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sozoro-manpoさんの読書ノート

昔、読んだ本
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 1

阿部昭集〈第1巻〉

著者 : 阿部 昭

出版社:岩波書店

発売日:1991-08

評価 :

完了日 : 2008年01月08日

 
 ここに収められている「約束」という作品を読んだ。

 超初心者的な発言で、「今さら、何コイトル!」と云われるかもしれないが、さて…。

 小説を創作しようとするばあい、重要なことは、まずテーマを決めることだと思う。しかるに、自分が何か積極的に書きたいものがあれば、すんなりと進んで行くのだろうが、それがないにも拘わらず、あえて、習作してみたいと考えたばあい、どうやったらテーマを決めることが出来るのだろうか。

 そんなことを終日、ボサーッと考え込んでいる矢先、巡り会ったのがこの作品だった。阿部昭さんを思い出した。、僕が若いころ、偶然、彼を知った。

 いずれ僕も、自分自身の「童貞喪失ストーリー」を書いてみようかな。

 “性”をテーマにするとき、森鴎外の「イタ・セクス・アリス」が、当然ながら、思い浮かぶ。中村うさぎさんの作品も面白そうだな。

 読書の範囲は拡がり、興味は尽きることはない。只、楽しい。


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 4

花芯 (講談社文庫)

著者 : 瀬戸内 寂聴

出版社:講談社

発売日:2005-02

評価 :

完了日 : 2007年12月29日


 瀬戸内寂聴さんの初期のころの作品のひとつ、「花芯」を通読した。当時、かのじょは、まだ評価のさだまらない新人で、この作品によって一部の人たちから、「子宮作家」という下品なレッテルを貼られたそうな。

 ところで、最近、中高年のお見合いがさかんだとのこと。団塊世代の定年退職という世の流れも一役かっているらしい。先日、テレビを見ていたらその種の出会い系番組をやっていました。92歳の男性が最高齢者として紹介されていました。その年齢には、さすがにわたしもおどろきました。それからすると、わたしなんかまるでガキですよ。知人から「還暦で恋をみつけてときめいて」という気のきいた川柳をもらいましたが、まだまだ恋のロマンスをもとめていくべきなのでしょうね。

 この小説は、ひとりの女が娼婦に変身していくことが書いてありました。

 最後の部分を読んでみます。

【科学がどこまで進んでも、人間は男と女の単位になるかぎり、劫(ごう)初(しょ)いらいの同じ哀しい姿勢をとりつづけている。(中略)
 死というものを、私は、セックスの極におとずれる、あの精神の断絶の実感でしか想像することができないのだ。どこかのホテルの片すみで、その夜だけの男と枕を共にしながら、ある朝、私が冷たくなっている……もう何度となく描いた私の死にざまにも私は怯え(おびえ)ない。
 こんな私にも、人しれぬおそれ(リッシンベンに白黒の白)がたったひとつのこっている。私が死んで焼かれたあと、白いかぼそい骨のかげに、私の子宮だけが、ぶすぶすと悪臭を放ち、焼けのこるのではあるまいか。】

 「性欲は灰になるまで」という言葉を思い出しましたよ。
いずれにしろ、男も女もたかが還暦あたりで、老け込んではいけないのです。

                 


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