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 2

美の死―ぼくの感傷的読書 (ちくま文庫)

著者 : 久世 光彦

出版社:筑摩書房

発売日:2006-03

評価 :

完了日 : 2008年10月05日

氏の本を読む姿勢に賛成。
小説は個人的な思い入れでよんで、なんぼ。

背表紙に惹かれて読んだら、予想以上にえろかった、です(笑)


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 3

須賀敦子全集 第1巻 (河出文庫)

著者 : 須賀 敦子

出版社:河出書房新社

発売日:2006-10-05

評価 :

完了日 : 2008年10月02日

大事に保管された古いレコードの響き。

どうやったらこんな視点が養われるのだろう。
嫉妬すら覚えるほどです。


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 8

オンリー・ミー―私だけを (幻冬舎文庫)

著者 : 三谷 幸喜

出版社:幻冬舎

発売日:1997-04

評価 :

完了日 : 2008年09月15日

楽しい時間をありがとう、三谷さん。

あー、楽しかった!と心から思えた一冊でした。
それにしても、他人への気配りとそのチキンっぷりには思わず共感すること多々。。
(それにしても氏は気を配りすぎだと思います(笑))
お人柄がにじみ出ている文章ばかりです。

笑うってなんて素敵ないいことなんだろ。
『ありふれた生活』シリーズを購入の勢いです。


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1.Pipo (2008/09/15)
こんにちは。先日はお運びありがとうございました。

三谷さんは先日、「ザ・マジックアワー」のプロモで鬼のようにTVに出てらっしゃいましたが、もう振る舞いが小動物っぽいですよねー(笑)。言うことは結構攻撃的だったり大風呂敷だったりするのに…。でも、ああじゃないと三谷さんじゃないんですよね。お芝居や文章を見るにつけ、そう思います。
2.A (2008/09/15)
こんばんは。いつもコメントありがとうございます。

三谷さんご自身のおもしろさはきっとそこなんでしょうね。
なぜかリスを連想してしまいます。
でも、実は結構狸なんだろうなーと。
でも黙って化かされてなんぼです(笑)
 

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 4

太陽がいっぱい (河出文庫)

著者 : パトリシア ハイスミス

出版社:河出書房新社

発売日:1993-08

評価 :

完了日 : 2008年09月14日

く、暗い・・・!
なんなんだーこの暗いラストは!と読んだ後に脱力しました。あぁ切ない。世の中理不尽だな。

映画(アラン・ドロン版)のラストと違っているんですねぇ。映画のほうに軍配。結末はすっきりするし、音楽の効果もあるので。
物語としては小説のほうが深みがあるのはわかっているんですが。

久々に読むの辛かった本でした。まぁ、リプリーとヨーロッパ観光したと思えばいいか。


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 14

ハチミツとクローバー (1) (クイーンズコミックス―ヤングユー)

著者 : 羽海野 チカ

出版社:集英社

発売日:2002-08-19

評価 :

完了日 : 2008年09月10日

いまさらなような気がしますが(笑)
中途半端に5巻くらいまで読んだことあるんですが、どうしても自分の手元においておきたくて購入。
今の自分と重なる登場人物ばかりで、胸が痛いような。

花本先生やっぱ素敵だなー・・(ぼそ)

こう言うやわらかいタッチの漫画が好みです。


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1.るうらる (2008/09/15)
Aさんこんばんは。
「訪問者」からたどって、訪れさせていただきました。
「ハチミツとクローバー」。自分とキャラの性別が違っても、どこか心当たりのあるキャラはいますよね(笑)
 私は、去年卒論で煮詰まって10巻セットのケース買いしてしまいました。結果は一気読みで研究室でボロ泣き。
 これからも訪れさせていただきます。よろしくお願いします。
 
2.A (2008/09/15)
らうらるさん。はじめまして。
読書ノートが気になって、ふらっとお邪魔してしまいました。
コメントありがとうございます。嬉しいです。

キャラクターのほとんどに感情移入できるのが、この漫画のすごいところですよね。
10巻一気読み、素敵ですね。ちまちま買っている自分がもどかしいです(笑)

これからもよろしくお願いします。
 

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 1

喪服の似合うエレクトラ (岩波文庫)

著者 : オニール,清野 暢一郎

出版社:岩波書店

発売日:1988-10

評価 :

完了日 : 2008年09月07日

今読み終わったので感想を。
まず、タイトルがいいですよね。数年前に上演された時に「素敵な響きのタイトルだなー」と感じたことを思い出して、買ってみました。

肝心の中身ですが、キャラクター全員が激しすぎて、少々疲れてしまいました(笑)
正直ギリシャ神話には全く通じてないので、そこらへんは語れませんが・・・
でも二部と三部はページを繰る手が止まらないくらいおもしろい。母親に女を感じるとき、母子の関係はこんなにも壊れてしまうのかー・・・。
オリンの狂い方がたまらなく好きでした。
おススメです。

