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最近読んだお勧めの本(25)

京極堂さんの読書ノート

最近読んだお勧めの本
本に関しては雑食の京極堂が読んだお気に入りの本
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 34

ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)

著者 : 宮部 みゆき

出版社:角川書店

発売日:2006-05-23

評価 :

完了日 :

う〜ん、う〜ん、う〜ん・・・

あれれ?自分、ファンタジー苦手になったのかも・・・
小さい頃はもっとワクワクしながらナルニアとか指輪物語とか読んでたのにな〜
それだけ頭が固くなった「おじさん」になってしまったのかしら(泣)

「魔法弾!」「ワープだ!」なんて・・・

ちょっぴり読んでいて気恥ずかしくなってしまって・・・
まぁ、宮部さんはゲームマニアですしねぇ
(テレビゲームにハマってしまった経験は皆無の自分)

でもグイグイ読ませる筆力と、豊かな描写はさすが宮部みゆき!と感じさせます。
それにファンタジーという虚構のフィルターを通して、リアルな人間の浅ましさや醜い感情を表現していますが、根底には「理由」や「R.P.G」に通じる作者の思いを感じました。

「人は絶対的な悪や正義に分けられない」ということ。
これ、宮部作品には常にあるテーマだと思っています。

それでこれを思い出しちゃった。
「生命は闇の中に瞬く光だ!」

風の谷のナウシカのエンディング
(原作版。正確な台詞思い出せなくてググってしまいましたw)

多分、ナウシカもブレイブ・ストーリーも根底にあるテーマは
(宮崎駿と宮部みゆきのテーマかなぁ?)
人間って光(善)部分だけではなく、また闇(悪)だけでもない。
人間ってもっと混沌としたものじゃっん!って事なのかな〜と思いました。

なんてね・・・(大袈裟?)

ファンタジー苦手と言ってしまいましたが
ゲームの世界になれていない自分の感想なので、そしておじさんの石頭なので(汗)
むしろゲームに親しい人とってはとってもツボにハマる作品かも・・・

この本がきっかけになって本好きになったちびっ子がいてくれると、とても嬉しいな。
(多分、宮部さんもそんなこと考えたのかな?)

そう思えた一作品でした。


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 29

この本が、世界に存在することに (ダ・ヴィンチ・ブックス)

著者 : 角田 光代

出版社:メディアファクトリー

発売日:2005-05

評価 :

完了日 :

本好きな人なら絶〜〜対に「あ〜!その気持ち分かる!」って気持ちになれる本を巡る短編集。
好きな人の本棚が自分の本棚に似ている事に感動し、勝手に「運命」を感じ、恋人に捨てられても「貴方の読書感を理解できるのは私しかいないのに!」っとこれまた勝手に思い込む。本好きな人ならばこの気持ち共感できるのではないでしょうか?


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 11

著者 : 沢木 耕太郎

出版社:新潮社

発売日:2005-09-29

評価 :

完了日 :

久しぶりに一気に読了した一冊。5時間で読んじゃいました(笑)
沢木耕太郎といえば「深夜特急」や「シネマと書店とスタジアム」などのエッセイ(これは面白かった)しか読んだ事ない方には特におすすめです。

クライマーのノンフィクション物なんですが、山登りの知識のない自分でもグイグイ読んじゃいます。読了後には
「八千メートル峰を合理的なラインをルート・ファインディングしバリエーションルートからアルパインスタイルのソロで無酸素登攀に成功」なんて言えちゃったりします(笑)

沢木耕太郎の肉厚な文書に完全に魅了されました。

あんまり上手く表現出来ないので「帯」から引用

「最強の呼び声高いクライマー、山野井夫妻が挑んだヒマラヤの高峰・ギャチュンカン。雪崩による「一瞬の魔」は、美しい氷壁を死の壁に変えた。宙吊りになった妻の頭上で、生きて帰るために迫られた後戻りできない選択とはーーー。」

これが本当にあった話と思うとホントに凄いし、ともすれば単調で議事録的になってしまうノンフィクションという分野を、ここまで「読み物」として読者を魅了する沢木耕太郎の圧倒的筆圧! 圧巻!

