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ハローbreezeさんの読書ノート

お気に入りミステリー
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 20

13階段 (講談社文庫)

著者 : 高野 和明

出版社:講談社

発売日:2004-08

評価 :

記入日 : 2008年07月14日


2001年、第47回江戸川乱歩賞受賞作品。

やられた。とても新人作家が書いたとは思えない、見事な作品。
大絶賛の評価を裏切らない、読み応えのある社会派ミステリである。
心憎い緻密な構成でありながらも、わかりやすく抑制のきいた文章。
重厚なテーマを掲げながらも、そこに潜む矛盾点を要領よくまとめ、読み手に問いかける。知的欲求を刺激してくる。

これほど素晴らしい作品でありながら、今まで読まずにいたのは失敗だった。
なぜ読まなかったかというと、その訳はタイトル『13階段』にある。
単純にホラー小説だと勘違いしていたのだ。
同じような方がいるといけないので、念を押しておこう。

この作品は、ホラー小説ではない。最高の社会派ミステリ小説だ!


この感想へのコメント

1.似子 (2008/07/15)
社会派ミステリー?そ、そうなんですか!?
私も読む予定にしている本ですが、ホラーだと思ってました。だって表紙にもホラーの雰囲気が・・・
2.ハローbreeze (2008/07/16)
この作品はタイトルで損をしていると思います。
ほとんどの人はホラーだと勘違いするはずです。
ただし、「怖さ」はあります。ホラーの怖さとは違うものですが。
犯罪被害者になってしまうこと。裁判、死刑の制度に潜む矛盾。この物語はいろいろな問題を提起しています。怖いのはそういう問題の存在です。
多くの人に読んでほしい作品です。
 

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 3

コフィン・ダンサー〈下〉 (文春文庫)

著者 : ジェフリー ディーヴァー

出版社:文藝春秋

発売日:2004-10

評価 :

記入日 : 2008年06月23日


ジェフリー・ディーヴァーにはずれはない?

四肢麻痺患者の主人公・ライムが頭脳で、殺し屋と対決する。しかし、単純な話ではもちろんない。

二転三転する真相。振り回され、敗北感を味わう。ところが、騙されたと気付いたときに、不思議と悔しさはない。むしろ痛快。

リアルな臨場感。息を殺し、忍び寄る殺し屋に恐怖を感じる。銃撃戦前の一瞬の静寂。緊迫感が高まる。焦燥に駆られる。
現場のアメリア・サックスに危険を知らせることができない、読者にすぎない自分に苛立つ。

魅力的な人物造形。ディテールにこだわった伏線。
読者の意表を突くテクニックには脱帽するばかり。
濃厚なサスペンスの醍醐味を、思う存分に満喫した。

シリーズはまだまだ続く。


この感想へのコメント

1.ようちん (2008/06/23)
ハローbreezeさん、こんばんわ。

>ジェフリー・ディーヴァーにはずれはない?
やっぱりそうなんでしょうか??
私はまだ、「ボーンコレクター」と「ウォッチメイカー」しか読んでいませんが、すでに十分でした。
短編がまたいい、と聞きました、まだそこまで辿りつけそうにありません。
ああ、この作品も「イリュージョン」もまだ未読。
ああ、いつになったら辿り着けるのか・・・
なんて、気長に、気楽に楽しみたいと思っています♪



2.ハローbreeze (2008/06/24)
ようちんさん、今晩は☆
ディーヴァー、好きです。読書好きの俳優・児玉清さんも、推薦していました。
巧みなキャラクター設定、スピード感あふれ展開。単純明快なエンターテインメントの面白さを味わえ、好印象です。
年配の方が『水戸黄門』を観ているのと同じ感覚かも。物語の展開にただ身をまかせるだけで楽しめます。

最新作『ウォッチメイカー』の評判が良いので、シリーズを順番に読むことにしました。
 

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 3

コフィン・ダンサー〈上〉 (文春文庫)

著者 : ジェフリー ディーヴァー

出版社:文藝春秋

発売日:2004-10

評価 :

記入日 : 2008年06月21日


四肢麻痺の障害をもつ、元ニューヨーク市警科学捜査部長、リンカーン・ライム。

本作は『ボーン・コレクター』に継ぐ、シリーズ第2弾。
『ボーン・コレクター』は、デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー主演で映画化された、人気作品。

