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ハローbreezeさんの読書ノート

落語の噺
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きまぐれ砂絵―なめくじ長屋捕物さわぎ (光文社時代小説文庫)

著者 : 都筑 道夫

出版社:光文社

発売日:1996-04

評価 :

完了日 : 2008年07月11日


江戸は神田橋本町のなめくじ長屋に住む砂絵かきの「センセー」のもとに、岡っ引の常五郎が難事件に頭を抱えてやってくる。
センセーは長屋の大道芸人たちを手足に使い見事解決、礼金もせしめる。
センセーの推理が冴える佳作6篇。

全篇とも落語を材にしたライト・ミステリー。
 第一席 長屋の花見
 第二席 舟徳(ふなとく)
 第三席 高田の馬場
 第四席 野ざらし
 第五席 擬宝珠(ぎぼし)
 第六席 夢金(ゆめきん)

江戸の風物描写が楽しい。
浅草寺の五重塔にのぼるなんて、楽しかった。

『なめくじ長屋捕物さわぎ』はシリーズもの。
本書は第6弾だそうです。


この感想へのコメント

14.ハローbreeze (2008/08/15)
荒木絵里香はホントに凄いです。私も大ファンです。
彼女はメグ・カナと同期。かわいそうなことに大人気の2人の陰に隠れてました。
しかし、全日本からはずされたときでも、自分を生かす方法を前向きに考えたそうです。減量と筋力アップでスピードとパワーを増し、全日本に不可欠のセンタープレーヤーになりました。オリンピックでその勇姿が見られるなんて、応援せずにいられませんね。
15.ようちん (2008/08/15)
そうでしたか・・・
こんなに若くして、様々なことを経験しているのですね。私は、全くもってなんにも知らなくて、ただただ、その姿に感じ入っていました。ま、そーゆうこともふまえて、今夜も応援をいたします。いろいろと教えていただいて、ありがとうございました!がんばれエリカ!!

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ハナシにならん!―笑酔亭梅寿謎解噺〈2〉 (笑酔亭梅寿謎解噺 (2))

著者 : 田中 啓文

出版社:集英社

発売日:2006-08

評価 :

完了日 : 2008年06月14日

笑酔亭梅寿謎解噺の第2弾。
古典落語が謎解きのヒントになる、ライト・ミステリー。主人公・竜二の成長物語といった方がよいかもしれない。
竜二が悩み苦しみながらも、少しずつ古典落語のなにかをつかんでいく。

竜二を取り囲む、ハチャメチャな梅寿師匠はじめ、個性豊かな人々が笑わせてくれる。壁にぶつかった竜二を助けてくれる。笑いと人情にあふれている。

7話で構成されている。
東西落語対決、超人気芸人の付き人体験、取材拒否の豆腐料理屋レポート、ラジオ・コーナー担当、破門、師弟対決などあり。

第3弾も読もう。


この感想へのコメント

1.べる (2008/06/15)
もう二作目ですか。三作目は私もまだ回って来ないので、先を越されちゃうかもしれないですね^^;
本書は落語の部分が薄れて、テレビ演芸の方に比重が行ってしまっているのが少し残念でした。でも、やっぱり落語のミステリーは何を読んでも面白いですね。
2.ハローbreeze (2008/06/15)
ええ、面白いです。3作目はもったいないので、しばらく間をあけます♪
落語のことが薄れた点や、竜二が伝統的な師弟制度に安易な一石を投じたところは、私もちょっと疑問に感じました。確かに閉鎖的で理不尽な制度ですが……
それと、愛川晶さんの作品のように、古典落語のすじが謎解きともう少し深くリンクするといいなぁと思いました。
 

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 1

ガイド落語名作プラス100選

著者 : 京須 偕充

出版社:弘文出版

発売日:1999-05

評価 :

