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山やまさんの読書ノート

読んだ本
読了リスト。備忘録として。
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 1

爆笑問題のニッポンの教養 人類の希望は美美美 美学 (爆笑問題のニッポンの教養 25)

著者 : 佐々木 健一,太田 光,田中 裕二

出版社:講談社

発売日:2008-08-26

評価 :

完了日 : 2008年12月01日

太田は普段から鋭い事を言ったり屁理屈みたいなことに延々とこだわったりと、ムラがあってつかみどころの無い人だけれども、その性格がこの番組にも影響していると思う。おもしろい回とそうでない回にとってもムラがある。
で、今回のは非常におもしろかった。芸術(というか表現全般といったほうがいいのかな)についての話になると、太田はなかなか鋭い事を言う。自身が漫才で経験してきた事と照らし合わされた意見なので、言葉が生きているのだと思う。そして太田の奔放な意見をしなやかに受け止める佐々木先生はすごいと思う。ルネッサンスの絵画にはじまり、デュシャンが提示したアヴァンギャルドな芸術、そしてポップ・アートに至るまでの「芸術とは?」というテーマは、ぼく自身も興味のある分野なので非常に楽しんで読めた。先生の説く「美」についての説明にはものすごく納得。


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 3

叡智の断片

著者 : 池澤 夏樹

出版社:集英社インターナショナル

発売日:2007-12

評価 :

完了日 : 2008年12月01日

名言集。ウィットに富んだユーモアあふれる名言を池澤夏樹の視点によりまとめたもの。
こういう企画ものは、ただ単に名言が羅列されているだけではおもしろくもなんともなくて、引用に対する編集者の意図があってこそ元ネタも生きてくるというもの。そういう意味で池澤氏は適役。世界をしなやかに捉える氏の視点は共鳴できるところであるし、その為のヒントとなり得る名言の数々も素晴らしい。ユーモアのセンスを持った大人になりたいものです。


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 2

眠れなくなる宇宙のはなし

著者 : 佐藤勝彦

出版社:宝島社

発売日:2008-06-21

評価 :

完了日 : 2008年11月30日

古代の宇宙観から近代物理学を経て現代宇宙論まで、宇宙学の歴史をひとおおり説明してくれる本。佐藤教授の著作は専門知識の無い人にもわかりやすく説明してくれるのでとても読みやすい。宇宙学というものは本当におもしろいと思う。暗黒エネルギーって!


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 16

さよなら渓谷

著者 : 吉田 修一

出版社:新潮社

発売日:2008-06

評価 :

完了日 : 2008年11月28日

『陰日向に咲く』の後に読んだせいか、物語の濃さにぐいっと引き込まれた。やはり小説家が書く文章は濃さが違う。そもそもぼくは吉田修一の文章とは波長が合うようだ。『悪人』と比べてどうのこうのという感想は特に無い。悲劇を描きながらも、淡々とした筆致がこの人らしい。淡々としたタッチだからこそ、ステレオタイプで一元的な感情だけで終わらずに、心を抉ってくる。わかりやすさやカタルシスはないけれども心に残る一冊だった。


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 105

陰日向に咲く

著者 : 劇団ひとり

出版社:幻冬舎

発売日:2006-01

評価 :

完了日 : 2008年11月25日

連作短編集。
遅ればせながら読みました。一編一編はそれほどでもないのだけれども(やっぱり文章力は小説家にはかなわないものですね)、脚本としておもしろいので、通して読むとほっこりと楽しめました。


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 1

真説・外道の潮騒

著者 : 町田 康

出版社:角川グループパブリッシング

発売日:2008-10-31

評価 :

完了日 : 2008年11月23日

『実録・外道の条件』の続編。例によって半フィクション的小説。
ブコウスキーの足跡を訪ねるという企画で、海外旅行が大の苦手と言うマーチダさんがテレビスタッフの半ば強引な段取りにより渡米、その前段階においても、実際にロケに入ってからもことごとく対立するマーチダさんと業界人とのぐだぐだな道中を描いたもの。なんだけど前作ほどに楽しめなかったのは、ここ最近の町田康に顕著であるように、本作も冗長さが目立つ。おんなじことを延々と繰り返されるのは正直しんどい。確かに業界人の非道ぶりは分かるのだけれども、マーチダさんも大人げないというか。こやつらの外道っぷりを笑ってこましたろ、みたいな余裕が笑いを生み出していたはずなのに、今回の業界批判はちょっと真剣すぎてあまり笑いに結びつかなかったので残念です。