あっと・・・つい力説してしまった(汗)


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 45

その日のまえに

著者 : 重松 清

出版社:文藝春秋

発売日:2005-08-05

評価 :

完了日 :

買ったその日に一気に読了(そんな量です)
久しぶりに泣きました(照)

重松清は初めてでした。
しかも最近ハヤリの「お涙頂戴物だろ〜」って敬遠してました。
流行物は敬遠してしまう。あまのじゃくかしら?
でも、いろいろな書評を見るとこれが評価が高いんです。

昨日までかなりヘビーな本を読んでいたので(高村薫著「リア王」です)ちょっと気分転換にそんな本もいいかなぁ〜と軽い気持ちで・・・
それで読みました。
「絶対泣かね〜ぞ〜!こんなもんで!」という気持ちで・・・

だめでした・・・
帰りの電車で「あ〜やばい・・」とまわりの人をごまかすために
何回寝た振りした事か(笑)しかも多分ばれてるし(汗)

「死」をテーマにした7つの短編集。
正確には連作短編集です(ここポイント)

重松さん、あなた構成上手過ぎます!
そして心の襞の描写に胸が締め付けられます。

けっして恋人が白血病になったり、亡くなった奥さんがよみがえったりはしない・・・
恋人が倒れて「助けて下さぁ〜い!!」なんて中心で叫ばない。
死という物が、みんなのすぐそこにあるというものという視点で
淡々と書き進められます。
だからこそグッときます。号泣はしないけれど、きっと自分の場合で置き換えて考えてしまいます。
あっ!でも結婚していたり家庭を築いている方は号泣かも?一人もんの自分とは人生のステージが違うので「死」の受け止め方は違うはずですから・・・

余命を宣告されて死がおとずれるまでの「その日のまえ」
死する時を迎える「その日」
その人とは決してもう会えない日々が続く「その日のあと」

これを読んだ人はきっと「死」というものが自分にとってどんな意味を持つのか考えます。絶対!

「死」とは貴方にとってどんな意味を持っていますか?

大切な人を残してその日を迎えるのか・・・
大切な人に先に逝ってしまわれるのか・・・

どちらも怖い・・・
でも確実に、絶対にその日は皆平等に訪れるんですよね。

う〜ん、ぜひ、日頃本を読まない方に読んで頂きたい本です。


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 18

クリスマス・プレゼント (文春文庫)

著者 : ジェフリー ディーヴァー

出版社:文藝春秋

発売日:2005-12

評価 :

完了日 :

全然クリスマスとは関係ありません(関係あるのは一編だけ)文春、商売ずるいなぁ〜
でも大好きなJeffery Deaverの初の短編集。(Jeffery Deaverといえばボーンコレクターですね。映画見てがっかりした方。ぜひ原作を読んで見て下さい!一気に読めます)
自分の(とても勝手な)持論に
「長編が面白い作家でも必ずしも短編が面白いとは限らない。でも短編が面白い作家は長編も必ず面白い」
という考えがあります。
芥川しかり、手塚治虫しかり・・・
ここでいう「面白い」とは自分にとってその作家の文体の波長が合うか合わないかということ。
短編にはその作家の力量というか世界観がダイレクトに反影されているように思えるからです。長編はいくらでもごまかし効くからね。(だからタレントさんの本に短編がないのは当然ですね)
Jeffery Deaver・・・自分に波長、ばっちりです。


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 26

天使のナイフ

著者 : 薬丸 岳

出版社:講談社

発売日:2005-08

評価 :

完了日 :

「うまい!」と思わせられました。
ミステリーとしてはとても「正統」な感じの作品でしょうか?
事件の「加害者」と「被害者」が激しく拮抗し・交錯し・反転する。
しかも扱いづらい少年法をテーマにしながら、とてもよく練られている構成に一気読みでした。
妻を刑法にとわれない13歳の少年3人に惨殺された夫の葛藤と、いまだに癒されない心。
よくできてます。
この作者の次回作に期待!江戸川乱歩賞受賞


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 21

停電の夜に (新潮文庫)

著者 : ジュンパ ラヒリ

出版社:新潮社

発売日:2003-02

評価 :