読むにつれ、どんどん引き込まれていく。
理性的なライムと、感情的な助手のサックス。まさしく動と静の対比に、物語が際立つ。
犯人が潜伏しているかもしれない部屋への突入。無謀な行動をするサックスに唖然とした。犯人の過去の手口を思い出せ! 爆弾が仕掛けられている可能性が高い。それなのにあまりに無茶すぎて、読んでいるこっちの鼓動が高まった。

この小説は、犯人とライムの対決以外にも読みどころ満載。とくに、登場人物たちの心理描写も興味深い。デリケートな問題もあり、教えられる。

上巻最後の一行で、誰かが犯人の首の後ろに銃口を押し付けた。
早く下巻が読みたい。


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 14

ミミズクとオリーブ (創元推理文庫)

著者 : 芦原 すなお

出版社:東京創元社

発売日:2000-10

評価 :

記入日 : 2008年06月20日


最近、ライト・ミステリーにはまっている。
難解なトリックや大どんでん返しはない。
そのかわり、優しさや人情にあふれた、ほのぼのとした生活に触れることができ、心穏やかになる。
忙しい毎日にうんざりしている現代人には、ちょっと羨ましい生活に映るのでは。

この作品は、東京郊外に静かに暮らす夫婦がかかわる事件が7つ。
ふだんから着物姿の古風な奥さんが見事な推理を披露する。
家に居ながらにして事件を解決する。

この奥さんは料理も抜群にうまい。郷土料理が、実に美味しそうに描写されている。
奥さんの手料理食べたさと事件の相談とで、夫の友達が次々と訪れる。

続編『嫁洗い池』も読もう。 


この感想へのコメント

1.ぺこぽん (2008/06/20)
こんにちわ。
私、このシリーズのファンなんです。
「嫁洗い池」も良いけど、そのまた次の「わが身世にふる・・・」も良かったです。お楽しみに。
2.ハローbreeze (2008/06/20)
ぺこぽんさん、こんにちは。
情報ありがとうございます。さらに続きがあるんですね。
今、シリーズもの数作品をかわるがわる読んでいます。
この作品もシリーズものとは、驚きました。
でも、楽しみです。近いうちに読んでみます。
 

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 15

ハナシにならん!―笑酔亭梅寿謎解噺〈2〉 (笑酔亭梅寿謎解噺 (2))

著者 : 田中 啓文

出版社:集英社

発売日:2006-08

評価 :

記入日 : 2008年06月14日

笑酔亭梅寿謎解噺の第2弾。
古典落語が謎解きのヒントになる、ライト・ミステリー。主人公・竜二の成長物語といった方がよいかもしれない。
竜二が悩み苦しみながらも、少しずつ古典落語のなにかをつかんでいく。

竜二を取り囲む、ハチャメチャな梅寿師匠はじめ、個性豊かな人々が笑わせてくれる。壁にぶつかった竜二を助けてくれる。笑いと人情にあふれている。

7話で構成されている。
東西落語対決、超人気芸人の付き人体験、取材拒否の豆腐料理屋レポート、ラジオ・コーナー担当、破門、師弟対決などあり。

第3弾も読もう。


この感想へのコメント

1.べる (2008/06/15)
もう二作目ですか。三作目は私もまだ回って来ないので、先を越されちゃうかもしれないですね^^;
本書は落語の部分が薄れて、テレビ演芸の方に比重が行ってしまっているのが少し残念でした。でも、やっぱり落語のミステリーは何を読んでも面白いですね。
2.ハローbreeze (2008/06/15)
ええ、面白いです。3作目はもったいないので、しばらく間をあけます♪
落語のことが薄れた点や、竜二が伝統的な師弟制度に安易な一石を投じたところは、私もちょっと疑問に感じました。確かに閉鎖的で理不尽な制度ですが……
それと、愛川晶さんの作品のように、古典落語のすじが謎解きともう少し深くリンクするといいなぁと思いました。
 

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 6

笑酔亭梅寿謎解噺

著者 : 田中 啓文

出版社:集英社

発売日:2004-12

評価 :