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 1

爆笑問題のニッポンの教養 タイムマシンは宇宙の扉を開く 宇宙物理学 (爆笑問題のニッポンの教養 10)

著者 : 太田 光,田中 裕二,佐藤 勝彦

出版社:講談社

発売日:2007-12-06

評価 :

完了日 : 2008年11月10日

科学を追求すればするほど、今までの科学は実はほとんどわかっていなかったということがわかる、という話を受けて、だからこそおもしろいんだという太田の意見に共感する。宇宙論とは実にエキサイティングな学問だと思う。
太田がどうしても納得できなかった一点、宇宙の法則を解明するだけで満足せず、法則を創造する側にまで行って欲しい。という意見。佐藤教授がそこは頑として受け入れなかったという事で太田としては不満なのだが、ぼくは佐藤教授の考え方のほうに共鳴できる。人間にも創造性は発揮できると思うが、でもそれは宇宙の法則の中にあってこそのことであって、だからつまらないとは思わない。宇宙は人間の想像力を遥かに凌駕するほど神秘に満ちていてそれに対しては畏敬の念を払わずにはいられないからだ。
佐藤教授はとてもロマンティストだと思う。他の著作もやさしく読みやすく書いてくれており、専門知識がなくとも楽しめるものが多い。これからも宇宙の神秘を伝えて欲しい。


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 24

魔王 (講談社文庫)

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:講談社

発売日:2008-09-12

評価 :

完了日 : 2008年10月26日

もともと伊坂作品とは肌が合わないのだが。これは森達也の著作からの影響をもろに出した作品。内容としては森達也そのまんま。モリタツ・フリークの僕としては方向性は嬉しいが、なぞっただけにも感じる。如何せん小説として、ストーリーとしての面白みに欠ける。過渡期的作品だろうから今後に期待したい。


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 3

職業欄はエスパー (角川文庫)

著者 : 森 達也

出版社:角川書店

発売日:2002-09

評価 :

完了日 : 2008年10月20日

頁を捲る手が止まらず一気読みしてしまった。スプーン曲げの清田益章、UFOの秋山眞人、ダウジングの堤裕司という超能力者3者3様の在り方が非常に興味深い。そして森達也の著作に何度も出てくるメディアへの懐疑、ドキュメンタリーに対する姿勢、なにより物事へのアプローチの仕方というものが、地下鉄サリン事件をはさみ8年間にわたるこの取材過程(もちろんその間には『A』もある)の中で方向付けられたことがわかる。毎度ながらこの人の視点には共感できる。取材対象を撮りながら、自ら煩悶し続けるといういつものアレだが、ただ今回に関しては少し無理矢理拒否している部分が見えるようにも思える。文庫版あとがきの最後の最後の一言が結局は全てだったんじゃないかと思う。なのに「信じてませんよ」の一言が痛々しい。後々の著作を読めば、拒否反応の理由は今や森さん自身も分かってるんじゃないだろうか。

超能力やUFO、超常現象や奇跡とかスピリチュアルとかなんでもいいんだけど、こういう話って「有る無し論」になってしまう。要は信じるか信じないかという事なんだけれども。森さんはずっとその間を反芻しているわけだ。でもこの「有る無し論」自体が非常に演出的というかテレビ的というか、不毛な論議だよなと思う。特に否定する側の反応がとかく感情的になりすぎる。森さんが指摘する大槻教授のように、過剰にヒステリックで頑な拒否反応(大槻教授の場合はテレビ的な演出が多分に含まれているにせよ)が多いと思う。一言で言うと「騙されないぞ!」ということに尽きる。わたしは騙されないからね、みんなも騙されないように、と。

さて、ここで僕は思う。そもそも「騙される」ってどういうことなんだろうか。たとえばスプーン曲げの超能力がトリックだったとして、誰かが不幸になるだろうか。森さんの言うように、年端もいかない少年に対して目くじらを立てて怒るほどのことだろうか。「騙された」「騙されない」なんてのは本人の気持ち次第でしかない。全ての人に対応する絶対的な物差しなんて存在しないのだから。もっと言うと、例えばどっかの宗教団体で高価な壷を買ったとして本人がそれで幸せな気持ちになれるのならそれはそれでアリじゃないかと思う。その人の心はその人のものなのだから。外から他人が物差しで測る事は出来ない。