完了日 :

優しく滑らかな雰囲気、ふんわりとした読後感。
大感動!脱帽!って感じのタイプの文体・作品ではないのですが「じんわり」と読書を満喫できます。
彼女の今後の活動、特に次は長編を読みたいです。


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 29

東京奇譚集

著者 : 村上 春樹

出版社:新潮社

発売日:2005-09-15

評価 :

完了日 :

村上春樹は長編も良いけど短編も良い(っていうか短編のほうが村上節全開)
とてもサラリとしていながら村上春樹以外にない文体。村上春樹入門編にはぴったりなのでは?
(これが肌に合わないのであれば村上春樹は好きになれないタイプの作家ということですね)


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 8

半島を出よ (上)

著者 : 村上 龍

出版社:幻冬舎

発売日:2005-03-25

評価 :

完了日 :

村上龍の好きな作品で「愛と幻想のファシズム」「ヒュウガ・ウィルス」等のテイストの作品が好きな人は嫌いなはずかないのでは?(笑)
村上龍の文章って個人的な感想ではちょっと鼻につくし、全面的に好きには慣れない作家なんだけれど、やっぱりこんな作品をかける作家は村上龍以外にいないよな〜と思わされずにはいられない一冊です。


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 18

ぼんくら〈上〉 (講談社文庫)

著者 : 宮部 みゆき

出版社:講談社

発売日:2004-04

評価 :

完了日 :

彼女の江戸モノは面白い!

江戸という舞台ながら、良質なミステリー(というか群像劇というか・・・)です。
宮部みゆきの人間観察と構成力は基本的に時代もの、現代ものに関係ない!
そして彼女の広範な知識には恐れ入ります。
ほんとあの人の頭の中はどうなっているのかしら?

時代物はあまり読まない人(自分も)でも十分楽しめます。


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 4

平成お徒歩日記 (新潮文庫)

著者 : 宮部 みゆき

出版社:新潮社

発売日:2000-12

評価 :

完了日 :

宮部みゆきが作品の舞台となった江戸の町を、現代の東京で編集者とともに練り歩く珍道中記が面白い。
「平成お徒歩日記」を読みながら「時代物」を読むとその時代背景の江戸の町と今の東京がシンクロしてとても楽しく物語が楽しめると思います。


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 65

火車 (新潮文庫)

著者 : 宮部 みゆき

出版社:新潮社

発売日:1998-01

評価 :

完了日 :

自分にとっては、やっぱり「火車」は宮部みゆきの最高の作品です。
(っといっても宮部作品制覇はしていませんが。笑)
もう10年以上も前の作品ですが、未だに新鮮さは失われていないと思います。
いや、むしろ今日の日本の世の中の歪みを卓越した先見の明で予知していたといっても過言ではないのでしょうか?(言い過ぎかな?笑)
そして宮部みゆきのシビアな人間洞察力。それでいて醜い行為を行う人間を突き離さない彼女の姿勢はとても好きです。というか人間を「絶対的な正義と絶対的な悪」にと安直な対立構造にしない人間への眼差しが彼女の作品の底辺に流れているように思います。(これまた言い過ぎ?爆)

「火車」と初めて出会ったのは自分が高校1、2年のころだったでしょうか?
あまりの面白さに一気読みしてしまった。
そしてラストの美しさに放心してしまった事を思い出します。

先日、再読して読了したのですが・・・
あの頃のように素直に楽しめない自分に気付きました。
決して抗う事の出来ない激流に飲み込まれるしかない人生の閉塞感・・・ ゆっくりと胃を締め上げられるような悲しさが物語全体を支配しています。

30歳も目前の今の自分には10代のころのような「純粋な(いや、盲目的かな?)」楽しみ方が出来なかった。むしろ「火車」の素晴らしさと悲しさはこの歳にならないと分からなかったのかなとも思う。


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 60

白夜行 (集英社文庫)

著者 : 東野 圭吾

出版社:集英社

発売日:2002-05

評価 :

完了日 :