完了日 : 2008年06月10日

前作『ガイド落語名作100選』に取り上げられなかった100演目を紹介する続編。

CDで聴いて好きになったのは、
五代目古今亭志ん生の『替わり目』 

<プラス100演目>
麻のれん、あたま山、鮑熨斗、居酒屋、今戸の狐、浮世床、阿武松(おおのまつ)、近江八景、お茶汲み、御神酒徳利、お見立て、お若伊之助、掛取万歳、片棒、かぼちゃ屋(南瓜屋)、がまの油、蛙茶番(かわずちゃばん)、替わり目、看板の一(かんばんのぴん)、気の長短、胆潰し、禁酒番屋、首ったけ、強情灸、高津の富(宿屋の富)、甲府い、小言念仏、五人廻し、蒟蒻問答、権兵衛狸、佐々木政談、皿屋敷、三十石、三人旅、三方一両損、三枚起請、紫檀桜古木、質屋庫(しちやぐら)、蛇含草(じゃがんそう)、松竹梅、城木屋、たいこ腹、高砂や、高田馬場、たがや、たちきれ線香、狸賽、試し酒、短命、搗屋幸兵衛、搗屋無間、壷算、つる、
テレスコ、天狗裁き、天災、転失気、天神山、転宅、道灌、胴乱幸助、中村仲蔵、夏どろ、夏の医者、なめる、二階ぞめき、錦の袈裟、廿四孝(にじゅうしこう)、二人旅(ににんたび)、睨み返し、抜け雀、猫怪談、猫忠(ねこただ)、野晒し、のめる、化物使い、花筏、浜野矩随(はまののりゆき)、反魂香(はんごんこう)、一つ穴、一目上がり、一人酒盛、
干物箱(ひものばこ)、普段の袴、舟弁慶、包丁、星野屋、骨違い、松山鏡、饅頭こわい、三井の大黒、毛氈芝居、薬缶、厄払い、宿屋の仇討(庚申待)、柳田格之進(柳田角之進)、山崎屋、夢金、四段目、藁人形


この感想へのコメント

1.司馬哲 (2008/06/10)
あまり落語は知らないんですが『看板のピン』が面白くて好きです。
2.ハローbreeze (2008/06/11)
はい、『看板の一』は面白いですね。
なんで壺からサイコロをこぼしたのに気付かないんだ、とちょっとしたミステリーでした。そのあと、そうくるか、と笑えますよね。ホントに面白いです。
真似して失敗するのは『時そば』と同じでした。
 

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 1

ガイド落語名作100選

著者 : 京須 偕充

出版社:弘文出版

発売日:1999-01

評価 :

完了日 : 2008年06月10日


古典落語の名作100をセレクト。
あらすじや聞きどころ、そして著者のお気に入り演者を紹介するガイド・ブック。

CDで落語を聴きはじめるにあたり、私が入門書にした本。わりとCDが手に入りやすい演目が多い。

<ガイド演目100>
青菜、あくび指南、明烏、愛宕山、穴どろ、一眼国、井戸の茶碗、居残り佐平次、うどん屋、鰻のたいこ、馬の田楽、厩火事、王子の狐、大山詣り、御血脈、お直し、おばけ長屋、親子酒、火焔太鼓、笠碁、鰍沢、火事息子、紙入れ、癇癪、巌流島、紀州、金明竹、首提灯、蔵前駕籠、孝行糖、紺屋高尾、黄金餅、小言幸兵衛、後生鰻、子ほめ、子別れ、盃の殿様、真田小僧、三軒長屋、三号寺号、三年目、鹿政談、七段目、十徳、品川心中、死神、芝浜、締め込み、宗論、寿限無、素人鰻、心眼、酢豆腐、崇徳院、千両みかん、粗忽長屋、粗忽の釘、粗忽の使者、ぞろぞろ、大工調べ、代脈、垂乳根(たらちね)、千早振る、茶の湯、付き馬、佃祭、出来心、道具屋、唐茄子屋、時そば、富久、長屋の花見、二番煎じ、猫久、猫の災難、鼠穴、寝床、初天神、はてなの茶碗、花見酒、花見の仇討、百年目、不動坊火焔、船徳、文違い、風呂敷、文七元結、竃幽霊、ミイラ取り、味噌倉、妾馬、目黒のさんま、もう半分、百川、藪入り、夢の酒、湯屋番、淀五郎、らくだ、悋気の火の玉