記入日 : 2008年06月07日

コミカルでライトな上方落語ミステリー7篇。

ユーモアがあり、人情にあふれ、軽い謎解きもあって、とても楽しい。

落語家は、流暢な語り口やアナウンサーのように通る声を持っていても「面白い」とか「うまい」といわれるとは限らない。

この物語の主人公・星祭竜二は、髪型が黄色の鶏冠(とさか)頭で、何遍も警察のごやっかいになっている札付きの悪。
元担任教師の紹介で無理やり落語家の師匠に弟子入りさせられた。

しかし、世間からはみ出しかけた主人公は、どうやら才能があるようだ。
師匠の破天荒さや兄弟子のいびりに辟易しながらも、徐々に「古典落語」の面白さに惹かれていくところが嬉しい。

悪いことばかりしてきたからこそ、周りの人々からかけられる情を、より強く感じることができるのかもしれない。それが、芸の肥やしになるのだろう。

今後の竜二の活躍にも期待したい。
続編も読んでみよう。


この感想へのコメント

1.べる (2008/06/08)
このシリーズ大好きです。梅寿のキャラがなんとも言えずいいですよね~。竜二とのかけあいも好きなんです。私は今三作目を図書館予約中です^^
2.ハローbreeze (2008/06/08)
べるさん、こんにちは♪
ほんと、面白いですね、梅寿師匠。殴り方はちょっと加減すべきですが。
確かべるさんのノートだったと思いますが、愛川晶さんの『道具屋殺人事件』を知ったのがきっかけで、落語ミステリーを読み始めました。
今、佐藤多佳子さんの『しゃべれどもしゃべれども』を読んでいます。
 

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 5

芝浜謎噺 (ミステリー・リーグ)

著者 : 愛川 晶

出版社:原書房

発売日:2008-04-21

評価 :

記入日 : 2008年06月07日

ラスト、六代目山桜亭馬春師匠が高座に上がった場面は、感涙ものだった。
弟子のためを思い、師匠は最高の高座を披露してくれた。粋というのはこういうことか。

本書は落語ミステリー・神田紅梅亭寄席物帳シリーズの第2弾。笑いあり、涙あり。
『野ざらし』『芝浜』という、たいへんに有名な噺を、新解釈によって改作する試みをしている。
それだけでも、落語ファンなら興味がわく。
そして、『試し酒』。半身不随で、呂律の怪しくなった師匠がみせてくれる。驚嘆させる。

ふだん落語をきいていて良かった。この作品をより良く味わうには、やはり知っていた方がよいかもしれない。
もちろん、知らなくても十分に楽しめるが・・・・

さらに、凄いのは最後のどんでん返し。ミステリーとしての醍醐味も忘れられてはいない。
驚嘆まちがいなし。


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3.ようちん (2008/05/18)
最近の落語ブーム?私は、前回のNHK朝ドラ「ちりとてちん」にハマリ、毎日観ていました!あ、でも、上方落語とは違うのですよね?うん、今後の楽しみです♪
4.ハローbreeze (2008/05/18)
ええ、今、落語ブームなんだそうです。昔に比べたら貧弱ですが、寄席のお客様も増えているのだとか。
TV『タイガー&ドラゴン』も影響したようです。
そこで、NHKも『ちりとてちん』を製作したのかも。
ちりとてちんは、関東では『酢豆腐』。
数話だけ観ました。『愛宕山』面白かったです。和久井映見さんの瓦投げ、泣けました。師匠宅前の酒処『寝床』も古典落語の演目名。
でも、師匠宅に入ってからは観られませんでした。

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 11

道具屋殺人事件──神田紅梅亭寄席物帳 [ミステリー・リーグ] (ミステリー・リーグ)

著者 : 愛川 晶

出版社:原書房

発売日:2007-08-23

評価 :

記入日 : 2008年06月07日

初めて読んだ落語ミステリー。楽しかった。

TVドラマ『タイガー&ドラゴン』をみたり、北村薫さんの書いたミステリ、女子大生「私」と落語家円紫師匠シリーズを読んだりして興味がわき、昨年から古典落語を聴きまくり、ちょうど1年経った。
そんな今、本書『神田紅梅亭寄席物帳 道具屋殺人事件』が眼にとまったのは、タイムリーだった。

1.道具屋殺人事件
2.らくだのサゲ
3.勘定板の亀吉     の3話が入っている。

探偵役は、脳血栓で倒れ、千葉県館山市の自宅で療養中の師匠、山桜亭馬春。安楽椅子探偵を務める。
主人公はその弟子の奥さん。事件の真相を求めて、師匠宅を夫婦で訪れる。