・決して語られることのない亮司と雪穂の感情と二人の関係
 (多分「純愛」ではないように個人的には思います)
・作品全体に散りばめられた伏線と圧倒的なラスト
・切なすぎるエンディング・・・
やっぱり良いですね「白夜行」

「白夜行」で落選して「容疑者Xの献身」で直木賞受賞。
ん?なんかどこかでこんな感じが・・・
そう!
「火車」で落選して「理由」で受賞の宮部みゆき。
直木賞ってふ・し・ぎ!(笑)

ってことで(?)東野圭吾熱発症の予感・・・

「白夜行」、こちら日本でドラマが放送中ということですが
原作ファンは怒りまくりな声があちらこちらで(汗)
新しい文庫版の装丁もドラマの役者さんに変わっちゃってちょっぴりかっこわるい(笑)

ちょっと気になって番組HPをチェックしてみたところ・・
「え!えっ〜!!!それを始めから言っちゃうの〜!」
原作もののドラマ化・映画化はあまり期待していませんが(TV関係者の方、ごめんなさい)それはないでしょ〜ミステリーをエンディングから始めるのは!
色々な解釈があり、人それぞれに楽しみ方もあるでしょうが、
ドラマを見て東野圭吾を読んで見たい!っと思った方の楽しみを奪ってしまうのはいかがなものかと思いますが・・・

なんか安直な純愛モノにしないで欲しいなぁ・・・
この作品は行間を人それぞれに解釈して楽しむのが醍醐味なのにぃ(泣)

まぁ、ドラマを見ていない自分が言うのはルール違反なのですが・・・

ぜひ!ドラマの前に原作を読んで見て下さい!
(原作からドラマはありかな?でもドラマから原作はあり得ないんじゃない?)
読了後にいくらでもドラマ見て下さい!(笑)
だってだって、1話目からそれはないよ〜

そしてもっと悲しい話。

書店の店員さんの手作りPOPに
「原作はドラマと違った視点で描かれています」

お〜い!ドラマが先なんですかい!!!!


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1.P子 (2006/08/09)
笑。そのPOPはないですね~
私は原作→ドラマなので、最初は確かに「え?何?
そこから?ありえないよー」と思いましたが、番組HPで
百人の人それぞれの白夜行があると思いますが、その1つ
だと思ってもらえれば・・・みたいなことが書いてあって
納得しました。これ以来、なるべく原作→ドラマの法則で
いこうと決めました・・・
2.京極堂 (2006/08/09)
P子さん
コメントどうもありがとうございます!

>これ以来、なるべく原作→ドラマの法則で
>いこうと決めました・・・
文章と映像、それぞれの長所や短所があると思いますが
安直なベストセラーの映像化にはハズレが多いような・・・(汗)

ここは本の好きな方が集まる場ですから
この気持ち、分かって頂けますでしょうかね?(笑)
 

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 2

All Small Things

著者 : 角田 光代

出版社:講談社

発売日:2004-02

評価 :

完了日 :

「あなたの場合、恋人と過ごしたどんな時間が心に残っている?」

をテーマに雑誌FRAU誌上においてアンケートを実施。読者の体験談の抜粋とそれを参考に作者が紡いだ「デート」をテーマにしたちょっと異色な連作短編集。

私、何でも読みますから!(笑)

恋愛モノはいつもはあんまり印象に残らないのですが、これはちょっと訳あり!
一編にこんな話がありまして・・・・

「男の子が女の子とのデートの前に下調べに東京に出てきて一人で新宿を歩いた事が最も印象的なデートとも言えないデート」って話。

これに似た経験、自分ありまして・・・(汗)

あれは中学2年の時でしたねぇ(遠い目)
女の子との初めてのデート(そう!おデートなのです)

朝7時(!)くらいに家を出て一人でこれからその子と一緒に歩く街をガイドマップを片手に下調べしたんですよね〜(笑)
そして、今まで下調べしていた事は悟られないようにと待ち合わせの場所までいったん帰るという念の入れよう!

自分にとって若かったな〜っと気恥ずかしい記憶を呼び起こす、ちょっぴり印象的な本なのです。

でも、あれなんですよね〜
本番の女の子との初デートは全然記憶にないのです(本の主人公と一緒!)