旧字体もいい味を出しています。


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1.Pipo (2008/09/08)
こんにちは。このお芝居はたびたび再演されているのでチケットを取ろうか…と思いながらそのままです。私もタイトルが好きで、いつ原作を手に取るかも併せて常に秒読み段階の本です(笑)。

といいながら、ガルシア・ロルカ「血の婚礼」がWOWWOWで放映されるので、こちらの原作にしようかな…と揺れています♪
2.A (2008/09/08)
こんにちは。
WOWOWはいいラインナップを放送してくれますよね~!
私も「血の婚礼」も気になる作品です。
今はWOWOW視聴環境にないので、悲しいです(笑)
原題は、"Mourning Becomes Electra"なのですが、邦題の完全勝利かと。
読まれた際はぜひ感想を拝読させてください!
 

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 3

神聖喜劇〈第1巻〉 (光文社文庫)

著者 : 大西 巨人

出版社:光文社

発売日:2002-07

評価 :

完了日 : 2008年08月26日

やっと一巻読了。
高校生のときから読みたかったこの本、ようやく買って読みました。
(ハードカバー版は二段組でやる気を阻害されました(笑))

触れ込みを見た限りでは主人公の東堂がどこまでもヒーローとして軍隊の不条理に立ち向かっていくのか、と思いきや・・・。不条理に振舞っている人々にもまた苦悩や葛藤を抱えていることに東堂が気づくプロセスが丁寧に書かれています。一巻は『保元物語』の引用で締められていますが、そこに東堂の成長(?)をしみじみと感じました。そういう点では現代の人々が読んでも全く色あせない作品なんだと思います。

自分達を正しいと思い込み、その正しさにそって行動し続けるうちに常軌を逸していく日本軍の姿は滑稽でもあり、哀れでもあり・・・。

重厚な文体に、お腹いっぱい。
まだまだ先は長い!

(NHKのETV特集の影響で大前田の顔は、塩見省三さん以外に想像できず・・・。さらに東堂は西島秀俊さん、冬木は伊藤淳史さんと脳内キャスティングが決まってしまいました。)


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 2

ヴェネツィアの宿 (文春文庫)

著者 : 須賀 敦子

出版社:文藝春秋

発売日:1998-08

評価 :

完了日 : 2008年08月09日

お気に入り登録させてもらっている方々の書評を読んで、手に取った一冊。

この本を読んで、何よりも驚いたのは須賀さんの驕らない・静かな、でもすごく激しく燃える意志が文章のあちこちににじみ出ていること。
決して猫背にはならない女性だったんでしょう。

「アスフォデロの野をわたって」で旦那さんとの別れを予感する場面。もしかしたら人生で二度とこんな文章に出会えないかもしれないとすら思いました。
もっと早くこの方の著作を読んでおけばよかった。
全集買い決定。


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3.ヨナキウサギ (2008/08/27)
この人は、ロマンス語で考え、それを言葉にしている、そう感じることがあります。私には、それが心地好いのです。出逢うのが遅かった、ってことはないと思います。悲しいけれど、もう彼女の「新しい文章」が書かれることはない。そう思えば、じっくり全作を味わうことができるというものです。出る端から買ってしまった私、全集買いの決心がつかない……。
4.A (2008/08/28)
こんにちは。コメント有難うございます。
彼女の作品を網羅していくのは、幸福なんですが少し寂しい気もします。大切に読みたいと思える作品ばかりですよね。
できることなら、単行本で購入したいんですが・・・うぅー。

もっと読む(4件)

 

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 3

トゥルー・ストーリーズ (新潮文庫 オ 9-10)

著者 : ポール・オースター

出版社:新潮社

発売日:2007-12

評価 :

完了日 : 2008年08月04日

類は友を呼ぶとはよく言ったもので、オースターには偶然を呼び寄る力みたいなのがあるのかも、と思いました。

その日暮らしはこれ一冊の中でちょっとウェイトが大きすぎて、若干退屈しましたが、お金はある程度は心をすさませずに済む道具だということがオースターの苦労話からひしひしと伝わってきます。
結局オースターの強い意志が彼の作家としての成功に導いたというオチに救われましたが。

あとは小品が多く、ふーんという感じでした。


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 3

奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)

著者 : 辻 惟雄

出版社:筑摩書房

発売日:2004-09-09

評価 :

