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にゃんちいさんの読書ノート

2008年読んだ本
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 10

春のオルガン (新潮文庫)

著者 : 湯本 香樹実

出版社:新潮社

発売日:2008-06-30

評価 :

完了日 : 2008年08月21日

身勝手な大人でもなく、小学生の弟のようにシンプルでもない自分の心をもてあましている少女。
中学に入る前の特別な春休みの経験を通して、心の危機をやり過ごす。

とてもいい作品でした。「夏の庭」よりは大人向きのような気がします。
また、巻末の角田光代さんの解説が丁寧で、内容を理解するのに大きな助けになりました。
やはり作家さんていうのは、こんな表現豊かな感想を書けるんだなあと感服しました。


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 21

武士道セブンティーン

著者 : 誉田 哲也

出版社:文藝春秋

発売日:2008-07

評価 :

完了日 : 2008年08月15日

磯山と早苗。二人のちょっぴり成長した姿に再び会えました。
今回のテーマはもろ、「武士道とは何ぞや」で、若い人に向けるメッセージ性は多少薄れてはいますが、エピソードが豊富で面白かったです。
章ごとに交代する一人称のテンポの良さと、クスリと笑える内心のツッコミは相変わらず。
しおりの紅白のリボンも一緒。

美容室で担当してくれる女の子が、小さい頃からずっと剣道をやっていたそうで、「武士道シックスティーン」を教えてあげました。
人に本を薦めるのって、すごく気を遣うからほとんどしないんだけど、彼女の部活の話が楽しくってつい・・・。
読んでみたいって言ってたけど、読んでくれたかなー。


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6.にゃんちい (2008/08/26)
「セブンティーン」では早苗ちゃんが、武道としての剣道と、スポーツとしてのKENDOUとの間で迷う姿がメイン。
作者の答えが本の中にありました。
私としては、あの面をつけちゃうと表情が全く分からないので、TV向きでは無いような…
7.ryoukent (2008/08/29)
ははは「セブンティーン」ってかくと、なんか雑誌のような気がする。いまもあるのかな。

にゃんちいさんのこのコメント見て、ますますわたしも読みたくなりました。

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 3

黒い天使 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者 : コーネル ウールリッチ

出版社:早川書房

発売日:2005-02

評価 :

完了日 : 2008年08月13日

これがマイベスト・アイリッシュ(ウールリッチ)になりそうです。
ミステリ-、サスペンス、ラブロマンスといったアイリッシュ(ウールリッチ)の魅力が充分に発揮されていました。
特に、ヒロインの描き方がよかったです。
はじめは夫に浮気をされた平凡な妻だった印象が、次第に男を魅惑する美貌のヒロインに変わっていきました。
3番目の“M”とのロマンスがとても素敵で、彼とのハッピーエンドを望んだんですが・・・

声って時折、とてもリアルに思い出すことがあります。
せつない終わりでした。
あの人の低くささやく声をいつまでも忘れない・・・・・・「エンジェル・フェイス」


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1.Tetchy (2008/08/14)
私もこの作品好きです、かなり(まあ、感想読めば解ると思いますが^^;)。
男である私はこのアルバータが抱く喪失感が非常に痛烈に心に響きました(過去の苦い経験が甦るT○T)。
しかし当初お嬢さんのような感じだったアルバータがいきなりスラムに乗り込む度胸にはびっくりしました。
2.にゃんちい (2008/08/15)
アイリッシュを読み始めたのは、Tetchyさんのこの『黒い天使』の感想がきっかけでした。
他の作品でよかったところがいっぱい詰まっていたので、後回しにして正解。
あいにくTetchyさんのように苦い経験はないですが、胸に届きました。
日本なら大正生まって時代の女性にして、この機知と度胸。
でも、私だったらこんな危険なまねまでして、浮気したダンナを助けてなんてあげません、たぶん。
 

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 1

鉄の枷 (創元推理文庫)

著者 : ミネット ウォルターズ

出版社:東京創元社

発売日:2002-12

評価 :