あのときのデートは上手くいったんだっけな〜?
中学生だからお金もないしお酒も飲まない!
(いま思うと中・高校生時代のお酒抜きのデートって今では考えられないのですが・・・)
思い出せないんだよな〜汗

その女の子と一緒に歩いたデートの記憶より
「ここでお茶か?」とか
「面白い雑貨屋さんだから楽しんでくれるかな?」
なんて考えながら、中学生の自分にとっては大都会でよく知らない早朝の街を一人で歩いた記憶の方が印象に残っています。

多分、多くの人にとっても、こんな(ここまでひどくはないと思いますが)デートとはいえないようなデートが案外印象に残っているのかもしれませんね。

そんな気持ちにさせてくれる楽しい(!)本ですよ。

しかし、あの頃の「女の子に楽しんでもらいたい!」っていう
情熱(それがたとえ勘違いの暴走気味な気持ちでも)が今の自分には
はたしてあるのかな?
あの頃の純粋で気恥ずかしい熱意(笑)はもう無いなぁ〜歳かな?なんて。

いけませんね(反省)


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1.もちもなか (2006/08/12)
青春ですねえ…
私はこの本で初めて角田光代を知りました。
ほかにも何冊か彼女の作品を読んだのですが、これが一番
面白かったです。
特に、ハニハニマンの話では、姉と一緒に笑い転げました。

恋をするっていうことは、かっこ悪いこともありますね。
でも、相手を想ってかっこ悪いことができるということは、かっこいいことですね。(やりすぎはいけませんが)
私もそんな純粋な恋をしたい!
2.京極堂 (2006/08/16)
>もちもなかさん
コメントありがとうございます。(そして遅くなってしまい申し訳ございません)

>恋をするっていうことは、かっこ悪いこともありますね。
そうですね。
そうとうかっこわるい思い出いっぱいあります(笑)
でも、時間が経った今は素敵な思い出になっています。
そんな気持ちを思い出させてくれた一冊です。
 

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 101

チーム・バチスタの栄光

著者 : 海堂 尊

出版社:宝島社

発売日:2006-01

評価 :

完了日 :

著者の海堂尊は現役の医者だそうです。(デビュー作)
どうりで!
医学用語が全編に渡って飛び交っています。
でも、強烈な登場人物のキャラクター設定によりスイスイ読んじゃいますよ。
人物描写が上手い。鮮明にイメージできます。
帯では奥田英朗著の「伊良部一郎シリーズ」と比べていましたが
京極夏彦著の「榎木津」に通じる破天荒ぶりに、コミカル感もちりばめられ笑いも少々!

「これ、映像化するな!」って思いました。

ただ、この作者、医者ということで
自分の得意なフィールドに読者を引っ張り込むタイプの作風?
だったら結構、第2作目以降は辛いかも・・・
(京極くらいに突き抜けてくれれば面白いのですが)

ちょっぴり、ラストは「えっ?これで終わり?」っと思ってしまうような「ん〜?」な感じだったのですが、
一気読みしてしまう面白さは間違いなくあるし作者の力量だと思います。

2作目以降に期待!
(でも最近はデビュー作が当たりの作家さんはハズレが多い気がして・・・汗)

期待してますよ。海堂さん!


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 11

日暮らし 上

著者 : 宮部 みゆき

出版社:講談社

発売日:2004-12-22

評価 :

完了日 :

面白かった!!!
この本の帯の惹句に
「ああ、読み終わるのがもったいない」
ってあるのですが確かに確かに!
ゆっくりじっくり楽しみたい本です。

以前読んだ「ぼんくら」の続編という位置付けですけれど
「ぼんくら」「日暮らし」で一つの物語の完結って感じです。

なんといっても、登場人物の生き生きとした描写と、まっとうに生きる人々の金銭的には貧しくても豊かで美しい心根に、頁をめくる手が止りませんでした。


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 25

レベル7(セブン) (新潮文庫)

著者 : 宮部 みゆき

出版社:新潮社

発売日:1993-09

評価 :

完了日 :