完了日 : 2008年07月12日

プライスコレクションを見た数ヵ月後、爆笑問題の番組に辻惟雄氏が出ておられ、なんとなくつながりと興味を感じて読んでみました。

美術はさっぱりな私でも、本書に載っている図版はどれも見ているだけでおもしろい。で、本文を読むと「そういう観点で見るのか!」という発見があり二度楽しい。

最初は若冲目当てで読みましたが、長沢芦雪や歌川国芳、曾我蕭白の作品はどれもユニークでまた好きな画家が増えました。日本がですが「アヴァンギャルド」という単語が不思議にしっくり来るものばかり。
まず蕭白のグロテスクさには驚きます(笑)
もう奇妙さや恐ろしさを追い越して、愛おしさすら感じてしまいました。
そして芦雪は鳥獣がとても愛らしく、親しみやすい。本書に登場する他の画家達よりもかなりやわらかいタッチの絵画で、逆に新鮮に感じられるかと思います。

やっぱり虎の絵が好き、というのも改めて思いました。

西洋の絵画でも好きなものはありますが、それ以上に日本の絵画が好きです。海外流出してしまった作品が多々あるのが非常に惜しい!

「奇想の図譜」も読むぞ~!


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1.Pipo (2008/07/12)
こんにちは。プライス・コレクション、ごらんになったんですね。私は図録だけです(笑)。

日本画は見だすと面白いですよね。画材が洋画より乾きやすいので、一般的に仕上げまでの時間が短く、余計に動きが出るんだと思います。私のおすすめは宮本武蔵の水墨画と、時代が下りますが河鍋暁斎です。
2.A (2008/07/13)
生観覧のほうが学生のお財布には優しかったので・・・理由が貧乏すぎますね(笑)

なるほど!画材もあの勢いに関係しているのですね。西洋の油絵だとどうしても厳かな気持ちで構えてしまいますが、日本画はからっと見れるのはそういう理由だったんですね~。勉強になります。
おススメしていただいたお二人の絵画を見てみましたが、宮本武蔵が水墨画を嗜んでいたとは意外でした。イメージとのギャップが・・・!
 

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 17

きょうの猫村さん 1

著者 : ほし よりこ

出版社:マガジンハウス

発売日:2005-07-14

評価 :

完了日 : 2008年05月20日

遅ればせながら読みました。
脱力系かと思いきや・・・なかなか奥が深い!
猫村さんの優しさをみならわないとなー。
読むとすごく安心する漫画です。


この感想へのコメント

1.たね (2008/06/16)
Aさんはじめまして。お気に入りに登録していただきましてありがとうございます。少しでも見ていただけたらうれしく思います!
この本私も好きです。鉛筆のゆる~い感じがたまらなく魅力的ですよね。猫村さんのお母さんみたいな存在感が、あったかくて力強い…。何回読んでも飽きないです。
2.A (2008/06/21)
はじめまして、ご挨拶もなしにお気に入り登録してしまってすいません。読書ノート参考にさせてください。
猫村さんは昭和の優しいお母さんって感じのイメージがあります。気分が塞いだときに読みたい一冊です。
 

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 3

雨・赤毛 (新潮文庫―モーム短篇集)

著者 : サマセット・モーム,中野 好夫,William Somerset Maugham

出版社:新潮社

発売日:1959-09

評価 :

完了日 : 2008年05月11日

短編がここまできっちりオチがついているのに、文学として評価されるのもかなりレアケースですよね。

「雨」西洋思想の揺らぎとか脆さがすごく強烈に打ち出されている。恵みの雨も時には天災であるということと見事に繋がっていると思いました。

「赤毛」スリリングな短編でした。途中ヘッセの短編みたいな描写が出てきたと思ったら、あのダーティーな結末。好きです。

「ホノルル」うーん、やっぱり前出二作にしたらかすむ。オチも若干印象薄かったかな。

全体としては人種問題の観点から読んでもおもしろい短編でした。西洋人が白人以外の人種を見るときにどんな視点で見てるのかよーくわかります。
あと、モームは肥満が醜さと老いの象徴だと思ってたんでしょうね。肥満への相当なこだわりが随所に
読み取れます。


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 2

恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇 (岩波文庫)

著者 : 菊池 寛

出版社:岩波書店

発売日:1970-12

評価 :

完了日 : 2008年05月10日

やー、面白かった!こんなにはずれがない短編集があるなんて奇跡です。プロットや言葉遣いはとてもシンプルで読みやすいのに、かなり奥が深い話ばかり。
スケールの大きく感動的な「恩讐の彼方に」、コンパクトな「名君」「形」、さわやかな「蘭学事始」が特に気に入りました。教科書に昔掲載されていた短編があるというのも納得です。