北村さんのシリーズでは、事件の謎解き推理をする過程で、わかりやすい説明になるようにと、落語の一節をたとえ話として使っているだけだったのではないか。
一方、本書での落語のポジションは、事件の核となっている。落語の噺の中に、事件を解く鍵がある。

古典落語を知っていれば、一層面白さが増すが、知らなくても大事な噺のあらすじは書かれているので、楽しめると思う。
また、ミステリー好きで、これから古典落語を聴いてみたいという方なら、入門書にもなるかもしれない。

残念だったところは、第3話。
「下ネタ」で気持ちのいいものではない。
ここでいう「下ネタ」は落語家の符牒、いわゆる業界用語。一般に使う卑猥な意味ではない。念のため。


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 17

隠蔽捜査 (新潮文庫 こ 42-3)

著者 : 今野 敏

出版社:新潮社

発売日:2008-01-29

評価 :

記入日 : 2008年05月19日

期待は裏切られなかった。やはり面白い。

『果断 隠蔽捜査2』を先に読み、前後してしまったが、作品の痛快さをスポイルすることにはならなかった。作品の骨格がしっかりしているためだろう。

主人公の竜崎は、周りの人間から「変人」呼ばわりされている。常に本心しか語らないからだ。
そんな人間はいないとの批判もあるだろうが、彼の「論理的思考」は現実社会で最も必要とされるものではないだろうか? とかく本能や感情に流されることが多いので、そのように感じてしまった。

竜崎は最後に冗談を口にする。
事件をきっかけに、一歩人間味を増した。



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2.ハローbreeze (2008/05/20)
この作品も、思ったほど重くないですよ。
難解な「謎解き」などはないですから、スラスラ読めました。
面白さでは『果断 隠蔽捜査2』が上です。

逆に私の方は『TOKAGE』を読まなくてもいいみたいですね。
3.ryoukent (2008/05/20)
『TOKAGE』は たなぞう の感想でも、多くの人が「よくない」という評価の模様です。 貴重な時間を割いてまでも読む必要はないと思います。

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 79

サクリファイス

著者 : 近藤 史恵

出版社:新潮社

発売日:2007-08

評価 :

記入日 : 2008年05月18日

主人公の白石誓は、高校生時代、インターハイの陸上中距離走で1位になったことがあるにもかかわらず、大学では自転車部に転向した。

その理由に驚かされた。
走ることが苦痛でしかないと感じ、いくら必死に走ってもその重しを振り払えなくなったから。

人生はレースにたとえられることがよくある。
走り疲れているのに、走り続けなければならないと追い込まれたように感じる人も多いのではないか。

この主人公のように、人をアシストすることに喜びを見つけられた人は幸せだと思う。
決して偽善者ではない。


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 1

プロヴァンスの贈りもの

著者 : ピーター・メイル

出版社:河出書房新社

発売日:2007-06

評価 :

記入日 : 2008年05月08日

大ベストセラー『南仏プロヴァンスの12か月』その他一連のプロヴァンス作品でお馴染み、ピーター・メイルの小説第5作目です。

南仏プロヴァンスでの生活を綴ったエッセイだと思って読み始めたら、架空の物語、小説でした。
でも、間違ってよかった。とても面白かったのですから。

ロンドンの金融界で働く30代後半のマックス・スキナーは、金儲けと出世にしか興味がなく、バツイチの独身生活ゆえ食事は不規則、ランチなどパソコンのモニターを睨みながら、サンドウィッチを齧ることしばしば。
しかし突然、会社を解雇される。
途方にくれていると、1通の手紙が。
亡き叔父の小さなぶどう園を相続できるという通知だった。
場所は少年時代に夏休みを過ごした思い出の地、南仏プロヴァンスの村サン=ポン。
ワイン好きの陽気な親友チャーリーが当面のお金、日本円だと2百数十万円をポンと貸してくれ、法的手続きのため現地へ飛んだ。
そこで待っていたのは、昔と変わらぬ美しい風景や村の暮らしと、魅力的な女性、相続をめぐる予想外の問題、そしてぶどう畑に隠されたひとつの謎だった・・・・・。

南仏の夏の強烈な陽射し、あふれる色彩、乾いた空気、ラヴェンダーの香り、焼きたてパンやワイン、料理のにおい、読んでいる間はプロヴァンスに身を置いているようにさえ感じました。

