いや、そうあってくれないと困る・・・笑)


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1.kss_1618 (2008/09/01)
いつまでも25才というわけにはいかないでしょう。
2.shippopo (2008/09/02)
アハハ。確かにそうですが、いつまでも若くありたいというのは女性の永遠のテーマなのです。ご理解ください(笑)
 

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 11

JOY!

著者 : 角田 光代,井上 荒野,江國 香織

出版社:講談社

発売日:2008-04-22

評価 :

完了日 : 2008年08月10日

『ダ・ヴィンチ』で紹介されていて予約した本です。80年代のカリスマバンドの人気のボーカリストJOYと出会った5人の女の子の物語が、5人の女性作家さんによって描かれています。

角田さんと江國さんは好きな作家さんで、その他の方も気になっている人だったので、どの物語も楽しめました。別々の作家さんが書いたとは思えないほど設定や文章に違和感がなく、ひとつの物語として読むことができました。
私自身はJOYにはまった女の子たちよりちょっとだけ下の世代ですが、背景に描かれているものは記憶に残っているものも多く、懐かしいなぁ・・・と感じました。あったよバンドブーム、あったよバブルetc という感じですね(笑)
5人の女性の視点から見た一人の男性像。こういう構成の本は初めて読んだので、興味深かったです。読み進めるにつれ、JOYという人のイメージが自分の中にはっきり出来上がりました。私の中では、たいしたことない男というより、つまんないヤツという感じですが(笑)


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 35

のぼうの城

著者 : 和田 竜

出版社:小学館

発売日:2007-11-28

評価 :

完了日 : 2008年08月09日

“王様のブランチ”で紹介されて以来、2ヶ月の予約待ちでようやく手にすることができました♪

話題通り、魅力的な登場人物が何人も出てきて、普段歴史物は読まない私も楽しむことができました。
最初の部分を読んで「石田光成」が主役の話かと思い Wikipedia で記事を読んでいたのですが、主人公は「のぼう様」だったのですね(笑)
この「のぼう様」、ぜんぜん戦向きの風貌ではないのに、ものすごい策士のような部分も伺えて、ひきつけられました。周りの家臣たちもそれぞれ一癖も二癖もあって、ちょっとしたマンガでも読んでいるような感じでした。登場人物たちのこのキャラの濃さは、『図書館戦争』シリーズに匹敵する感じもしましたがいかかでしょうか?

ネット情報では映画化の予定もあるとのことで、映像化されたものも観てみたいです。私の中では、「のぼう様」は小日向文世さんです。


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