だから僕は、誰かに騙されることを恐れて窮屈に生きるぐらいなら、たとえ騙されていたとしても楽しく生きるほうを選ぶ。


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 3

宿屋めぐり

著者 : 町田 康

出版社:講談社

発売日:2008-08-07

評価 :

完了日 : 2008年09月15日

待ちに待った町田氏の長編小説。
ひゅるひゅるの白いものに飲み込まれ別の世界へ入り込んだ、というイントロにわくわくして読み始め。変わらぬ町田節を堪能しつつ300頁ほどまでは一気に読んだが、どうにもくどい。長い。頁を繰るのがもどかしい。もっと短くて閃光一発、パンクなものが読みたい。


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 15

神様のパズル (ハルキ文庫)

著者 : 機本 伸司

出版社:角川春樹事務所

発売日:2006-05

評価 :

完了日 : 2008年09月14日

設定はおもしろいのに、登場人物がまったく魅力的でないため、なんだか台本を読んでいるような。


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 2

武装島田倉庫 (新潮文庫)

著者 : 椎名 誠

出版社:新潮社

発売日:1993-11

評価 :

完了日 : 2008年09月14日

エッセイのイメージが強い椎名誠のSFをはじめて読んだ。
これは独特の世界観がたまらないですね。聴いた事の無い単語(造語)が山ほど出てくるのだが、不思議と脳内映像が感化されるネーミングで、登場人物が生き生きと動く。


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 3

モリのアサガオ 1―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (アクションコミックス)

著者 : 郷田 マモラ

出版社:双葉社

発売日:2004-12-06

評価 :

完了日 : 2008年08月20日

死刑制度をテーマにした非常に骨太な漫画。
死刑に対する考え方、要は廃止か存置かという事だけれども、
作者自身がその狭間を行ったり来たりしながら
煩悶しているのが表れていて、
だから読む側も一方的になることなく考えさせられる。
ただ終盤における主人公の偏愛はちょっと気持ち悪かった。


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 6

そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)

著者 : 森 博嗣

出版社:新潮社

発売日:2002-11

評価 :

完了日 : 2008年08月06日

トリックは大変おもしろかったが、それだけ。人物描写がいまいちで、キャラにも物語にも引き込まれなかった。動機もよくわからない。


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 77

手紙 (文春文庫)

著者 : 東野 圭吾

出版社:文藝春秋

発売日:2006-10

評価 :

完了日 : 2008年07月08日

夜中に読み始めたら止まらず、明け方まで一気に読んでしまった。
テレビドラマ「探偵ガリレオ」の原作者というくらいの認識しか無かったので軽快なサスペンスかと思いきや、ずっしりと重く心に残る作品でした。


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 1

幸せって、なんだっけ 「豊かさ」という幻想を超えて (ソフトバンク新書)

著者 : 辻 信一

出版社:ソフトバンククリエイティブ

発売日:2008-03-15

評価 :

完了日 : 2008年06月27日

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 1

破滅の石だたみ

著者 : 町田 康

出版社:角川春樹事務所

発売日:2008-06

評価 :

完了日 : 2008年06月23日

エッセイ集。
掲載媒体も時系列も幅広く、寄せ集め的な感じは否めない。

やっぱりぼくは、町田さんのガツンとした小説が読みたいなあ。


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 5

「A」―マスコミが報道しなかったオウムの素顔 (角川文庫)

著者 : 森 達也

出版社:角川書店

発売日:2002-01

評価 :

完了日 : 2008年05月27日

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 5

放送禁止歌 (知恵の森文庫)

著者 : 森 達也

出版社:知恵の森

発売日:2003-06-06

評価 :

完了日 : 2008年05月27日

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 83

風に舞いあがるビニールシート

著者 : 森 絵都

出版社:文藝春秋

発売日:2006-05

評価 :

完了日 : 2008年05月21日

6編からなる短編集。
読後に心地の良い余韻を残す、
やさしくしなやかな物語たち。


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