五感を刺激され、さらに軽いミステリーまで味わわせてくれ、心安らぐ、馥郁とした物語でした。


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7.ようちん (2008/06/16)
さらに、こんにちは。
この作品、映画になっていたんですね、ご存知でした?私、思わず観てしまいました。
ハローさんの感想のイメージでいましたが、映画は微妙に違っていて、「軽いミステリーな味わい」はなかったですね。しかも、ラッセル・クロウでプロヴァンス、個人的な先入観からかちょっとピンとこなかったです。南仏の自然や食事の様子をもっとたくさん映して欲しかったかなぁ。。。原作が読みたくなりましたね。
8.ハローbreeze (2008/06/18)
こんにちは。
この本のあとがきに、ラッセル・クロウ主演で映画化と書かれていました。
私も、ちょっとイメージ違うなぁ、と思いました。彼女との喧嘩シーンをコミカルに演じたり、気弱そうだったり、さらにイギリス人なら、ヒュー・グラントが良いのではとその時は思いました。
アマゾンでチェックしたら、評価はいいんですね。

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 17

果断―隠蔽捜査2

著者 : 今野 敏

出版社:新潮社

発売日:2007-04

評価 :

記入日 : 2008年05月03日

最高!今まで読んだ警察もの中でも、トップクラス。警察ものファンはきっと読んでいることだろう。

主人公の竜崎信也46歳は、東大法学部卒、国家公務員試験甲種合格者の、いわゆるキャリア。しかし、ある事件により、警察庁長官官房の総務課長から大森署の署長に降格。今後の昇格は望めない状況にある。
そして、大森署管内で立てこもり事件が発生する。

各登場人物の性格設定が良い。
特に主人公の竜崎は「変人」と揶揄される堅物。論理性、合理性は、ゆるぎない。がその分、関わる人々との摩擦は避けられない。

立てこもり事件発生中に、妻の冴子が胃潰瘍で倒れる。仕事場や家庭において支えてくれていた人々の存在をあらためて見つめ直し、素直といえるくらい受け入れていく竜崎の変化が良い。
警察庁主席監察官もいい味を出し、見事騙してくれた。

ただし、立てこもり事件終結後の現場検証による、当初の結論には、安易過ぎる、と疑問を持った。
大きなマイナス部分だが、それを覆い隠す
清々しいラストシーンがあった。


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2.ハローbreeze (2008/05/20)
瑞記さん、久しぶりです。
以前、本格ミステリーを紹介してもらいましたが、まだなかなか「いいなぁ」と感じる作品に出会えていません。気長に探す予定です。

この作品ですが、皆さんの評判がよいので読んでみました。
私が好きなのはこういう作品です。トリックに凝った作品より、事件の謎と人間描写、そのバランスがとれたものに惹かれるようです。
3.瑞記 (2008/07/19)
第61回日本推理作家協会賞を受賞しましたね。
選考委員も渋いセンスです

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 33

使命と魂のリミット

著者 : 東野 圭吾

出版社:新潮社

発売日:2006-12-06

評価 :

記入日 : 2008年04月28日

『容疑者Xの献身』『白夜行』と並ぶ傑作にまた出会えた。
あくまで個人的意見だが・・・

この作品はひと言でいうと医療サスペンスもの。
後半の犯行開始から、緊迫感、緊張感が高まる。
推理よりもプロットの重層感と人間ドラマに重点が置かれた作品。
登場人物ひとりひとりの生き方(使命と魂)が、複雑に絡み合いながら、収斂されていく。
東野さんお得意のパターンだが、この作品はとりわけそのバランスが良かった。
[リミット]とはそういう意味だったのか・・・

トリックに凝るあまり、犯人にアクロバット的な行為をさせ、その結果、綻びが生じてしまうことが多くはないだろうか?
しかし、この犯人が犯行におよぶ姿には、やむにやまれぬ思いが滲み出ていた。選択した犯行方法の不自然さもあまり気にならなかった。

主人公や犯人の煩悶する心情を巧みに描きつつ、ラストには彼らに関わってきた人々の真情をも明らかにする。そのとき、何かが胸中を去来する。
そして、雲間から希望の光がさし、物語は終わる。