続編の『プラス100選』あり。


この感想へのコメント

1.ようちん (2008/06/10)
こんにちは♪
おお、落語もの、すごいですね~この演目。
素人な私でも、聞いたことのある演目がいくつかありますね。あ、「愛宕山」「はてなの茶碗」、朝ドラちりとてちんでも出てましたね。ハローbreezeさんお薦めの「芝浜」。そうですね、今はCDで気軽に聴く事ができていいですね。父も欲しがっていますよ。
2.ハローbreeze (2008/06/10)
こんにちは♪
ちりとてちんの貫地谷しほりさんは、なかなか上手でしたね。
落語には、ほのぼのとした面白さを感じます。
今のお笑いの人たちの芸は、人の欠点ばかり突いたり、叩いたり、下品なものが多すぎて、どうも落ち着きません。
 

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 58

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

著者 : 佐藤 多佳子

出版社:新潮社

発売日:2000-05

評価 :

完了日 : 2008年06月09日

ほっとできる小説。読み終わり、すこしだけ勇気がもらえた。殺人事件はおこらない。

登場人物一人ひとりの造形がいい。生き生きとした姿が頭の中で映像となる。

主人公は落語家・今昔亭三つ葉。
人前で自分自身を表現できずに悩んでいる4人が、彼のもとに落語を習いに集まってくる。
三つ葉をはじめ、出てくる人みんながとても個性的。
すったもんだあって、泣き笑いのサゲで終わる。

世間の波に溺れそうな4人は、自分の悪いところばかり気にしている。幽体離脱して自分を客観視できれば、才能を秘めていることに気付くだろうに。
三つ葉も彼らに落語を教えることを通して、自分の短気で頑固な性格を変化させていく。
不器用な5人がどうなるのか。もうちょっと知りたいと思うところで物語は終わる。

1997年刊行。「本の雑誌が選ぶ年間ベストテン」第一位の作品。


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 6

笑酔亭梅寿謎解噺

著者 : 田中 啓文

出版社:集英社

発売日:2004-12

評価 :

完了日 : 2008年06月07日

コミカルでライトな上方落語ミステリー7篇。

ユーモアがあり、人情にあふれ、軽い謎解きもあって、とても楽しい。

落語家は、流暢な語り口やアナウンサーのように通る声を持っていても「面白い」とか「うまい」といわれるとは限らない。

この物語の主人公・星祭竜二は、髪型が黄色の鶏冠(とさか)頭で、何遍も警察のごやっかいになっている札付きの悪。
元担任教師の紹介で無理やり落語家の師匠に弟子入りさせられた。

しかし、世間からはみ出しかけた主人公は、どうやら才能があるようだ。
師匠の破天荒さや兄弟子のいびりに辟易しながらも、徐々に「古典落語」の面白さに惹かれていくところが嬉しい。

悪いことばかりしてきたからこそ、周りの人々からかけられる情を、より強く感じることができるのかもしれない。それが、芸の肥やしになるのだろう。

今後の竜二の活躍にも期待したい。
続編も読んでみよう。


この感想へのコメント

1.べる (2008/06/08)
このシリーズ大好きです。梅寿のキャラがなんとも言えずいいですよね~。竜二とのかけあいも好きなんです。私は今三作目を図書館予約中です^^
2.ハローbreeze (2008/06/08)
べるさん、こんにちは♪
ほんと、面白いですね、梅寿師匠。殴り方はちょっと加減すべきですが。
確かべるさんのノートだったと思いますが、愛川晶さんの『道具屋殺人事件』を知ったのがきっかけで、落語ミステリーを読み始めました。
今、佐藤多佳子さんの『しゃべれどもしゃべれども』を読んでいます。
 

