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にゃんちいさんの読書ノート

2008年読んだ本
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 139

鴨川ホルモー

著者 : 万城目 学

出版社:産業編集センター

発売日:2006-04

評価 :

完了日 : 2008年04月19日

森見登美彦の後でちょっと点が辛めですが、『ホルモー』ってなんなんだー、と思っているうちにどんどん引き込まれていきました。
サークル内のありがちな恋話もとっても純情でかわいかったです。
『鹿男あおによし』が『坊ちゃん』ならこっちは、『三四郎』かな。


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 61

魔王

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:講談社

発売日:2005-10-20

評価 :

完了日 : 2008年04月17日

これまでちょっと変わった人や個性的キャラクターに語らせていた政治のことを、この作品ではごく普通で真面目な人達に語らせている。
斜めに構えたり、茶化したりせず正面から。
堅いテーマをエンターテイメント性を損なわずに読ませる手腕はさすが。


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 1

わたしにもできる銀行強盗 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者 : ジーン リューリック

出版社:早川書房

発売日:1997-03

評価 :

完了日 : 2008年04月15日

とにかく元気がでます。年上の女性ならなおさら。

60歳の女性がたった一人で鮮やかに銀行強盗をやってのけるが、その日から次々に事件に巻き込まれ…。

シングルマザーとして生きてきた作者を、そのまま投影したかたちの主人公のキャット。
この老婦人のワイルドで温かみのある人柄と、スリリングな展開に惹かれました。


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 2

喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)

著者 : コーネル・ウールリッチ

出版社:早川書房

発売日:1976-04

評価 :

完了日 : 2008年04月14日

この作家の作品は三作目となりますが、いつも序章と言うべき始めの20~30ページにやられてしまいます。
これだけで切なく美しいひとつの短編小説のようです。
そして冒頭の甘美な詩のような一文は、この悲しい物語を映し、読後さらに深く心に残ります。
復讐する者、される者、そのための犠牲となる女達。
すべての者が理不尽で悲しい運命をたどる残酷な物語。
しかし、繊細で流れるような文章で彩られ、ロマンチックな恋の物語にも感じられました。



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1.Tetchy (2008/04/15)
お待ちしておりました、にゃんちいさん☆
よくよく考えるとありえない設定なんですけど、それを納得させられてしまう不思議な魔力がウールリッチの筆致に宿っていますね。
最後、主人公は一瞬でも幸せを感じたのだと願わずにはいられません。
2.にゃんちい (2008/04/15)
こんにちは。やっと読めました。
その頃の飛行機って窓が開いたのかー。ってびっくり。
事件のひとつひとつに工夫が凝らされていてよかったです。
恋愛小説が苦手な現実派の私ですが、同じ甘さでも彼の作品はとっても大人なので大丈夫。
多少背中がムズムズっとしますけどそれが快感です。


 

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 0

ゴッホの魂―イメージの森のなかへ (イメージの森のなかへ)

著者 : 利倉 隆

出版社:二玄社

発売日:2008-02-20

評価 :

完了日 : 2008年04月12日

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 5

乱暴と待機 (ダ・ヴィンチブックス)

著者 : 本谷有希子

出版社:メディアファクトリー

発売日:2008-02-27

評価 :

完了日 : 2008年04月10日

奈々瀬が六畳一間に二段ベッドという、みすぼらしく陰鬱な借家に、お兄ちゃんと同居して四年。
お兄ちゃんから復讐される日を、その部屋で息を潜めるように待っている・・・。

ご自分の劇団を主宰し、戯曲なども手がける若い作家さんだそうです。
復讐相手として憎まれることで、愛より確かな結びつきを求め続ける女。自分の見えないところでは、世界が無くなっているのではないかと監視する男。
二人の濃厚でねじれた関係が新鮮でした。強烈なマイナスのエネルギーが切なくあふれ出します。


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 51

螺鈿迷宮

著者 : 海堂 尊

出版社:角川書店

発売日:2006-11-30

評価 :

完了日 : 2008年04月09日

最近の医療制度に対する問題点など興味深く読みました。
ストーリーや構成もしっかりしていて面白かったです。
ただ、あだ名による安直なイメージの記号化にはだんだんウンザリしてきました。
先生達のセリフの言いまわしも「寒っ!」
つい表現の方ばかりが気になってしまいました。


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 45

僕僕先生

著者 : 仁木 英之

出版社:新潮社

発売日:2006-11-21

評価 :