完了日 : 2008年08月11日

いかにもイギリスのミステリーといったお膳立て。
資産家の老女が浴槽で手首を切った死体で発見される。その頭には鉄製の轡(くつわ)がかぶせられ、刺草と野菊が突きだしていた。
自殺とも見立て殺人とも分からぬまま、主治医だったヒロインが巻き込まれていく・・・。

どこかの紹介に「本格」とあったし、巻頭に屋敷の周辺の地図もあったので、アガサ・クリティを連想したのですが、残念ながらトリックものではありませんでした。
しかし、最後まで自殺か他殺かが分からない仕掛けが効いていて、何通りもの「why」に頭を悩ませました。


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 17

千年の祈り (Shinchosha CREST BOOKS)

著者 : イーユン リー

出版社:新潮社

発売日:2007-07

評価 :

完了日 : 2008年08月08日

北京オリンピック開幕に寄せて、北京生まれの作家の短編集を読んでみました。
乾いた文章に、中国の普通の人々のやるせない孤独感が漂っていました。
うまく書けませんが、ずっと長く好きな本になると思います。

「あまりもの」「黄昏」「不滅」「ネブラスカの姫君」「市場の約束」「息子」「縁組」「死を正しく語るには」「柿たち」「千年の祈り」


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 2

暗闇にひと突き (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者 : ローレンス ブロック

出版社:早川書房

発売日:1990-09

評価 :

完了日 : 2008年08月06日

先日読んだ宮部みゆきの『名もなき毒』にちらっと、翻訳ミステリーでコーヒーにバーボンを入れて飲む、アル中の探偵が紹介されていました。
これって、絶対マット・スカダーですよね!なんだかちょっと嬉しい・・・
これはシリーズの初めの方の作品なので、まだマットにはアル中の自覚がなく、思い切り酒飲んでます。
そのせいか、あっさりとしていて、行き場のない怒りや孤独が感じられませんでした。
これを読んでみて、次作から描かれる、禁酒の焦燥感や飲酒による絶望感が、シリーズの最大の魅力なのだと改めて感じました。


この感想へのコメント

1.take9296 (2008/08/13)
早川から出ているこのシリーズは短編以外はこれでおしまい。後は、みんな二見文庫から出ていますね。当時は、いろいろな私立探偵小説が出ていて、アル中も探偵の個性の一つであるといった記述をどこかで読んだ覚えがあります。この本を読んでから18年もたつのかとしみじみ。
 

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 2

晩餐後の物語―アイリッシュ短編集 (1)

著者 : ウィリアム・アイリッシュ

出版社:東京創元社

発売日:1972-03-10

評価 :

完了日 : 2008年08月04日

寝る前に、缶チューハイをチビチビとやりながら一話ずつ読むのに丁度いい、洒落た短編ミステリーです。標題の「晩餐後の物語」と、「金髪ごろし」がよかったです。
アイリッシュの甘ったるい文体(私は好きですが)は、短編くらいが程よく感じる人も多いのではないでしょうか。
今まで持っていた、短編のミステリーは読んだ気がしないという偏見は改めた方がいいかもしれません。


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2.にゃんちい (2008/08/05)
師匠、いつもコメントありがとうございます。
「黒い天使」もスタンバイしてます。あー、でも御手洗の「ネジ式~」もひと月以上積んだままだし・・・
そういえば、「御手洗潔対シャーロック・ホームズ」とかいう新刊(柄刀一著)が出たそうです。
3.Tetchy (2008/08/05)
>、「御手洗潔対シャーロック・ホームズ」とかいう新刊(柄刀一著)

出ましたね~、確かに。柄刀氏の作品は投稿時代の短編しか読んだ事ないのですが、その時から非常に巧い人だとは思ってましたが、パスティーシュ物はそれでもちょっと読むのに躊躇っちゃいますね。
しばらく静観です。

次は『黒い天使』か『ネジ式~』ですか?
どちらにしても感想楽しみです♪

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 19

邂逅の森 (文春文庫)

著者 : 熊谷 達也

出版社:文藝春秋

発売日:2006-12

評価 :