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1.べる (2008/04/29)
私はあまりにも予定調和すぎる所がちょっと不満でした。多分東野さんじゃない人が書いた作品だったらもっと評価していたような気がするんですが・・・(期待が大きかったので)。でも一番気になったのは表紙のセンスかも(この無駄な題字のデカさは・・・)^^;
2.ハローbreeze (2008/04/29)
私は厳密には星4.2くらいなのですが、おまけしました。
減点分は、(以下ネタバレあり)



















犯人がアリマ自動車会社社長を狙う方法として、欠陥らしい細工を施したアリマの車を使ったら良かったかと。
もう一つ、倒れた西園教授の手術に夕紀が前立ちすることで真実がわかるかたちだったら・・・




 

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 7

ぼくと、ぼくらの夏 新装版 (文春文庫 ひ 7-5)

著者 : 樋口 有介

出版社:文藝春秋

発売日:2007-05

評価 :

記入日 : 2008年04月07日

2つのことに驚き、惹かれた。
ひとつは、古さを感じなかったこと。
この作品が第6回サントリーミステリー大賞の読者賞を受賞したのは、20年前の1988年、昭和63年のこと。なのにまったく古びていない。
2つめに、主人公が高校二年生の男子ながら、しっかりとハードボイルド・ヒーローをしていること。
青春ミステリーと謳われているため、ライト感覚の
中高生向き小説かと安易に考えたが、読後大きな勘違いだったと反省した。
芯の部分はハードボイルド小説の条件を満たしているのでは。しかし、決して固く重すぎるわけではなく、表面上は軽く、ユーモアに溢れ、明るい基調に描かれている。会話の部分も軽妙洒脱。
ヒロインの女の子も生き生きと生命力に溢れている。文庫解説の書評家がうまく表現されているが、「ツンデレ」していて、とても可愛らしい。
良い作品に出会えた。


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 94

チーム・バチスタの栄光

著者 : 海堂 尊

出版社:宝島社

発売日:2006-01

評価 :

記入日 : 2008年03月04日

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 44

チルドレン

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:講談社

発売日:2004-05-21

評価 :

記入日 : 2008年02月07日

5つの短編が繋がって、一つの物語になっているライト・ミステリーです。
各キャラクターがとても生き生きとしていて、
読んでいるあいだ中楽しく、ひなたぼっこをしているように、心温めてくれます。
ギャグもあり、笑えます。
劇団ひとり著『陰日向に咲く』に似たテイストを感じました。


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 26

葉桜の季節に君を想うということ (本格ミステリ・マスターズ)

著者 : 歌野 晶午

出版社:文藝春秋

発売日:2003-03

評価 :

記入日 : 2008年01月22日

散った桜のように、やられたと感じられた読者の方も多数いらっしゃると思います。
トリックはそこかい?!


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3.NYPD (2008/05/09)
ハンドルネームのNYPDは、米の警察ドラマ「NYPDブルー」のファンだったので流用させて貰っています。「ヒルストリート・ブルース」や「CI-5」も好きでした。でもSFPDのナッシュ・ブリッジスって? 存じ上げておりませぬ。スンマセン……。
4.ハローbreeze (2008/05/09)
ナッシュ・ブリッジスも米の警察ドラマです。
サンフランシスコ市警もので、主演は『特捜刑事マイアミヴァイス』で有名になったドン・ジョンソン。黄色のバラクーダのコンバーチブルに乗っています。
テレビ東京で数年前まで放送していました。

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 31

慟哭 (創元推理文庫)

著者 : 貫井 徳郎

出版社:東京創元社

発売日:1999-03

評価 :

記入日 : 2008年01月21日

犯人と刑事、それぞれが背負う苦悩。
心が壊れたとき・・・・・・
悲しすぎる結末。


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 4

妄想銀行 (新潮文庫)

著者 : 星 新一

出版社:新潮社

発売日:1978-03

評価 :

記入日 : 2008年01月21日

ショートショート集。
その中の1作『古風な愛』を読んだとき、
「この親父、悪いやつだな!人を雇って娘を殺したのか?多額の保険金でも掛けてあるんだろ!?」と怒りを感じたのも束の間・・・・涙の結末・・・・
日本推理作家協会賞受賞。


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 4

ジャッカルの日 (角川文庫)

著者 : フレデリック・フォーサイス,篠原 慎

出版社:角川書店

発売日:2000

評価 :

記入日 : 2008年01月17日

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