さくらこさん > 読書ノート
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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)著者 : 村上 春樹 出版社:新潮社 発売日:1988-10 評価 :
完了日 : 2008年11月01日 この作品を読む前に小説を一本書いた。とんでもない駄作だったけど、自分の足りないところを逃げようも無いくらいしっかりと確認できた。確認できた問題点の一つが、異化の問題だ。私はまったく異化と言うものが出来ていない。以前、『海辺のカフカ』を読んだ時、その頃の自分の目標は大江健三郎さんの『死者の奢り』のような現実的テーマ小説だったので、『カフカ』をあまり高く評価しなかった。意味もわからなかったし。でも何となく、何かの異化なんだろうなあ、ということだけは感じ取った。異化、ということを考えるために、もう一度村上春樹を読もうと思い、この作品を取った。 この感想へのコメント |
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勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪―ヘミングウェイ全短編〈2〉 (新潮文庫)著者 : アーネスト ヘミングウェイ 出版社:新潮社 発売日:1996-06 評価 :
完了日 : 2008年10月18日 「老人と海」の根底にあるものが、形を変えて何度も描かれていた。巻末のヘミングウェイの言葉にこうあった。「作家は第一に主題について知らなければならない。第二に、その主題をどう書くかを知らなければならない。いずれの目的も、一生かかってようやく成就できるほどの難事だ。」 この感想へのコメント |
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草枕 (新潮文庫)著者 : 夏目 漱石 出版社:新潮社 発売日:1968-03 評価 :
完了日 : 2008年04月24日 東京に行くと、落ち着かない。周りの人がみんな、その足に目的をもっているらしいから。私は目的をもった散歩は落ち着かない。ブランコのことを「ふらここ」と言う言い方があるけど、私は毎日、どこへ行くにもふらこことしていたい。そうやって縺れた足で、視点の無い目で出会う風景はどれも無邪気で他意がなくていい。目的には、自分の思惑、下心、期待がめぐらされてる。何かを捕まえようと意気込んでる。その網にかかるモノは活きが悪い。本当に欲しいモノは網にかからない。ヌシ様は神出鬼没。心は無にする。無でなければ悟られる。 この感想へのコメント
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