完了日 : 2008年04月07日

春の陽気に誘われて、ゆるゆるとしたものでも読もうかなと借りてみた。
しかし、中国の歴史や神話と創作されたエピソードとの区別がつかず、ついていけなかった。
私の勉強不足です。


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1. (2008/04/08)
唯川 恵の『ベートーヴェンを愛した女たち』を読んだのが1月末、たなぞうを利用し始めたのが3月頭。詳しい感想を書けるほど覚えてなかったので、「どこまでが史実? どこからが創作?」という感想になってます。 (^_^ゞ
 

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 106

容疑者Xの献身

著者 : 東野 圭吾

出版社:文藝春秋

発売日:2005-08-25

評価 :

完了日 : 2008年04月05日

文庫になるまで待つと誓ったのに、最近図書館をうろつくようになってつい借りてしまいました。
純愛、人間といったテーマ最重視の作品なんでしょうが、死体発見と同時にトリックがわかりテンションが下がってしまいました。
人間の内面の描きかたも意外にあっさりしていて物足りなさが残ります。
『白夜行』のような震えを感じられませんでした。



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 33

つきのふね (角川文庫)

著者 : 森 絵都

出版社:角川書店

発売日:2005-11-25

評価 :

完了日 : 2008年04月04日

少女梨利が泣く。
「ちゃんとした大人になれるのかな。ちゃんと生きていけるのかな。未来なんか、来なきゃいいのに。」
同じように不安で仕方なかったあの頃の自分を思い出した。
10代でこれを読んだ人も、大人になったら読み返して欲しい。
大人だって皆言い様のない不安を抱え、なんとかやり過ごしているんだ。


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 87

有頂天家族

著者 : 森見 登美彦

出版社:幻冬舎

発売日:2007-09-25

評価 :

完了日 : 2008年04月03日

そうなんだ。京都の街には狸と天狗が人間と一緒に暮らしてるんだ。
でもって、こんがらがって三つ巴の大騒動。
ヘンテコ、阿呆この上ないけど家族の絆にホッコリホロリ。
苦手だった文体ももはやヤミツキ。
森見登美彦、要チェックです。


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5.ryoukent (2008/06/17)
あれ、まろさんが居る。
電気ブラン はまだ飲み終わらないです。その間にSuntory Oldが3本くらいと、いいちこ1本と発泡酒とBeerとであわせて数えられない本数と、とにかく 電気ブラン はたくさんのお酒に追い越されていきました。

モリミがいよいよ『有頂天家族2』を書き始める、って『本の雑誌5月号』に載ってました。Papyrusって雑誌に連載 らしいです。そんな雑誌おらしらねぇ~。
6.フィリップ・まろ (2008/07/17)
久々にやってきました。
数年前にサントリーの角瓶のホームページでミニエッセイ&ショートショートのコンテストがあり、賞金稼ぎのわたくしは当然のよう応募。1等賞を頂きました。賞品はロゴ入りデキャンター。ここに偽電気ブランを入れてみたーい。

『有頂天家族2』! 楽しみにしています。
しかしパピルスとはまた電子辞書のような…。

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 68

砂漠

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:実業之日本社

発売日:2005-12-10

評価 :

完了日 : 2008年03月31日

いつもの方程式のように読ませてくれます。
洒落ててカッコイイ。
最後の上がりが、窓の外の雪を「白」に見立てて「大三元」かなと思ったら外れました。さすがにクサいって。


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1. (2008/03/31)
はじめまして。
つい最近読み始めた伊坂幸太郎など
気になる本が並んでいるので、また、お邪魔しますね。
2.にゃんちい (2008/04/01)
はじめまして柊さん
私もたなぞうの皆さんを参考にさせて頂いているおかげで、最近ハズレがなく楽しんでいます。
柊さんの『オーデュポンの祈り』の感想を読ませていただきました。
とても的確な分析ですごいですね。確かにこの生理的嫌悪のマイナスがまさに伊坂幸太郎って感じだと思います。
これからも伊坂作品読んでみて下さい。柊さんの感想楽しみにしています。

 

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 4

水晶のピラミッド (講談社文庫)

著者 : 島田 荘司

出版社:講談社

発売日:1994-12

評価 :

完了日 : 2008年03月29日

塔の7階、地上30メートルの密室で発見された溺死体。
ストーリーはナイルの叙事詩とタイタニックの悲劇という2つの物語を内包し、壮大なスケールで進みます。
そして御手洗、石岡、レオナの3人のジュールベルヌの小説を思い起こすような冒険を経て明かされる大胆なトリック。 と思ったら・・・ええ!
夜が明けるのも気付かずに読みました。