完了日 : 2008年08月02日

マタギとしても男としても波乱に満ちた半生を、一気に読み通しました。自分自身がそれを生きたような錯覚をおぼえ、読書の喜びを感じることが出来ました。


この感想へのコメント

2.にゃんちい (2008/08/05)
なんだか最近、こういう男性的なものばっかり読んでます。
ずしんと響いて、分かり易いんです。
柊さんの読むような女性作家さんのものにも興味があるんですが、なにしろ突然本を読み始めたシロウトですので、誰の何から読んでいいのかさっぱり分からなくて・・・
読みやすい作家さんって、どなたですか?
繊細で微妙な気持ちを拾い上げるのは苦手ですが、オンナを磨くために頑張りたいと思います。
3. (2008/08/05)
ん〜、例えば、唯川恵は私にとっては読みやすいことが多いんですが、「ずしん」と響くかというと微妙ですねぇ。

複数作家のアンソロジーで「試食」して、「ん!?」と思った人がいたら、その人の他の作品を読んでみるとか??

でも、にゃんちいさん、かなり読まれる方なので、本に対する「アンテナ」を既に持っておられるように思うのですが..

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 3

サイレント・キラー

著者 : 結城 五郎

出版社:角川春樹事務所

発売日:2008-05

評価 :

完了日 : 2008年07月31日

次々に行方不明となった義兄と姉の手がかりを探すため、耕平は義兄の勤務していた病院に内科医として勤め始めます。
義兄の残したメモ『サイレント・キラー』とは一体どういう意味なのか…

身分を隠して内部調査をするため、スパイ小説のようなスリルを味わえました。
ストーリーは楽しめたんですが、人物描写は表面的で深みがありませんでした。特に女性はお人形さんばかり。作者の女性の好みの問題でしょうか。


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 32

ジーン・ワルツ

著者 : 海堂 尊

出版社:新潮社

発売日:2008-03

評価 :

完了日 : 2008年07月29日

厚労省のお役人達の医療改悪が招いた、産婦人科医療の窮状を訴える、切実な想いが伝わりました。
理恵先生のやり方はちょっとヤケクソ気味ですが…。
私も過去に体外受精を何度か経験していますが、費用に保険がきかないのがキツかったです。そこそこな高級車が買えるくらいはかかったかな。
少子化対策に貢献できなかった身として、現在頑張っている女性達のために、不妊治療の保険適用を強く望みます。
人気作家の海堂先生が書く事で、広く社会に問題提起出来たらいいですね。

ただ、魅力的なキャラが登場せず、今までの作品と比べると面白味はいまいちでした。


この感想へのコメント

2.にゃんちい (2008/07/30)
今回は東城大学病院が舞台ではないのでちょっと地味でしたが、私には身近なテーマだったのでそれなりに面白かったです。
お医者さんと作家さんの二足のわらじで大変だと思いますが、いつもがっつりした長編を書いて下さって本当にありがたいです。
ryoukentさんも是非どうぞ。
女性の怖さを改めて感じて下さい。
3.ryoukent (2008/07/30)
はい、どうもそのようですね。
みなさんの感想やコメントをみていて、この本は おとこ はすこし覚悟して読む必要があるような気がしてきました。

え?! ああ「がっつり」かぁ 「がっかり」に見えてあせってしまった。最近物忘れと勘違いが多くて困っていますです。

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 9

星のひと

著者 : 水森 サトリ

出版社:集英社

発売日:2008-04

評価 :

完了日 : 2008年07月28日

隕石や宇宙人などの単語が飛び交い、前作に続きSFがらみかと思いましたが、ストーリーにはSF的展開はありませんでした。
隕石が落ちてきた家の親子を中心に、その後の出来事を追います。登場人物がみんなよくて、爽やかでほのぼのとした気分になれる話でした。

太陽のようでいて陰の部分もちゃんとある、草太の柔軟な性格がとてもかわいかった。



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 5

傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを

著者 : 矢作 俊彦

出版社:講談社

発売日:2008-06-20

評価 :