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 5

芝浜謎噺 (ミステリー・リーグ)

著者 : 愛川 晶

出版社:原書房

発売日:2008-04-21

評価 :

完了日 : 2008年05月15日

ラスト、六代目山桜亭馬春師匠が高座に上がった場面は、感涙ものだった。
弟子のためを思い、師匠は最高の高座を披露してくれた。粋というのはこういうことか。

本書は落語ミステリー・神田紅梅亭寄席物帳シリーズの第2弾。笑いあり、涙あり。
『野ざらし』『芝浜』という、たいへんに有名な噺を、新解釈によって改作する試みをしている。
それだけでも、落語ファンなら興味がわく。
そして、『試し酒』。半身不随で、呂律の怪しくなった師匠がみせてくれる。驚嘆させる。

ふだん落語をきいていて良かった。この作品をより良く味わうには、やはり知っていた方がよいかもしれない。
もちろん、知らなくても十分に楽しめるが・・・・

さらに、凄いのは最後のどんでん返し。ミステリーとしての醍醐味も忘れられてはいない。
驚嘆まちがいなし。


この感想へのコメント

3.ようちん (2008/05/18)
最近の落語ブーム?私は、前回のNHK朝ドラ「ちりとてちん」にハマリ、毎日観ていました!あ、でも、上方落語とは違うのですよね?うん、今後の楽しみです♪
4.ハローbreeze (2008/05/18)
ええ、今、落語ブームなんだそうです。昔に比べたら貧弱ですが、寄席のお客様も増えているのだとか。
TV『タイガー&ドラゴン』も影響したようです。
そこで、NHKも『ちりとてちん』を製作したのかも。
ちりとてちんは、関東では『酢豆腐』。
数話だけ観ました。『愛宕山』面白かったです。和久井映見さんの瓦投げ、泣けました。師匠宅前の酒処『寝床』も古典落語の演目名。
でも、師匠宅に入ってからは観られませんでした。

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 11

道具屋殺人事件──神田紅梅亭寄席物帳 [ミステリー・リーグ] (ミステリー・リーグ)

著者 : 愛川 晶

出版社:原書房

発売日:2007-08-23

評価 :

完了日 : 2008年05月11日

初めて読んだ落語ミステリー。楽しかった。

TVドラマ『タイガー&ドラゴン』をみたり、北村薫さんの書いたミステリ、女子大生「私」と落語家円紫師匠シリーズを読んだりして興味がわき、昨年から古典落語を聴きまくり、ちょうど1年経った。
そんな今、本書『神田紅梅亭寄席物帳 道具屋殺人事件』が眼にとまったのは、タイムリーだった。

1.道具屋殺人事件
2.らくだのサゲ
3.勘定板の亀吉     の3話が入っている。

探偵役は、脳血栓で倒れ、千葉県館山市の自宅で療養中の師匠、山桜亭馬春。安楽椅子探偵を務める。
主人公はその弟子の奥さん。事件の真相を求めて、師匠宅を夫婦で訪れる。

北村さんのシリーズでは、事件の謎解き推理をする過程で、わかりやすい説明になるようにと、落語の一節をたとえ話として使っているだけだったのではないか。
一方、本書での落語のポジションは、事件の核となっている。落語の噺の中に、事件を解く鍵がある。

古典落語を知っていれば、一層面白さが増すが、知らなくても大事な噺のあらすじは書かれているので、楽しめると思う。
また、ミステリー好きで、これから古典落語を聴いてみたいという方なら、入門書にもなるかもしれない。

残念だったところは、第3話。
「下ネタ」で気持ちのいいものではない。
ここでいう「下ネタ」は落語家の符牒、いわゆる業界用語。一般に使う卑猥な意味ではない。念のため。


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