やはり宮部作品は「火車」が最高の完成度を誇っていると個人的には思うけれど「レベル7」のツイスト・ミステリーは始めての宮部作品のとっかかりには最適かな?
やはり「火車」は重いので・・・


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 97

終末のフール

著者 : 伊坂 幸太郎

出版社:集英社

発売日:2006-03

評価 :

完了日 :

処女作の「オーデュボンの祈り」から「アヒルと鴨…」「砂漠」「魔王」「ラッシュライフ」「死神の精度」等々と矢継ぎ早に発表してきた伊坂幸太郎ですが、最近は「チルドレン」まであった興奮が、「グラスホッパー」以降少なくなっていたと思い、個人的にはだんだんと先細ってきた印象が拭えなかった伊坂幸太郎。

でも、「終末のフール」これいいです!すごくいい!

「ラッシュライフ」や「陽気なギャング・・・」みたいなツイストな構成&ポップな文体が魅力的な作家さんでしたが、今回の「終末のフール」は淡々とした作品。小説は所詮「文体と設計」だと思っている自分ですが、これ、素晴らしくいい。

彼の作品はどこかで繋がっているけれど(カメオ出演のようなもの多いし、それはファンがとても喜ぶ。だけれどちょっと安直)この作品は多分(でも、きっと!)意図的にそれを排除しています。それでいて多分彼の今までの集大成的作品と言っていいともう(褒め過ぎか?笑)
まず舞台設定(設計)が素晴らしくいい。ありえないけど、絶対にないとは言い切れないし、そこで描かれる人物描写がこれまた素晴らしくいい!(内容は伏せますね)

伊坂幸太郎のステージが一つ進んだなぁと思わされた作品でした。

今までの伊坂作品よりはエンターテーメント性は低く従来の伊坂ファンには受け入れられない人もいると思いますが、逆に今までの伊坂ファンのポップすぎる文体が苦手な人や、自分はこの系統の淡々とした連作短編集って好きです。


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1.P子 (2006/08/09)
私もこの作品、好きです。
私は初の伊坂さん作品だったので、他と比べられないん
ですが、考えさせられるテーマなのに、なんかあったかい
雰囲気で。ごちゃごちゃと、いろんなことが起こる小説も
読みごたえがありますが、こういった淡々としてのも
いいですよね~。

感想を描かれてる本が、これから読もうとしてるものが
多かったりするので、京極堂さん、お気に入りに設定
させていただきました!
 

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 5

垂直の記憶―岩と雪の7章

著者 : 山野井 泰史

出版社:山と溪谷社

発売日:2004-03

評価 :

完了日 :

凄い面白かったです!
凄まじい人生を山への愛情と共に描いています。っていうかもう哲学です。
「山が好き」なんてレベルを超越して山が人生のこの方。
自分は山登りには興味はないのですが、純粋に山登り(岩上りだな)にかける人生・・・圧倒されました。
この本、本当にお勧めです。
沢木耕太郎著「凍」を先に読んでから「垂直の記憶」をセットで!
「凍」を読むとすんなりと専門用語が頭に入ります。
「垂直の記憶」は専用語連発!(なんと言っても出版社が「山と溪谷社」です)


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 2

シネマと書店とスタジアム

著者 : 沢木 耕太郎

出版社:新潮社

発売日:2002-11

評価 :

完了日 :

「誰にでも『それさえあれば』というもののひとつやふたつはあるような気がする」(あとがきより)。沢木耕太郎の場合は映画であり書物でありスポーツゲーム。それを楽しむ場所として「シネマと書店とスタジアム」ってこと。
テレビとかでしたり顔で解説する人あまり好きじゃない。(皆さんがでは無いけれど)大概が解説じゃなくて自分の感想と選手・戦術への批判、そして結局は根性論。うんざりです。「本当にこの人たちサッカーを愛しているのかしら?」と疑問に思う。あれではサッカー(野球もしかり)を知らない人は、その競技に興味や魅力を感じませんよ。
でも沢木さんのこのエッセイ。自分にはスポーツゲームを観る楽しさが今までよくわからなかったけど、この人のエッセイを読むと沢木さんのスポーツを愛する心が伝わってきてスポーツ観戦してみたくなってしまいました。


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