完了日 : 2008年07月25日

あれから30年余り。「アニキィ」こと、木暮オサムが東京に帰ってきた。ホームレス生活をしながら、「昨日のことなんて、とっくに忘れたよ。男には明日が一日だけあればい良いんだ」なんて、相変わらずカッコイイ。
とぼけたキャラもそのまんまだけど、アキラを死なせたことを今もずっと悔やんでいるオサム。
今のネット社会についていけなく、「あの頃、世の中からハグレていたかもしれないが、ズレてはいなかった…」とちょっぴり切ない。

一年前にWOWWOWの再放送を見て超感動。
今回図書館に予約をしてから、ずっと頭の中にはオープニングテーマが流れっぱなしだった。
今も変わらずかっこいいショーケンに、ぜひ演じていただきたい。新しい弟分のイメージは小池徹平さんかな。
40'Sの皆さん、読んで元気をもらいましょう。


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1.take9296 (2008/07/30)
こんばんは。小説でなくテレビの話です。
岸田今日子のお屋敷?の外観に使われていた建物が、中学校の通い道の途中にあったことを思い出しました。今はどうなっているのか知りませんが。
あと、あの屋上の建物は数年前、現存していると何かの番組で見た記憶があります。こちらもどうなんだろう?
2.にゃんちい (2008/07/30)
お屋敷・・・んーあんまり思い出せないです。なにしろ岸田今日子の印象が強烈すぎて・・・。
屋上の建物があったビルは、もちろんこの作品にも登場します。代々木だったと思います。TVの屋上とスクランブル交差点の空撮(?)、かっこよかったなあ。
 

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 4

相剋の森 (集英社文庫)

著者 : 熊谷 達也

出版社:集英社

発売日:2006-11

評価 :

完了日 : 2008年07月22日

中程まで読んで、「これが山本周五郎賞?直木賞?なんか変だなー」と思っていたら、違うじゃないか。次作の『邂逅の森』と間違えてました。

狩猟に反対意見を持っていた女性ライターが、「山は半分殺(の)してちょうどいい」という言葉に興味を抱き、マタギの村を訪れる。
動物保護活動家やマタギ達に会ううちに、考えの変化に気付いた彼女は、やがて熊狩りに同行する。

何百年も続いてきたマタギの熊狩りに、自然との共生というお題目では語れない奥の深さを感じた。
殺して喰う。
日頃目を背けているが、食べることは命をいただくことなんだな。


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 14

スメラギの国

著者 : 朱川 湊人

出版社:文藝春秋

発売日:2008-03

評価 :

完了日 : 2008年07月19日

何匹も何匹も、猫が殺される愛猫家禁止のホラー。
胸のつぶれる思いをしながら、なんとか最後まで読みました。
猫と暮らしている身としては、とにかく自ら車の前に飛び出し轢かれる猫たちがかわいそうでかわいそうで・・・。
平行して語られる主人公の上司の話が、子供を亡くした親の悲しみを伝え、物語りに深みを出していました。
ただ、異形の猫スメラギがラストに、どんな言葉で崇高な世界観を語ってくれるかを楽しみにしていたのに、なんだか幼稚で期待はずれでした。
ホラーというジャンルの面白さがいまいちわからないのです。




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4.にゃんちい (2008/07/22)
もう、頑張りましたよー。
犬でも猫でも動物が殺される話がキツいのは誰も同じですよね。でも化け猫はわかるけど、化け犬ってホラーになるんでしょうか?

Mダックス、かわいいですね。ワンちゃんも飼いたいなあ。
ウチの子はかわいそうですが、交通事故も保健所に電話する人も怖いので外には出しません。ワンちゃんみたいにお散歩できたらいいんだけど、仕方がないから屋上のひなたぼっこで我慢してもらってます。
5.ryoukent (2008/07/22)
うちのMダックス:Jackといいます、も家の中がとても好きです。生まれてすぐうちに来てずっと家の中で育ったので、散歩に出ても少し歩くとすぐに帰りたがります。
だからJackはひとりでは外へは行きません。わたしたちと一緒じゃないと怖がって外へは出ません。臆病犬です。
でもそれでいいんです。車も保険所も怖いですものね。

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 7

金色の野辺に唄う

著者 : あさの あつこ

出版社:小学館

発売日:2008-05-31

評価 :

