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那美さんの読書ノート

興味本位
とりあえずとか魔がさしてとか血迷ったとかで読んだ本。
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 7

先端で、さすわさされるわそらええわ

著者 : 川上 未映子

出版社:青土社

発売日:2007-12

評価 :

完了日 : 2008年02月14日

文体の豪流、激流。
そういうのに呑み込まれることは恍惚です。
決して清流でなくとも、それが美味しい水ならば。

文章に宿る身体感覚は素晴らしいと思う。
それが仇となり、性のあざとさにはやや辟易。
女性の書き手によるそのテーマ、苦手分野なんです。

文体なんかから共通項を見出だしてたけど、
町田康が好きな人なら好きとは、必ずしも言えないわと一冊を読了した今思い直す。

「象の目を焼いても焼いても」と「夜の目硝子」が好き。


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 162

夜は短し歩けよ乙女

著者 : 森見 登美彦

出版社:角川書店

発売日:2006-11-29

評価 :

完了日 : 2007年01月04日

この小説のヒロインに似てる、
とバイト先で言われまして。
それ以来気になっていたら、実家で弟が買ってた。
今年最初のレビュー、去年最後の読書体験。

正直、現代作家をなめてました。
エンターテインメントも、なめてました。
「私は純文学よ!」的な雰囲気醸してました。
ごめんなさい。

現代においてはもっとも困難となった「偶然性の文学」を、軽やかに書ける人が今生きているのね!という新鮮な驚き。
思うに、携帯電話の不在。それをすんなり受け入れられる設定。
ここが大きいと思う!

京都在住の人、在住してた人、特に学生時代京都にいた人いる人、特にサキョーカー(左京区er)はより楽しめると思います。
3階建ての京福電車、乗ってみたい。

2007年01月04日


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 29

塩狩峠 (新潮文庫)

著者 : 三浦 綾子

出版社:新潮社

発売日:1973-05

評価 :

完了日 : 2006年08月04日

ラストで大号泣、とか、そんな風な軽はずみなコピーが小説に付けられているのは大嫌い。
そういうコピーをやすやす付けられる小説も嫌い。

でもこの小説を読んだらまあ割と多くの人間は「ラストで大号泣」するんじゃないかと思う。
例に漏れずあたしも。

だけどあたしはむしろ、
敬虔なおとなになった彼のその圧倒的な死にざまよりも
こども時代のエピソード、父や美しい継母や友人たちとの交流に
自分にはもう二度と持ちようのない純真さや
信仰に染まる前のまっすぐな真っ白なこころなんかを見て、
ぐっときてしまうんであります。

2006年08月04日


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 2

一房の葡萄 他四篇 (岩波文庫)

著者 : 有島 武郎

出版社:岩波書店

発売日:1988-12

評価 :

完了日 : 2005年12月26日


『惜しみなく愛は奪う』
を挫折した経験アリの有島武郎。
これは創作または翻案の童話集で
ファンタジーとしての童話より
リアリズムの強い物語が多いです。
決して夢を与えてくれるようなものではないけど
道徳の時間にはいいかも。

2005年12月26日


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