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1.Tetchy (2008/03/29)
おおっ、評価高いですね☆
結構、この作品、この評価分かれるんですよ。
最後の真相って、果たしているのかと・・・。
オイラの感想は、見てのとおりですが。
2.にゃんちい (2008/03/31)
Tetchyさんの感想の方にお返事入れておきました。
 

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 38

武士道シックスティーン

著者 : 誉田 哲也

出版社:文藝春秋

発売日:2007-07

評価 :

完了日 : 2008年03月26日

剣道に取り組む姿勢も、性格も対照的な女の子2人。お互いの存在が刺激となり成長する剣道青春ストーリー。
それぞれの父親が娘に伝えるメッセージは分かり易く、中学生位なら何かを感じてもらえると思います。
時代錯誤で口が悪く素直じゃない磯山がとっても可愛いです。


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 49

クローズド・ノート

著者 : 雫井 脩介

出版社:角川書店

発売日:2006-01-31

評価 :

完了日 : 2008年03月24日

伊吹先生のひたむきな姿に好感を持ちました。ミステリーの味付けが効いていて、恋愛小説にしてはどんどん読めました。ラスト1コマもセンスが光ります。


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 9

幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))

著者 : ウイリアム・アイリッシュ,稲葉 明雄

出版社:早川書房

発売日:1976-04-30

評価 :

完了日 : 2008年03月22日

古いニューヨークの街が醸し出す雰囲気と、精巧でスリリングなストーリーに酔いました。不朽の名作に恥じない作品だと思います。


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3.Tetchy (2008/03/24)
>それにしてもTetchyさんの感想の上に書き込むのはすごいプレッシャーです。

思いつくままつらつらと書いているだけなので、あまり意識しないで下さい(^^ヾ
やっぱり同じ本を読んだ人の感想って気になるので、どんどん遠慮なく書いて下さい。
反対意見でも遠慮なく!
プレッシャーを掛けているわけではないのですが、にゃんちいさんの感想、楽しみなんですよ♪
4.にゃんちい (2008/03/26)
そう言って頂けると嬉しいです。で、調子に乗って只今4500年前のエジプトの街を彷徨ったり、タイタニック号で潮風に吹かれたりしています。まだ御手洗は現れず・・・。

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 30

クローバー

著者 : 島本 理生

出版社:角川書店

発売日:2007-11

評価 :

完了日 : 2008年03月20日

双子の姉を持ったために女の子の気持ちがわかり過ぎてしまう大学生の男の子。彼が姉と二人暮らしをしながら恋に将来に迷う姿が丁寧に書かれています。
私のちいさな双子の甥と姪の将来を想像して楽しくなりました。


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 49

ジェネラル・ルージュの凱旋

著者 : 海堂 尊

出版社:宝島社

発売日:2007-04-07

評価 :

完了日 : 2008年03月20日

話が『ナイチンゲール~』と同時進行で起きているというアイデアがなかなか。すっきり筋が通っていて読みやすかったです。田口先生もちょっと頼もしかったし、噂の姫宮はとってもキュート。最後のラブシーンは古っ!って感じだけど、ジェネラルに拍手です。


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 63

サウス・バウンド

著者 : 奥田 英朗

出版社:角川書店

発売日:2005-06-30

評価 :

完了日 : 2008年03月17日

子供の世界がリアルなのに比べ、大人の方がファンタジックでバランスが面白い。


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 7

暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)

著者 : 島田 荘司

出版社:講談社

発売日:1994-06

評価 :

完了日 : 2008年03月15日

御手洗、石岡コンビが押しかけ探偵として初めから登場してくれたおかげで雰囲気が多少和んでいましたが、気持ちの悪い話でした。
やはり3次元的トリックが用意されていましたが、そんな殺し方絶対にしないだろうなと思いました。
ただ、「巨人の家」が見破れなくて悔しい。自分の頭の悪さを再確認しました。


この感想へのコメント

1.Tetchy (2008/03/15)
あの分厚い本をこんなに早く読了とは、にゃんちいさん、すごいですね。
この作品から御手洗シリーズは長厚壮大になってきます。
ここから結構好みが分かれるのですが、今のところは大丈夫のようですね。
2.にゃんちい (2008/03/17)
なかなかな重量でしたが、ミタライアン(っていうんですねやっぱり)を名乗るためには険しい道のりもなんのその。ついでに二の腕も鍛えられるし。
また次も、きれいさっぱりと騙されたいです。
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