みやつこさん、ありがとうございました。


この感想へのコメント

1.みやつこ (2008/06/28)
 自分がこの本を書いたわけでもないのに我が事のように嬉しく、読んでいただきありがとうございます。
 どの小説も直球勝負、シンプルであることは凡庸さと紙一重だと思うんですが、これだけ味わい深いものをシンプルに分かりやすくまとめちゃうってのも作家の力量なんでしょうね。個人的には島流しになっても結構元気にやってる俊寛が好きです。
2.A (2008/07/01)
俊寛のしたたかさにはえぇ?!と思いながらも、ほほえましく読んでしまいました。ちょっとガリバーっぽいな、と。
ぜひ、芥川の俊寛と読み比べしてみたいです。
 

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 4

やがて哀しき外国語 (講談社文庫)

著者 : 村上 春樹

出版社:講談社

発売日:1997-02

評価 :

完了日 : 2008年05月10日

中上健次に入る前に、一息つきたかった。
ので、先日Pipoさんに推薦していただいたこの本を読むことにしました。
(Pipoさんありがとうございました!)

すごくおもしろく読むことが出来ました。
ほぉー!と思うことの連続でした。
彼はニュートラルな視点の持ち主ですね。
「それがいいとか悪いとか言うのではない」という言葉がいくつか出てくるのがとっても印象的でした。

あと、すごく読みやすかった。彼の小説を読んだときにも思ったんですが、文章がかなり理路整然としている。きちんとした文章だから、説得力がある。
エッセイとしてはかなりおもしろいです。

なぜ彼の小説が苦手なのか考えたんですが、要するに私はもっと感情のごちゃごちゃした感じの文章が好きなんだろうなーと。うん。

他の村上エッセイにも挑戦したくなりました。


この感想へのコメント

1.Pipo (2008/05/19)
楽しんでいただけたようでよかったです♪学生のかたにはぜひ読んでほしいトピックだったものですし。

私も春樹文学が苦手です。たぶん、彼と彼をつくった米文学というものの思考があまりにもクリアで、先が読めてしまうからなんだと思います。私はそういうわけで、階級とか静かな差別とか、「人はそれでも生きていくのか…」といった鈍い重みの感じられる、ヨーロッパ文学が好みです。中上健次と島尾敏雄は長年のpendingですが。
2.A (2008/05/20)
Pipoさんに推薦をいただいてなければ多分通り過ぎていた本でした。本当にありがとうございました!
(もうちょっと内容に突っ込んだコメントにすればよかったですね^^;)
やはりアメリカは若い国だし、文学上のそういう流れも個性なのかなと思います。その成長過程を見ていくのも1つの醍醐味なのかもしれませんね。

 

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 1

事件の核心 (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション)

著者 : グレアム グリーン

出版社:早川書房

発売日:2005-12

評価 :

完了日 : 2008年04月30日

今さっき読み終えてものすごい打ちのめされています・・・・。
愛する人を苦しめるか、神を苦しめるのかの葛藤にゆれるスコービーの最後の最後にする選択は、衝撃的だけど、納得がいく。それは彼の心理が丁寧に描かれているからだと思います。
そんな彼の心理を知ることが出来てよかった。(彼の周りの人々は彼の苦しみを理解できないという点も、この小説の重要な点。)そこにこの小説の唯一の救いが存在しているのかもしれません。

少し冗長かなとも思いましたが、読み終えた瞬間にこの小説の長さの意味がわかりました。夫婦や恋人達の会話に幻滅される方もいらっしゃるかとは思いますが、我慢して読めば報われます。特にラストのスコービーの独白は、素晴らしい。読む価値ありです。


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1.Pipo (2008/05/01)
こんにちは。グリーンは記憶の彼方ですー(笑)。

学生時代にこそ、ちょっと重めのものを読む価値があると思います。人生の糧、とは大げさですが、なんだか生きていく地肩が強くなるように思います(お説教っぽいですね:笑)。

年を重ねてくるとどうしてもエンタメ寄りの読書になるように思いますが、エンタメの作品にはクラシックの思わぬ引用があったりして、その作者さんの背景が知れて楽しい、というおまけがありますよ♪
2.A (2008/05/01)
こんにちは!
そうですね、やっぱり重ーい作品にじっくり向き合えるのは今のうちだと思って、いつの間にかこんな本ばかりになってます(笑)
おっしゃるとおり、そろそろエンタメも開拓する時期かもしれません。京極作品でもひさびさに読んでみようかな~と考えております。
 