完了日 : 2008年07月16日

稲穂が金色に輝く頃、老女が静かに息をひきとろうとしている山間の旧家。
それからの数日をとおして娘や曾孫など、老女を取り巻く人たちが、人と人とのつながりをみつけていく。
五人の目線で書いた短編をまとめた、文芸調作品といったところ。


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 4

ひなた (光文社文庫)

著者 : 吉田 修一

出版社:光文社

発売日:2008-06-12

評価 :

完了日 : 2008年07月15日

家族や夫婦とか大切な人だから、言ってはいけないこと聞いてはいけないことがある。心の中にパンドラの箱を持つ人達の日常を淡々と書いている。
どこにもひっかからずに、ただ読み終えてしまった。もっとアクの強い作家だと思っていたんだけど・・・。


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 88

名もなき毒

著者 : 宮部 みゆき

出版社:幻冬舎

発売日:2006-08

評価 :

完了日 : 2008年07月14日

自分のすぐ足元にさえ、被害者にも加害者にもなりうる危険が潜んでいるんだなー と。


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 30

荒野

著者 : 桜庭 一樹

出版社:文藝春秋

発売日:2008-05-28

評価 :

完了日 : 2008年07月12日

12才からはじまる荒野という少女の初恋。淡い少女達の世界と、まわりの大人達の情念の世界が入り交じる。
少女は小さくてもはじめからオンナの部分を持っているのか。大人に近づくことを恐れながも、受け入れていく荒野を愛おしく思った。

桜庭一樹さんの作品はこれが初めてですが、緻密に、繊細に紡がれる言葉はさすが。
しかし、少女を題材にしてこの濃厚な香り。
大人の男と女を書いた直木賞作品は一体どれだけだろうか・・・。


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 20

テロリストのパラソル (講談社文庫)

著者 : 藤原 伊織

出版社:講談社

発売日:1998-07

評価 :

完了日 : 2008年07月09日

爆破によって大勢の人の命が奪われるという暗然とした事件と、テロリストという単語のピリピリとしたイメージのわりには、どこかゆったりとした印象を持ちました。
主人公のおおらかな性格が全体をやさしくしていたのでしょうか。
ストーリィを追いかける面白さと共に、パラソルの「青」に象徴される青春のレクイエムという叙情的な味わいもありました。





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5.ryoukent (2008/07/10)
『スメラギの国』朱川湊人
あははは 赤信号みんなで渡れば怖くない(かも知れない)ってやつですね。愉快愉快。楽しい!

わたしは「読んではいけない本」というオススメ?をしました。でも そういわれると読みたくなってしまう もよくわかります。ここはひとつ(同じこと書くけど)途中で投げ出しても良い! ということで Try しましょうしましょう。
感想待ってます。
6.ねこずきん (2008/07/11)
そうですね。私はあまりハードボイルドは好きじゃないんだけど、藤原伊織さんのなら読めたって感じです。
「雪が降る」読んだっけ…?短編集は、読んだかどうかすぐに忘れてしまうのです…。また確認してみます。
「スメラギの国」は猫好きは読むなってやつですよね~。読むのが怖いような…。今度図書館で探してみます。

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 22

でかい月だな

著者 : 水森 サトリ

出版社:集英社

発売日:2007-01-06

評価 :

完了日 : 2008年07月06日

自分の心を掘り下げたり、哲学的な概念をあやつったり大人顔負け。それとも私に分からないだけかな。ここまで深く書いていて、主人公が中学生という設定に最後まで違和感があった。
はさみでギザギザと切っていったら、力強い青春成長譚と楽しいSF学園モノに分けられそう。


この感想へのコメント

1.ryoukent (2008/07/06)
なんかこの本の題名気になる。
>はさもでギザギザ・・・
っていう にゃんちいさんの表現もすごく興味をそそる。
SFなのですか?
2.にゃんちい (2008/07/07)
宇宙から思念波のようなものがやってきて地球を通り過ぎるというSFっぽい要素を、終盤ハナシの収束のために取り入れてるという感じかな。
これもまた、観念的な世界で???
でかい月といっても、月が地球に大接近するわけではありません。
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