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 5

夜の樹 (新潮文庫)

著者 : トルーマン カポーティ

出版社:新潮社

発売日:1994-03

評価 :

完了日 : 2008年04月16日

だんとつで「銀の壜」が読みやすかった。
イメージと違ってだいぶ怖い話が多かったです。
「ミリアム」はO・ヘンリ賞受賞作品だけあって、プロットが素晴らしい。あからさまに幽霊や殺人鬼がスプラッターなシーンに登場するよりも、人間の精神が作り出す世界がずっと恐ろしいんでしょうね。
個人的には「誕生日の子供たち」の残酷な終わり方が好みです。


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 1

メルヒェン (新潮文庫)

著者 : ヘッセ,高橋 健二

出版社:新潮社

発売日:1973-06

評価 :

完了日 : 2008年04月03日

「ぼくは、聞くことと見ることよりほか、人生になんの望みもない。そして不滅なものを考えていたいだけだ。」(「ファルドゥム」より)

全編目が覚めるど美しくて、切ないお話ばかりです。この美しさは宝石のように輝く美ではなくて、森とか太陽とかの美なんだと思います。

特に好きだったのは「アウグスツス」「ファルドゥム」「アヤメ」の三つです。変わって行くものと変わらずにいるものの悲しみがなんともいえない。「アウグスツス」だけでもこの本の値段以上の価値ありです。

ヘッセのことはよく知らないけど、東洋のエッセンスが随所に入っているのがとても興味深い。このメルヒェン全編に無常観が一貫したテーマとして流れていて、ヨーロッパの作家を読んでる気がしませんでした。

ヘッセの他の作品も読んでみます。


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 7

貧乏サヴァラン (ちくま文庫)

著者 : 森 茉莉

出版社:筑摩書房

発売日:1998-01

評価 :

完了日 : 2008年04月02日

夜中に読んではいけない本(笑)
読んでるだけでおなかがすいてきます。
バターを惜しみなく料理に使いながらも、刺身を人に譲らない。この和洋折衷感がたまらないです。
彼女がフランスだけに染まっていたなら、私はこの本好きになっていないと思います。
「薔薇色の」という形容がとても美しい。
物はなくても心は豊かに生きることがどんなに粋か教えてくれます。


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1.Pipo (2008/04/02)
はじめまして。

この本、私もかなり前に読みました。味覚はもちろんのこと、色彩の表現がとても美しいですね。薬のガラス瓶を並べてその美しさに見とれたり、何の緑色だったか忘れましたが、「ボッティチェリの緑」と表現してみたり…なんだか、幸田文の対極を行く感じです。「森茉莉ライフ」って一体どんな風だったのか、他の本も読みたくなりますね。
2.A (2008/04/03)
はじめまして。勝手にお気に入り登録させていただき失礼しました。Pipoさんの紹介なさっている本があまりにも面白そうだったので。。。

仰るとおり茉莉さんの色彩表現はわかりやすいのに、独特で非常におもしろかったです。彼女のような感覚を持って生きていけたら人生かなり違っていただろうなと思います。
幸田文は読んだことがないですが、茉莉さんの対極と聞くとすごく気になります。
 

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 1

O・ヘンリー短編集―The gift of the Magi 【講談社英語文庫】

著者 : O.ヘンリー,O.Henry

出版社:講談社インターナショナル

発売日:1993-06

評価 :

完了日 : 2008年03月31日

O・ヘンリーは痛快でもありながらほろっとさせる、わかりやすい筋の短編で、みんなに受け入れられやすいとおもいます。しかし、そんな特徴に反して原書の英語は結構難しい!かなり読むのに時間がかかったし、訳注見ても100%理解できない部分もありました。こんなに骨が折れる英語だとは・・・(泣)


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 8

スローターハウス5 (ハヤカワ文庫 SF 302)

著者 : カート・ヴォネガット・ジュニア

出版社:早川書房

発売日:1978-12

評価 :

完了日 : 2008年03月31日

 ヘンテコな小説というのは知ってたけど、やっぱりヘンテコでした。ヘンテコなユーモアと明るさの裏には私達の想像を絶する戦争体験の恐怖があると思うと、すごく切なくなります。「語るに値する戦争などない」という言葉が胸に刺さりました。
 あとがきにもありますが、「そういうものだ」が戦争を体験した人にしかわからない感情を見事に、簡潔に表していると思います。そもそも、人が死んでいる状況を冷静な言葉で語れる人のほうが、実は少ないんだということに気づかされます。
 この小説に隠された思いを考えると、ヴォネガットがぐんと好きになると思います。素晴らしい小説をありがとう、と彼に言いたいです。


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